松本潤と妄想ストーリー☆彡番外編【うるむ6-2】 | 君と幸せになれる場所~9割以上松本潤妄想ブログ~

仕事が終わって、病院に着いたのは3時。

慌てて受付で聞いて分娩室の前に来たら、看護師さんが中から出てきた。

『弟さんですか?今、ちょうど生まれたんですよ?はい、どうぞ』

そう言って、勝手にオレの手のなかに、小さな小さな赤ん坊が渡された。

軽いのに重い。

ずっしりと腕に…違う重みがきた。

顔を見たら、潤くんそっくり。

やっぱり潤くんの子供に間違いない。

潤くん…生まれたよ、あなたの子供。

『じゃあ、ちょっと早く生まれてしまったんで、少し保育器に入りますけど、元気だし、すぐにお姉さんの元に戻れると思いますから、心配しないでくださいね?あっ、病室で待っててください。処置が終わり次第、お姉さん戻りますので…』

『あっ…はい』

看護師さんがにっこり笑って、オレの腕から、小さな赤ん坊は連れ去られていった。

ガラス越しに、保育器に入れられる様子をジッと見てたら、やっぱり他のならんでる赤ちゃんに比べたら、小さいな…。

…でも、一番目鼻立ちがしっかりしたイケメンだよ、潤くん。

ぼんやり眺めてたら、じんわり暖かい気持ちになって、そこを離れて病室で待ってたら、スッキリしたみたいな顔の姉さんが運ばれてきた。

『お疲れ様』

そう声をかけたら、笑ってオレの腕を叩いた。

『仕事だったんでしょ?来なくて良かったのに…』

『でも、ほら…1人じゃ心細いと思ってさ…本当は付き合うつもりでいたのに、結局、姉さん1人での出産になっちゃってごめんね?』

椅子に座りながら言ったら、姉さんの片目から涙が溢れて、慌てて顔を押さえる姉さんに笑った。

『でもさ、頑張ったじゃん。頑張ったけど…これから、どーすんの?より戻すにしろ、しないにしろ、潤くんに認知くらいしてもらったら、どう?』

オレの言葉に顔を押さながら、首ふった。

『これから、金もかかるし大変だよ?』

『…いい。潤くんといたときに、大概潤くんが出してくれたから、前に働いてた分は全額に近いくらい貯金出来てたし…贅沢しなきゃ、なんとでもなるもん』

『……それは姉さんの意見だよ。あの小さい子供はどーすんの?父親知らないまま生きるの?生まれるまではって思って見守ったけどさ、やっぱり潤くんには知らせるべきだよ。知らないとこで、自分の子供が育ってるんだよ?オレは嫌だけどね』

『もうさ…潤くんはどうせ、あたしを忘れて違う人といるでしょ?』

姉さんの言葉に…今は確かに違う人がいる…。

次に繋ぐ言葉が出なかった。

『いいよ…もうお互い違う道を進んだんだから、それでさ…潤くんが幸せならそれでいい』

少しトーンの下がった姉さんの声を聞きながら、姉さんはそう言いながら、潤くんを忘れたことなんて1日もないだろ?

多分…潤くんもそう。

違う人はいるけど…。

何かを誤魔化しながら、過ごしてる風にしか見えない。

結局、姉さんとの話は平行線で…子供の顔をガラス越しに携帯に残して病院を後にした。

少し経って、ちょうど潤くんと二人きりのロケの仕事になった時に、潤くんに声かけられた。

『にの、この間言ってた友達どーなったの?』

『ん?生まれたよ、無事に』

そう、生まれたよ、キミの子供がね、知らないうちに…知らないところで。

『そっか…良かったな』

タバコを手にとって答える潤くんに携帯を渡した。

『ん?』

『生まれた子供…可愛いでしょ?』

オレの言葉に、ジッと携帯を見つめる潤くんに…。

それ、あなたの子供だよって、口から出かかって、慌てて飲み込んだ。

『うん…なんか見たことあんなって思ったら、オレのちっこい頃に似てんな…』

フフって笑う潤くんに…。

そりゃ、あなたの子供なんだから。

『そう、誰かに似てるなーって思ったら潤くんだったんだよね…なんか変でしょ?』

…気づけよ。

オレの子供じゃないかって…。

…気づけよ。

生んだのは姉さんじゃないかって…。

『なぁ…にの…』

『ん?』

『にのはさ…前に、アイツとは音信不通だっつったじゃん?』

『…うん』

ちょっと心臓がバクバクしてる。

『今でも連絡ないの?』

『…ない』

『そっか…』

携帯を見つめてた潤くんが、オレに渡しながら笑った。

『この前、全然、知らねぇ番号から電話があって…とっさに出たんだけど…もしもし?っつったけど、なんも喋らなくて切られたんだけど…アイツなんじゃねーかなって…』

潤くんが番号を表示させてオレに渡されて、番号を見たら…。

確かに姉さん。

日付を見たら、生まれた日。

なんだよ…。

本当は知らせたかったの?

それとも、潤くんの声を聞いて元気もらいたかったの?

『…そっか…そうかもね。オレにはわかんないよ…』

携帯を潤くんの手に戻しながら、溜め息をついて、ロケバスから外を見たら、子供服の店。

姉さん、ちゃんと準備出来てんのかな?

スタッフに時間に余裕あるか聞いたら、大丈夫だって言うから、店に入ろうとしたら、潤くんが、オレも付き合うよって入ってきた。

結局、二人で悩んだ結果、潤くんが選んだ数着の服を買うことにして財布出したら、潤くんがお金を差し出した。

『なんか、オレのちっちゃい頃に似てて、他人事に思えないから、オレからも…』

『……ありがと…伝えとく』

いっそ、潤くんの子供だって伝えてしまおうか?

『……潤くん』

オレが切り出そうとした瞬間、潤くんの携帯が鳴った。

『あっ、ごめん…電話だ…』

店の外に出て話す潤くんを眺めたら、なんとなく雰囲気から彼女かな。

…潤くんは違う道を進んでる。

もう…二人は戻れないんだ。

買ったベビー服を胸に抱えたら…妙に胸が熱くなった。






つづく。


にのちゃんがサイン出してるけど、不発だらけー(笑)

まだまだ続くにのside。

もう少し付き合ってねー。