甘えるなと人に言いたくなるとき
またはきつく言ってしまうとき
そんな突き放す言葉を放ってしまう人は
決して冷たいのではなくて
２つのうちのどちらかの状態にある。
ひとつは
人を甘えさせるだけの気力や体力が
もう残っていない時。
ただただ、いっぱいいっぱい。
人の甘えを抱えられる余裕があるのなら
それが大事な人なら
もうとっくに抱えてる
でもそれができないくらい追い込まれているのよね。
これ以上無理。
だからそんな時は
『甘えるな』と突き放した言葉で人も自分も追い込むのではなくて
自分も苦しいのだと告白したらいい。
へなちょこな自分をさらけ出して
一緒に励まし合ってはくれないかとお願いするくらいでちょうどいい。
そうしてお願いした時
あなたが頼りないと思っている目の前の人は
多分あなたが思うよりずっと、頼もしくなってくれると思う。
甘えるなと言いたい人は
ホントはいま、自分がいちばん甘えたいのかもと思ってみること。
そしてふたつめは
そこに『愛』が乗っている時。
甘えさせた方がラク
やってしまうのは簡単
でも
自分で乗り越えた方が
本人のチカラになることが明らかにわかる時がある。
目の前の人を、今だけでなく、長期的に見た時は特に。
だから
時に厳しく
甘えを受け入れないことがある。
お母さんは
この２つの状況を
行ったり来たりしますね。
自分がいっぱいいっぱいの時は
どう頑張っても
子どもの甘えに嫌悪感を抱いてしまうし
やってあげちゃった方がラクだなと思っても
ここは手を出さずに見守るところだ、と
突き放すような態度をとってしまうこともある。
そして、どちらの自分に対しても
これで良かったのかな
これで合っているのかな
他の人はもっとうまくやっているのではないか、と
不安と罪悪感がループする。
自分がエネルギー不足の時は
堂々と他の人の手を借りましょうね。
まずは自分のエネルギーを満たすことが先だもの。
そして
エネルギー不足ではなくて
『愛』を持ってその行動をしているのなら
たとえ相手に厳しいと感じられても
そんな自分のことを、誰よりも自分がわかってあげられるといいね。
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