久しぶりに、ちょっと早く帰ったら、彼女が不機嫌そうな顔して、ソファに寝そべってた。
よっぽど不機嫌なのか、オレが帰ってきたことさえ気づいてない。
こっそり近付いて後ろから、背中に被さった。
『…うわっ!びっくりした!』
振り返ってオレを見てビックリしてる。
『ただいま』
『……おかえり…今日は早いね』
不機嫌そうな顔で、目を反らして、また顔をソファに押し付けた。
『なんだよ?超不機嫌そうな顔して。オレが早く帰ってきたんだから、笑えよ』
首筋に唇押し付けたら、甘い匂いに誘われる。
『いい匂い…やっぱこのボディソープの匂い好きだな…』
『…止めて…そんな気分じゃない』
不機嫌な声で、首をギュッと両手で隠された。
『なに?オレ、なんかした?』
『…別に…』
『じゃあ、なんだよ?』
『ちょっとね…自分で自分が嫌になっただけ…』
『顔見せて?』
『やだ。今ね、すんごい不細工な顔してるから』
『…別にいいよ、見慣れてるから』
『……超絶、失礼…』
『ウソだよ…』
身体起こして、無理矢理彼女抱き起こして、顔覗きこんだ。
『…本当に不細工だな』
『……うるさい』
そう言いながら、顔をオレの胸に押し付けた。
なーんで、今にも泣きそうな顔してんだろ。
『どーした?』
『……あたしさ、すんごい嫌な女なんだ…きっとさ、潤くんが思うより嫌な女…』
『なんで?』
『潤くんのあの…片思いの彼女…うちの会社に務め始めてさ…そんで…あの人が、あたしに謝ってさ…謝ってんのに…あたし…酷いこと言った…』
胸に押し付ける顔を両手で包んで上げて、彼女を見つめた。
『…自分でさ、酷いこと言ったって思ってんだろ?じゃあ…それでいいだろ。本当に嫌な女は、そんなこと思わない…』
『あたしさ、あの人にもう潤くんに近づかないでって言ったよ?』
『…うん…いいんじゃね?それが本心だろ?』
『……本心でも言ったらダメじゃん…だって、あたしもっと酷いことも言ったもん…女を売りにするような、あなたみたいな人、一番キライって…自分が一番…嫌な女…』
…コイツってなんで、わざわざ、それをオレに言うかな。
言わなきゃわかんないのに。
黙ってれば…。
普通にしてれば…わかんないのに…バカな女。
結局…コイツは悪い女になりきれないんだな。
『そっか…』
唇を近付けたら、手で押さえられた。
『止めて…あたし、そんなこと…』
手を掴んで、唇を押し付けた。
そんな嫌な女でも…嫉妬して言ったんだ…オレが言わせたんだ…って、ちょっと嬉しいなんて変かな?
…オレはお前以上に悪い男かもよ?
潤くんの唇が強引に触れて、逃れようと思っても頭を掴まれて動けない。
……こんなあたしでいいの?
長い時間、唇が触れて…離れた時に、潤くんの笑顔が見えた。
『大丈夫だよ…オレはきっと、どんなお前も好きだと思う…それにさ…それを言って、一番、傷ついたのはお前なんじゃないのか?』
潤くんの言葉に…。
泣かないって決めてたのに…涙が出た。
『泣くなよ、バカ…余計に不細工になんぞ?』
潤くんがギュッと抱き締めて、頭を撫でてくれる。
結局…潤くんはあたしを分かってくれる。
ちゃんと色々考えて言葉をくれる。
『……潤くん…好き…』
『なんだよ。気持ち悪い』
『……好きなの』
『…わかってるよ』
『…好きだって言ってんじゃん!』
『なんだよ、バカ…オレも好きだよ…』
笑いながら、おでこにコツンとおでこを当てた。
好きで…好きで…好きが容量オーバー。
『あっ、そうだ…はい、これあげる』
バックから取り出して、あたしの手の上に乗せてくれる。
『………嵐のCDじゃん。いらない』
『いらないっつーな!』
潤くん、いっつもくれるんだけど、何故か発売日にならないとくれないの。
彼女だからって、そういうのはいい加減にしないっていうのが、潤くんらしいんだけど…。
『あたしね…いつも楽しみなのが、にののソロなんだ。今回どんなの?』
『……お前ねぇ、今、目の前に誰がいる?』
『…潤くん』
『そう。潤くんなのね?詳しく言ったら、嵐の松本潤くんなのね?それこそ、もっと詳しく言ったら、オレのソロも勿論、あるんだけど?』
『そうなんだ…』
『サラッと流すなよ!』
笑いながらCD開けて、一通り見て、潤くん見つめた。
『なに?』
『今回は…歌詞がエッチ?』
『そう?普通だろ?』
笑う潤くんにギュッと抱きついた。
抱きついたら、潤くんの手が頬に触れて、首筋にキスを落とされた。
『身体で鼓動感じてみる?』
耳元でする潤くんの声に…。
『……やっぱりエッチじゃん』
『んふふ…ウソだよ…あっ…やっぱウソじゃないかも…』
『…ウソつき』
笑う潤くんに…。
結局、今日も潤くんに溺れる。
身体も心も頭も…全部溺れる。
つづく。
1塩盛ったのに、なんか甘くなったぁ~ww
どういうわけ?
お察しの通り、最近、行き当たりばったりで書いてますww