あれもこれも、やりたくてやっている

こんにちは。

柄沢由理（リー）です。

運動会日和だった先週末

小６娘の運動会がありました。

息子の時から数えて通算１０回目でもあり、最後の運動会でもありました。

今年あたりは、コロナ前と同じような規模の開催になるかとおもいきや

いろいろな事情を鑑みてのことなのか

昨年同様の、お昼なしの午前中おわりのプログラム。

お弁当がないのはいいけれど

徒競走も、全体リレーもない運動会。

６年生の競技はソーラン節と二人三脚だけだったので

親としてはちょっと物足りなかったなぁ。

でも、娘はどんな形であれ

最後の運動会がとても楽しかったようで

終わっちゃった～～～～と今日になっても残念がっています。

まぁ、なによりです。

わたしも、最後の運動会だったね、なんて夫と話しながら

いつもとは少しだけ違った気分で見てきました。

今年は

高校１年生の息子の『はじめて』と

小学校６年生の娘の『最後』が同時進行で起きています。

なんだか不思議な感じです。

でも、どちらにせよ思うのは

子どもに密に関わる時間の、終わりが見えてきたなぁということ。

子どもたちが小さい頃

それこそ乳幼児期の頃なんて

子育ての終わりなんて全く想像できなくて

『可愛い時期は今だけよ～、大事にしてね～、楽しんでね～』なんて

気軽に言っていく人の言葉にムカつきさえしていました（笑）

余裕がなかったからね。

楽しむ余裕も

かみしめる余裕も

味わう余裕も

ないない尽くしで、一日をなんとかこなすのに精いっぱいでした。

あれから１０年近くたつと

あの時は見えなかった『終わり』が

なんとなく見えてくるようになりました。

手のかかり方が

目のかけ方が

心の配り方が

明らかに変わってくるし

子どもが親に求めてくることも

してほしいこともしてほしくないことも変わってきていて。

もちろん

親子としての縁はずっと続いていくし

子育てに本当の終わりはないとは思うけれど

『ひとくぎり』が近づいているんだなぁと思うのです。

そして

ひとくぎりが見えてきたことで

子どもに関わる時間への意識が変わってきていることも感じています。

それこそ昔はさ

自分の時間を確保するために

いかに子育てにかかる時間をどうするか、みたいなことを考えていて。

終わりの見えないこの時間を

どうこなしていくかという考え方だったように思います。

そしてそんな自分に

自己嫌悪したり、罪悪感を持ったりなどなど

まぁ、めんどくさいことがいろいろありました（笑）

いまはどちらかというと

自分の大切にしたい時間の中に『子どもに関わること』がある。

もちろん

子どもたちは大きくなって

わたしとのベッタリした関りを望まなくなっているので

実際に一緒に過ごす時間はかなり短くなっています。

だからこそ、子どもたちに割く時間があることは

なかなかに貴重だなーと気づいた感じです。

だから。

息子にだったら

お弁当を作ること

お願いされて学校まで送っていくこと

野球の試合を見に行くこと

娘にだったら

習い事に送っていくこと

一緒にドラマを見ること

とりとめのないおしゃべりを聞くこと、は

いまわたしは

子どものため、というより

完全に自分のため、自己満足のためにやっています。

ひとくぎりがぼんやり見えてきた子育てを

自分なりにやりきりたい、みたいな気持ちがあるんだと思う。

なんでもそうだけれど

これは長くは続かない

これの終わりが近づいている

これは、自分の人生の中であと少し

そんなふうに感じてはじめて

人は、意識したり、味わったり、かみしめたりするのかもしれません。

逆にいうと

終わりがみえないと、味わう意識にはなかなか向かない。

チカラをいれて

味わったり

かみしめたり

感じたりする必要は、まーったくないし

なんだっていいんだけどね

やっぱりただひとつ。

これはわたしがやりたくてやっている

これは自分のためにやっている

そんな意識は、なんにしても大事かなと思っています。

誰かのため

あなたのため、なんてすると

急にちゃぶ台ひっくり返したくなる気分になることがあるけれど

自分のため

わたしがそうしたいから、であると

わりと普通に、その時間を淡々を過ごせるから。

時に楽しんだり、怒ったり、悲しんだり、喜んだりしながらね。

これはわたしがやりたくてやっている

力まずにそう思えていることを

いまわたしは心地よく感じています^^