飽きっぽい自分を無くさなくていい

こんにちは。

柄沢由理（リー）です。

『飽きっぽい』ことを

マイナスなこととして捉えている人

けっこういるのではないかなと思っています。

継続は力なり、とか昔から言うよね。

だから

ちょっとやってはすぐ飽きる

やめてしまう

深められない

これは、よろしくないことという雰囲気があります。

かく言うわたしも、飽きっぽい人です。

昔っからね、何かを集め続けるということが

ほぼありませんでした。

ほぼ、というのは短期集中ではあるの。

わーっと盛り上がって何かのオマケを集めるけど

サーっと興味が引いていく

そんなことは数知れず。

※生茶についていたパンダのキーホルダーを47都道府県集めて、当時通っていたバーのボトルにぶら下げていた時代もありました（笑）知ってる人いるかな？？

大人になってからの習い事も

始めはめちゃくちゃエンジンかかるけど

止まるのも早い早い。

『やり続ける』ということが、難しい。

そんな自分のことを、ダメだなぁと思っていたこともありました。

いや、違うな。

ありました、と書いたけど

ダメとまではいかないけれど、残念に思うことはいまもあります。

ひとつのことを深める人

詳しい人

コツコツ続けられる人は本当に尊敬するから

そうでない質の自分を残念に思うことは

反射のようにありますね。

でも

残念ではあるけれど

その飽きっぽい自分がわたしでもあり

それだからこそいいのだ、とも思うようになり始めたのは

何年も前に、占いで見てもらった時のこと。

わたしの命式には『飽きっぽい星』がどーんとありました。

自分から言わなくても、飽きっぽいですよね、と言われ

こういう感じじゃないですか？と言われることがそのまんま。

残念ー

ガッカリー、と思うわたしに

占い師さんは『それでいいんですよ』とも言ってくれたのだけど。

いい、って言われてもさ

当時はすぐに『いいんだ～』とは思えなかった。

飽きっぽいことで何かいいことあるの？と思ったから。

でも、そこから時が過ぎて

飽きっぽいことで得られているものは

確かにあるよなと思うようになりました。

ひとつのことを深めることは苦手だけれど

気になるものを広く収集することはできる。

それは、言い方を変えれば

ひとつのことに妄信しないということでもあります。

心理に関わることをずっと続けているけれど

それはひとつを深めているというよりは

これは、と思ったいろんな考え方や見方を学んで

自分なりに良いとこどりしてきたからこそ

続けていられるんだろうなと思っています。

新しいことに触れ、その時々で

なるほど！

そういうことか！

そんな見方もあるのね！と思ってきたから

続けていられる。

伝えていける。

これはプライベートのことも同じで

その時々で短期集中したものたちが

今はやっていなくても

自分の中に浅く生きていて

必要な時に顔を出してくれています。

そういうことがわかってからは

飽きてもいいと思っているので

楽しんで始めた時間を、より楽しめるようにもなりました。

このことを思い出したのは

あるクライアントさんが、同じようなことを話してくれたから。

『飽きっぽい自分をなくしたら、楽しい時に楽しむ自分を楽しめなくなる』

これは裏をかえせば

飽きっぽい自分がいるからこそ

楽しいと思うことにロックオンできる

ってことなのではないかと思うのです。

飽きっぽい自分がいるからこそ

楽しいことをたくさん体験できるというのかな。

このクライアントさんも、飽きっぽさを

自分の質であり、これがあるから得られることがあると

捉えられるようになったのだと思います。

だから『やってみよう』に対するハードルが、めちゃ下がりましたよね。

行動力が、ぐんと上がった。

そう

あの時の占い師さんは

飽きっぽいというのは、願いに置き換えたら

「たくさん体験したい」なのだとも教えてくれました。

たくさん体験したくてここに来た。

体験することが望み。

だから、続けることにこだわるよりも

体験できたことに視点をおくといい、みたいなニュアンスだったと思います。

飽きっぽい人の望みはね

続けたい、ではなく

たくさん体験したい、なのかもしれないよ。

続ける、と思うと気が重いけれど

たくさん体験する、だと身体がゆるむ感じがするなら

きっとそっちでしょう。

自分をそのまま見るって

ガッカリすることも多いけれど

ジャッジなくそのまま見たら

自然な状態になります。

それがイチバン、無理なくいい感じにいられることなんだろうね。