わたしの幸せが、あなたの幸せになる

こんにちは。

柄沢由理（リー）です。

『あなたの幸せが、周りの幸せ』ということについて、今日は書く。

（どういう出だしだ笑）

先日

ここに行ったとき

”★さいたま、熱かったし、楽しかったし！はしゃいだし、涙したし！”

わたし

今まではそれほど響かなかった歌に

ググッとやられました。

それが、この曲。

これね

お母さんに対しての思いを歌ったものだと認識して、今まで聞いていました。

お母さんに対して

幸せになってね、と歌っていると思ったの。

でもわたし

母に対して

ここまで尽くす気持ちでいたことって

あんまりないような気がして

いい歌だとは思うけど

実は今までそれほどピンとはきてなかった。

それがなぜ

今になって響いたかというと

この歌をうたうまえに

ぢんさんがポソっと言ったの。

『この歌は、お母さんにもだけど、僕は、子どもに対してもこんな風に思っていたなあって、今は思っています』

１字１句、定かじゃないよ。

だけどこんなようなことをぢんさんは言った。

それを聞いて

えっ！？ってなって

そのつもりで聞いたらば

見事に

自分の子育て暗黒時代にヒットした。

※１１年前のわたしと息子。

キレイなお母さんでいたくて、寝不足なのに頑張っていた頃。

わたしは

息子を幸せにしたかった。

大事だったから

愛おしかったから

わたしができることは

全部やってあげたいと思った。

そして

わたしがちゃんとやることが

いいお母さんでいることが

息子の幸せになると信じていたから

周りにいる

ちゃんとしたお母さんを目指して

できるお母さんを目指して

わたしが理想としていたお母さんになりたくて

なってあげたくて

けっこう頑張った。

保育士としての謎のプライドも、あったと思う。

でも

うまくいかなかったんだよね。

うまくいかなかったというか

できなかった。

傍目にみれば

そんなことはないと言われたのかもしれないけれど

いつも心の中に

まだ足りない

こんなんじゃダメ

わたしがこうだから

この子に影響する

そういう思いが、いつもわたしの心の中を支配してた。

そして

やってあげたいのにできない自分と

こんなにしているのに思う通りにならない息子

その息子にイライラして怒鳴る自分に

キリキリして

イライラして

子どもも自分も責めて

そんな自分が嫌いで・・・

なんかね・・・

本当に、堂々めぐりの日々でした。

周りにも

そこまでとは思われたくなかったから

（愚痴は言うけど）

一所懸命、自分を取り繕ってたしね。

弱みを見せられなくて

ええかっこしい。

だから余計つらい。

そんなことが、

そういう息苦しい時期が

息子が年長さんになるまで続きました。

今でも覚えてるんだけど

保育園の頃

息子は絵が苦手だったの。

子どもってのびのび絵を描くイメージがあると思うんだけど

それが健全な心の状態みたいなイメージがあると思うんだけど

息子は苦手だった。

わたしはそれを

自分のせいだと思ったんです。

わたしが自由にさせていないから、息子は絵を描かないんだ。

わたしがのびのびさせていないから、絵を描けない。

そして何をしたかというと

保育園から帰って来て

ごはんを食べた後

お絵かきタイムを設けたの。

（※全然、自由じゃないし、のびのびもしていない（笑）。なのにそういう方向に行ってしまうのは、謎の何かに追い詰められていたんでしょうねぇ（笑））

今日は保育園でどんなことがあったの？

なにが楽しかった？

そんなことを

必死の笑顔で言われながら紙に向かわせられる息子。

嫌だったと思うよ。

全然気がのらなかったと思う。

でもわたしが必死だから。

嫌々ながら、なんとなくそれとなく彼は付き合ってくれた。

それが、息子３歳の時。

今思い出しても、ちょっと心がチクンとする。

でもこの苦行は１ヶ月ももたず

（当たり前

結局息子は

あんまり絵を描かないまま

大きくなりました。

絵を描くことが好きじゃないまま

大きくなりました。

むしろ嫌いなまま

大きくなりました。

でも

小学校に行く頃には

わたしもそんなことはもうあきらめてもいて。

何より

このころ

ぢんさんに出逢ったからね。

わたしはわたしを大切にするのだと

そんなことを知り始めたころだったから

息子に対して向けていた矢印を

少しずつ少しずつ

自分に向けていった。

そこを頑張った。

そして今

わたしは

わたしが息子に何かをすることが自分の幸せではなく

わたしが幸せでいることが、自分の幸せだと思うようになった。

わたしが幸せでいることが、息子の幸せだと思うようになった。

『愛情』より一部抜粋

でもわたしのしあわせは

あなたに尽くすことじゃなく

わたしの幸せは

自分を大切にすること

やっと気づいたの

あなたを信じて

わたしはわがままに生きるの

あなたの幸せが

わたしの幸せだった

でもわたしの幸せが

あなたの幸せになる

そう信じて

あなたはあなたの

幸せのために生きてね

だからこの歌詞が

今になって

とっても沁みたのだと思う。

息子に何かすることを少しずつやめたわたし。

先回りすることをやめたわたし。

息子をほっておくことを頑張ったわたし。

それはとてもザワザワしたけど

同時に、自分のやりたいことをやることで

段々と、見張らなくても済むようになった。

というか

そこを気にする時間が

とれなくなったという方が大きいんだけど（笑）

・・・・・

そんな息子（小５）の

授業参観があったので

昨日行ってきました。

びっくりしたよーーーー。

何故かというと

ある１枚の絵が目に入ったから。

可愛らしいタッチの絵が並ぶ

子どもたちの版画の中で

遠目にも

すごく好みで

引き寄せられたそれは

近づいてみたらば

過去

あんなに絵が苦手だった

息子のものでした。

※タイトルは、『秋の風景に、吠えるオオカミ』だったかな？

親バカ全開にして言うけど

すっごくいいと思った。

うまい下手はわからないけど

わたしにとってはすっごくよくて、魅かれる絵。

感慨深かったよねぇ。

あんなに絵を描くことが嫌いだったのに

今は、けっこう好きらしいよ。

優先順位の１番ではないけど

少なくとも、嫌いではないらしい。

こういうことが起きるたびに

可能性とか

タイミングとか

そんなものは

いつも自分の予想の外にある、って思うんだよね。

信じたのは

できないこの子でもいいということ。

できないわたしでもいいということ。

それでも大丈夫なのだということ。

ほっておくと、何かができるようになるわけではなく

ほっておくと、どんな形であれ、いい感じになっていくということ。

そうすると

今回みたいに

あの時は

思いもしなかったことが

起こることもある。

わたしは今

息子とは向き合ってはいないけれど

一緒に暮らす家族としては

お互いが

同じ方向を向いているなとは思う。

その方向は、『好きなことをする』です。

あなたの幸せが

わたしの幸せだった

でもわたしの幸せが

あなたの幸せになる

そう信じて

あなたはあなたの

幸せのために生きてね

これ、ほんとだよ。

だから、この言葉をあなたにも。

あなたの幸せが、周りの幸せ。

先に自分が、幸せになろうね。

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