居場所がない問題

こんにちは。

柄沢由理（リー）です。

「居場所がないんです」

「居場所が欲しいんです」

とは、セッションなどの場でよく聞く言葉。

そしてそれを渇望するときは

いろんなところに出向いてみたり

これまでの関係をリセットしては新しい場に入ってみたり。

ここなら今度こそ、きっと自分の居場所ができるはずと

これまで出会った人たちの悪態をつきながら

まだ何も始まっていない人たちに勝手な理想を押し付けて

わたしは怖がりだから自分のことは見せないけれど

あなたはわたしを受け入れなさいよね、なんてヒドイことを

無自覚にしていたりするものです。

わたしにも覚えがあるからよくわかる（笑）

「居場所がない」

こう感じる時はたいてい、自分が自分に居場所を与えていない時。

こんな自分、嫌だな

こういう自分は、なくしたい

こんな自分じゃなければいいのに

こんな自分じゃなかったら・・・と

自分の中の一部に、いけずなことをしています。

そしてその、排除したい自分に

自分で居場所をあげないから

こんなわたしでも受け入れてくれそうな

優しそうな誰かのところで居場所が欲しくなる。

それでいいよ

あなたのまんまでいいよ

自分が言ってあげられない、優しい言葉を言ってくれる人が欲しくなる。

どんな自分にも居場所をあげるのは、正直むずかしい。

自分のことを、たいていは受け入れてるつもりでも

こんな自分、嫌だな・・・は

うっかり出てくることがあるし

こんな風に見られたい、と思って行動していた自分や

こんな風に見られたくない、と思って行動している自分に

後から気づいてガッカリすることもあるもん。

わたしの中から

それがキレイさっぱりなくなることはないのかもしれないけれど

だからこそ

「そんな時もあるよね」

「そんな自分をなくしたいと思うの、つらいね」と

せめて寄り添う言葉だけは

自分に掛けてあげられる自分でいたいと思います。

そういうスペース（居場所）を

自分の中に作ることこそが

本当に欲しいものだと思うから。

そこから始めることが

本当の居場所作りなのではないかと思うのです。