こんにちは。

 

柄沢由理(リー)です。

 

 

 

先日のこと。

ちょっとモヤっとしたことがありました。

不安になったことがありました。

凹んだことがありました。

心のどこかに少しひっかかっているような

喉に小骨が刺さったままちょっと違和感があるような

気にならないと思ったらまた気になってきた、みたいな

なーんかスッキリしない

そんなことがありました。





何があったのかというと

先月受けた乳がん検診に所見があり、病院から直接、電話があったのです。

再受診していただきたいので乳腺外来に予約をとってくださいと。




2年ぶりの健診だったし

年齢的に何かあっても不思議じゃないよな、、、とも思いつつ



自分で確認してもそれっぽいものはない気はするし

電話で直接、所見の内容を言われたわけではないし

どんな内容かは、この時点では全然わからない。




なのに

『検診にひっかかった』と捉えたわたしの頭が

一瞬で騒がしくなりました。






怖い

不安、という気持ちだけならまだしも



どうしよう

なんだろう

どうなるんだろう

何かしたかな、、と

現時点でわかりようのないことに対して

まーーー、頭がうるさいうるさい。





でも、それ自体は別に悪いことではないから

そんな自分のことをそのまま眺めていました。

そのうちに、今どうにもならないことはそのままにして

いまできることを見よう、という意識になってきました。



気持ちを自由にさせておいたら、落ち着いたというのかな。







そして、検診の予約で指定された日は

家族の予定もある日だったので、その段階で夫に話しました。

『乳がん検診で所見があるみたいだから、〇日に行ってくる』と。




夫は、少しびっくりした様子だったけれど

自分も少し前に病院にかかったばかりだかったら

『あぁ、そうなんだ。年だねぇ(お互い)。』と茶化したように言って。

笑い話になってその場は終わりました。







それで終わりの話だったんだけど

次の日だったかな

改めて言われたのです。

『病院、一緒に行こうか?』と。





その言葉に対してわたし

『大丈夫だよ~』と

ほんの1秒くらいで、間髪いれずに答えました。



そんな大げさな、と。



そこまでじゃないと思ったし、ひとりで行けるし、という意味で『大丈夫』と言いました。






夫は夫でそれを聞いて

『あ、一緒に行くより、家で夕飯作って待ってた方がいいか(笑)』と笑いながら言って

その話はそこで終わりになってね。



病院にはわたしひとりで行き、夫が夕飯を作るという段取り確認のような

そんな流れで終わりました。


image






書いていて思うけれど

こういうのってさ

ほんと、日々の何気ない話よね。

とてもよくある話で

特別なことでもなんでもないんだけれど

だからこそ

このよくあるものの中に、見落としがちなことがあるよなぁといつも思うのです。







一緒に行こうか?と聞かれて大丈夫と断った




これ、文にしたら一文で終わる事実です。

人との間で、よくある事実のひとつ。

それで終わりになることが多い事実です。

この日のわたしもそうでした。





でもね

やはり次の日だったかな

ふと、ふと思ったの。

あの時間髪入れずに『大丈夫だよ』と

夫の言葉を蹴飛ばしたのは何故?と。






聞けばすぐにわたしが答えます。



「大げさだな、と思った

そこまでじゃないと思った

ひとりで行けるし、と思った

だから大丈夫と言った」

よどみなくツラツラ答えます。


でもこれは、一番表面的なもの。






だからもっと聞きます。

「なんで大げさだと思うの?

そこまでじゃないと思うの?」





やっぱりわたしが答えます。


「大げさにしたくないの

そこまでじゃないって思いたいの」





大げさなんじゃなくて、大げさにしたくないんだね

それは何で?



「だって、大げさにしたら本当に大事になりそうな気がして怖い

そこまでじゃない、ってことにしておかないと不安になっちゃう

気になってしまうから重くしたくない、軽くいたい」










出てきたものに対して淡々と

なんで?どうして?と自分の思いを聞いていけば

このあたりまでくるとわかります。




わたしが間髪入れずに断ったのは

ひとりで行けるし大丈夫だから、なのではなくて

一緒に行くと大事になりそうな気がして怖いから、なのだと。






つまり

『一緒に行こうか?と聞かれて大丈夫と断った』

この事実に対してのわたしの真実は



そこまですることじゃない、でも

ひとりで平気、でもなくて



『一緒に行ったら不安になりそうだから大丈夫と言った』

『怖さを感じたくなくて大丈夫と言った』

なのです。










いやーーーこれ、、、

言わないと絶対に伝わらないヤツですな(笑)







そしてね

もうひとつ、あるのにスルーしていた気持ちもありました。




『一緒に行こうか?』と言われて

わたしの内側の事情を横に置いたなら

それを言ってくれた思いに対してはどう感じるの?ってことです。





ひとりで不安がっているんじゃないか

ひとりだと心細いのではないか

ただいるだけだけど、いないよりは安心なのではないか

夫はきっと、そんなことを思ったから『一緒に行こうか?』と言ってくれた。



その思いに対して、わたしはどう感じるの?ってこと。







それを問えば

やっぱり出てくるんですよ。

素直に『嬉しい』ってね。






あの時『嬉しい』とか『ありがたい』気持ちも絶対にあったのに

そこからはすぐに視線が外れて

表面的な『大丈夫』だけを伝えたのだけど

これだと

わたしはわたしのことを伝えていないのと同じですよね。

『ほんとうは』をひとつも伝えていないから。








きっとこれを読んでくださっているあなたの日常の中にも

こんな出来事ってたくさんたくさんあって

一文で終わらせてしまうことは

もしかしたら多いのではないかと思うのです。




旦那さんに言われたこと

家族に言われたこと

友だちに言われたこと

同僚に言われたこと



誰かの言動に対して、気持ちを感じても

自分すら気づかずに終わってしまうことや

伝えずにスルーしてしまうことや

思いを交換しないまま過ぎてしまうことが

まぁまぁ多いかもしれません。



そしてこれは、距離が近くなればなるほど多いのかも。






自分の内側にあるものを全部人に伝える必要はないけれど

少なくとも

自分の気持ちは自分でわかっていたらいいですよね。






人は、自分の気持ちを簡単にスルーしてしまうから

自分のこと

自分の言葉を

疑ってみるといいです。



何でそう思うの?

何でそう感じるの?とね。





人のことをいくら疑ってもわかりようがないけれど

自分のことは、疑うとちゃんと気持ちを教えてくれますよ。



そうしたら、次にすることも自然に見えてきますね^^





ちょっと長くなったので、続きは次の記事で。


 

柄沢由理のメルマガ

 

プライベートの日々や心のことなど

ゆるゆる配信中。

 

 

宝石ブルー毎回なんでこんなええこと書けるの?

購読料払わんでいいの?

と驚きと感謝の気持ちでいっぱいです。

りーさんのお話読むと『素直が一番やな〜』と心があったかくなります

 

宝石ブルーメルマガを読んで、

今「やってみたい」と思った自分の選択を、とにかく信じてみよう、と思えました

 

宝石ブルー文章で、その事柄がすごいイメージできて私の中にスッと入ってきます

 

宝石ブルーもんのすごく良いっす

毎回うわ~~っ!と唸ったり、ぐさーっと刺さったり、エライことになってます

 

宝石ブルー読むと、あたたかくなるというか、優しい気持ちになれます。今の宝箱、りーさんのメルマガだなぁ♡

 

宝石ブルーリーさんのメルマガって本質だなぁって

感じながらいつも読ませてもらってます。

 

 

などなど、嬉しいご感想をいただいています飛び出すハート

 

メルマガにしか書かないプライベートなこともウインク

 

 

セッション、イベント、セミナー、講座などは

メルマガから募集しています。

ご登録はこちらから下矢印