レミオロメン 3月9日
違う部署の人とも情報交換――社員食堂で交流しよう
茶会や読書会/初対面でも話しやすく
社員食堂がコミュニケーションを養う場として生まれ変わりつつある。忙しい社員のために早くて安い食事を提供する場から、最近は社内の交流や勉強会の場としての活用も進む。労働環境の変化とともに、会社への帰属意識は希薄になっており、社員食堂は社員のつながりを強める一助として期待されている。
夜間は居酒屋に
三菱商事の社員食堂は夜間になると、部署を超えた勉強会の後の懇親会や、プロジェクト終了後の打ち上げなどでにぎわう。社食には居酒屋になる和食店もあり、社員間の交流の場として活用されている。
同社は2002年に廃止した社員食堂を09年に復活した。再度、社食を設けるにはコストもかかったが、「社員の人種、性別、雇用形態などが多様化し、働きやすい環境をどう整えるかが大きな課題」(人事部の中村一剛さん)となっているなかで、社員間のコミュニケーションを深めるために、再び社食を設けることになった。
企業も社員も、社食を使った社員間の交流を生み出す仕掛けづくりに余念がない。
「もっと手首を柔らかく、早く動かして」。2月中旬の昼休み、楽天の社員食堂では「和文化研究会」に所属する12人ほどが集まり、桜もちと抹茶を楽しんだ。茶道の心得のある女性が初参加の男性に茶せんの動かし方などを教える。「初めて来てみた」と、昨秋に中東で現地採用された開発部のレオ・ルイスさん(28)。編成部の天童理英さんは「普段知り合わない部署の人とも話せて刺激になる」と話す。
社食の別の一角では、本を紹介し合う同好会「リーディングラボ」に所属する10人の社員が昼食をとりながら、本を手にしていた。「興味のある本を紹介し合うのが目的だが、それぞれの部署の活動などを、やりとりすることも多い」と開発部の安井卓さん(34)は語る。
「昼休みは時間が決まっていて集まりやすい。社食なら場所代がかからず、近くて便利」と、同社のカフェテリア委員として社食の活用を進める高橋佳代子さんはいう。まるで大学の学生食堂のような雰囲気だが、こうした共通の興味や課題といった軸がある方が初対面でも話しやすいという。
楽天では、もう一つ、「ランチミーティング」という仕掛けを設け、社食の活用を進めている。入社間もない社員は、自ら初対面の社員に社食で昼食を共にするよう申し込む習慣があり、その内容を関係する上司などにメールで送る。
「世話になる先輩の話をたくさん聞いておけ」。研修でそう指導された菊川道一さん(25)は入社から1年弱の間に関連部署の先輩ら50人と昼食を共にした。
「社内に顔見知りや人脈をつくれば、仕事はやりやすくなる」と話すのは取締役常務執行役員の杉原章郎さん。創業時5人だった会社が成長し、複数のオフィスに分散した時、意思疎通をよくするために始めた。同社は3月に福岡、4月には大阪の支社に、社食を新設する。
業界超え交流も
社食の活用が、ビジネス上の付き合いのない社外の人たちとの思わぬ交流に発展することもある。
アフリカの子どもたちを支援しよう――。特定非営利活動法人(NPO法人)テーブル・フォー・ツー・インターナショナル(TFT、東京都港区)は、企業の社食で特定の健康メニューを選ぶと、代金から20円をアフリカの学校給食支援のために寄付する仕組みをつくり、現在、252社に導入されている。
「このレシピ、ぜひうちの社食でも作りたいのですが」。ポーラ・オルビスホールディングスCSR推進室の永井綾子さんは昨年、日本たばこ産業(JT)からこんな申し出を受けた。ポーラがTFTの活動に賛同して提案した女性向けの低カロリーメニューに目が留まったという。
永井さんはJTの社員食堂を訪れ話し合ううちに、互いの企業で社会貢献活動の告知や、やり方などの情報を交換することになった。「社食という共通のテーマから、社内だけでなく業界を超えて話が広がった」と永井さんは語る。
一見時代遅れにも見える社食。だが、新しいつながりをつくる場として、進化しているようだ。
多様な社員まとめる場に
一橋大学大学院商学研究科・守島基博教授の話 欧米の企業では通年採用や中途採用が多く、その年に採用された人を集め、会社の方針を共有したり、互いに知り合ったりする場を設けるのが人事部の仕事となっている。バラバラな「個」をまとめて組織力を高めるのが狙いだ。
新卒の一括採用が普通だった日本では、組織力の開発にほとんど配慮してこなかった。だが、近年は中途採用やいろいろな雇用形態の人が増え、社員間のつながりが希薄化する半面、仕事はチーム力を必要とする場面が増えた。
組織力を高める入り口として社員食堂は期待されている。活用するには上からの押しつけや本業に近すぎる勉強会などは適さない。例えば環太平洋経済連携協定(TPP)や消費税など、社会の大きな流れなどを主題にした勉強会なら活発な議論も期待でき、つながりが生まれやすい。
日経新聞 夕刊より
------------------------------------------
明日は雪らしいが・・・また先月みたいに降られるのはイヤだね
さて、社員食堂
素晴らしいね、良い会社は着眼点が違う
管理人もお昼は休憩室で食事をしているが
他部署の方々が多数おられます
この時間は仕事の話だけではなく、幅広い内容の話がされています
むしろ同じ部署の人よりもコミュニケーションが取れているね
仕事の情報は勿論、最近の話題など、何かと勉強になります
話す内容も下手な会議より意見も活発に出される
オーバータイムでだらだら会議するより建設的でありコスト的にも良い
デスクから離れて食事をすることで
どこかリラックスして話せるのでしょうね
管理人にとってこの時間はとても大事です