妄想ストーリー☆彡それはやっぱり君でした【9】 | 君と幸せになれる場所~9割以上松本潤妄想ブログ~


~潤side~


気づいてしまった。

オレ…泣けないんじゃない…。

泣いたら…アイツがいないの認めなきゃなんねぇから泣けないんだ。

だから………泣かねぇ。

うるむとハンバーグ作り終えて、リビングに行ったら、にのが床に倒れこんで寝てる。

オレがいない間、うるむと頑張ってくれたらしい。

オレといる間、ずっと泣かなかったうるむは…オレが帰ってきた時には、泣きはらした瞳をしてたから…にのに会って、張りつめてたものが切れたんだろう。

他のメンバーは…仕事で帰ったけど…。

相葉ちゃんはバカみたいに泣くし。

翔くんとリーダーはなんも言わねぇけど…オレを気遣ってくれてんのがわかる。

オレの友達もみんなでオレがいない間、うるむをサポートしてくれたらしい。

こういう時…仲間っていいな…と思う。

転がってるにのに、毛布をかけてやって、彼女を見たら、奇跡的に擦り傷すらない綺麗な顔は…やっぱり寝てるだけみたい。

長い…昼寝だよな。

前にもあったな…お前、目を覚まさないとき…。

また眠り姫にでもなったか?

前と違うのは…。

そっと手の甲で触れた頬っぺたは、驚くほど冷たい。

『なげぇ昼寝だな…いつまで寝んだよ?』

…早く起きねぇと…明日…お前はちっちゃくなっちゃうよ?

いいの?

こんな風に触ってやれねぇよ?

『……潤』

背中からするうるむの声に、言いたいことはわかってんだ。

『オレさ…多分、まだたんねぇんだな…母ちゃんといた時間…お前ら…もっと早く探しだせてたら…もう少しいれたのにな…』

耳を弄ったら触れるピアスは開けてやった日を思い出す…。

『ピアスの穴…オレが開けてやったんだ。開けてくれってうるさくてさ?オレ、やりたくねぇのに…』

オレの話に、うるむは笑って横に腰を降ろした。

『ねぇ、潤…もっと聞かせてよ。オレがまだいなかった頃の潤と母ちゃんの話。母ちゃん…恥ずかしくなって起きてくるかも知れねぇからさ?』

笑ううるむは…。

オレの気持ちを汲んでくれんだな。

優しい子供…。

彼女の耳たぶを弄りながら…。

なぁ…。

オレがいない間、君が1人で育てた可愛い息子は…。

君が一生懸命育ててくれたおかげで、とっても優しい子供になったな…。

『うるむ…』

『ん?』

『内緒』

『えっ?』

『教えない』

笑うオレに、うるむは不貞腐れて床に転がった。

『ちぇっ…潤はけちくせぇな…』

なぁ…うるむ。

きっとね?お前の知らない母ちゃん…知らなくていい母ちゃんがいっぱいあんだ。

つか…オレの中だけで、しまっておきたいんだ。

オレと彼女だけの想い出…。

例えば…今よりもっと素直じゃなくて、面倒くさい女だったとか。

オレが彼女に告った日とか。

初めて重なった日とか。

二人だけの想い出…。

つか…まだ足りねぇんだよ。

お前との想い出…。

うるむに話すには…全然、足んねぇんだよ。

だから…目を覚ましてくんないか?

オレとの想い出…もっと作ろうよ?





つづく。