こんにちは。
柄沢由理（リー）です。
あと数日で、２０１８年が終わります。
皆さんはどんな感じで過ごしていますか？
わたしは今日
ここ数年恒例の
府中にある大国魂神社に家族とお礼参りに行き
お正月の買い物をたんまりして
ひといきついています。
大掃除はせず
いつも通りの掃除をして
あとはゆっくり過ごすのみ。
ですが
２０１８年が終わる前に
どうしても書いておきたかったことがあってね。
ちょっとまだ現在進行形で
自分でも消化しきれていない部分もあって
なんのこっちゃ、な部分が多いと思いますが
今の気持ちのまま、残しておこうと思います。
わたしは
ブレない自分になりたいと、ずっと思ってきました。
人の目を気にせず
やりたいことをやり
頭の回転が早く
スマートで
それでいてさりげなく優しくて
そんな、カッコいい大人の女性にとっても憧れて
そうなりたい、と思ってきました。
それは、心屋を知るずっと前からね。
言いたいことは
たとえ周りと意見が違ってもしっかり言うし
大事なことは
例え自分が嫌われてでも伝えることができる
そんな、芯を持った人に憧れた。
そしてそれだけじゃなくて
周りの思いも汲むことができて
人が元気になれるような
勇気が持てるような
安心できるような
そんな言葉を発することができる人になりたいと思ってきました。
わたしにそんな言葉をくれた
今まで出会ってきた憧れのあの人たちのように。
わたしの中の憧れの人、なりたい人はいつだってそんな感じで
どんなに揺れても
それを大丈夫だと言えること
そんな思いを抱える器を持っていること
いろんな感情を感じながらも
それを素直に出しながら
それでも自分は大丈夫だと信じられる人
だからこそ、人のことも信じられる人
そんな人に、とてもとてもなりたかった。
その『憧れの姿』は
誰かと比べてしまえば
もっともっとできている人はいると思うし
自分が『そうなった』というには、おこがましい部分も多いのだけど
でもありがたいことに
今のわたしは
人からは『すでにそうだよ』と言われたり
それが憧れだ、と口にしなくても
わたしの中にそんな要素を見てくれる人もいるようになりました。
嬉しかったし
自信にもなったし
自分でも
過去の自分と比べるのであれば
ずっとずっと『なりたいわたし』に近づいたと思っています。
でもそれは、そうなろうと足し算の努力したわけではなくて
自分の中のありえないこと
ルール
こうするべき、を
少しずつ外していった先に、身についたことがはるかに大きいです。
つまり、憧れの人がやらなそうなことをやったということ。
わたしが禁止してきた
感情的になることや
泣くこと
弱音を吐くこと
ぐちゃぐちゃな自分を晒すこと
頭で考えることを減らしていくこと
人を頼ること
それを、ここ3、４年かけてやってきた先に
なりたい姿がくっついてきたと言ってもいい。
だからこの１年くらいは『なりたい自分』にこだわることも減って
揺れてもいい、も知ってるし
大丈夫も知っている
一時苦しくなってもモヤモヤしても
何とかしようとしなくても何とかなることもわかるようになったから
こうなりたい、に囚われずに
自分の中に沸く思いを、丁寧にすくっていくことだけ考えてきました。
それで、いいはずだったし
それで、何の問題もないはずでした。
この間まで。
頭だけでわかっていても
腑に落ちていないことは
どこかで歪みがくるようになっているんだと思う。
１２月に入ってから、そんなことを感じることが度々起きるようになりました。
ある話に、見事に流れ弾にあたったの。
なりたい自分、
憧れの自分をずっと追いかけてきたけれど
もう今は、そこを気にしなくてもよくなっていたと思い込んでいたわたしは
その、『なりたい自分』になるために
知らず知らずに本当に大事なことをなかったことにして、見て見ぬ振りをしてきたことがあったと気付いちゃったんです。
あぁー、とってもまわりくどい書き方をしてるな。
自分で書いていても、ちょっと訳がわからない。
えっとね
わたしは
『さみしい』 が言えない人になっていました。
もちろん感じてはいるんだよ。
さみしい気持ちは、いろんな時に感じてる。
そして、さみしいを感じることを、ダメだとも思っていないし
むしろ、そんな気持ちがあることを、大事にしてきたと思っています。
だけど
その さみしい はいつしか、『自分の中で抱えていくもの』になっていて
人に伝えるものではなく、いつ何時も『自分の中で処理していくもの』になっていました。
そうしなければいけないもの、になっていました。
自分の気持ちがわからなくなっていた４年前から
だんだんと『自分はどう感じるのか』を大切にしてきて
嫌、を伝えること
悲しい、を伝えること
苦しい、を伝えること
さみしい、を伝えること
感情的になること
泣くこと
思いつきで話してみること
そんな、なかったことにしていた気持ちを周りの人に言うようになって
とても楽になったし、こんな自分でもいいんだ、もわかって
だからまた
１周まわって
つい
いつものクセで
『さみしい』と感じる
そんな自分は確認するけど
もう人に言うようなことではないよね
自分の中で感じ切れば収まっていくことだよね
そう、思おうとしていた部分が、たくさんたくさんあったんです。
感情的で泣き虫なわたしをまた自分の中だけに封印して
本当は感じていたさみしい気持ちを
大好きな人であればあるほどに、言えなくなっていたわたしがいました。
大切な人が相手であればあるほどに、飲み込んでいたわたしがいました。
それに気づいた時の無力感といったら、半端なかったよ。
わたし、何やってたんだろうって心底思った。
あんなに人に言ってきたのに。
自分の気持ちをなかったことにしない、とか
悲しい、さみしい気持ちがあっていい、とか
それをなかったことにしないで感じ切ろうとか。
いっぱいいっぱい言ってきたくせに、自分は全然できていなくて
たった４文字の『さみしい』が言えなくて
気づかないようにして
遠回りな言葉を選んで
強がって
わかったふりをして
傷つかないようにしている自分が
大人のフリをしている自分が
とっても情けなかった。
嘘くさい自分が、ものすごく恥ずかしかった。
何で言えなくなっていたのか
それはね
やっぱり
困らせたくなかったからです。
大好きな人を
大切な人を
わたしの感情で、困らせたくなかった。
嫌な思いをさせたくなかった。
そしてもっともっと奥にあるのは
相手が自分と同じ温度じゃなかったら
同じように思ってくれていなかったら怖い、ということ。
でも
そんな気持ち
本当は誰に持っていたの？
いつから感じていたこと？
そんな心の仕組みを知っているからこそ
目の前の大切な人に対しては飲み込んで
結局
嫌われたくなくて
損したくなくて
傷つきたくなくて
目の前の人を信じきれなくて
薄い鎧を何枚も重ねて、自分の弱い気持ちを巧妙に隠してきたのだと思いました。
気づかないフリをすることで、自分を保っていたのだと思います。
それに気づいてしまって
たくさんたくさん泣きました。
なかったことにしてきた『さみしい』が
生活の、いたるところにあるとわかってしまって
こんなにわたしはさみしかったのだ
こんなにわたしは、伝えていない『さみしい』があったんだと思ったら
何を見ても悲しくてさみしい、そんな日が、けっこう続いた。
いや、実は今も、まだ終わってはいないんだけど。
でもだからこそ、
この２週間くらい
１年分くらいの『さみしい』を口にしたと思います。
感じては伝えて、泣いて
思い出しては伝えて、泣いた。
言わないまま抹殺していた『さみしい』を、たくさん言った。
そうしたら、気づいたことがあったんです。
それは
ブレない自分になりたかった
人の目を気にせず
やりたいことをやり
頭の回転が早く
スマートで
それでいてさりげなく優しくて
そんな、カッコいい大人の女性に憧れた。
わたしが本当に望んでいたのはね
こういう自分ではなかったということ。
わたしが本当になりたかったのは、逆だったの。
感情的で
泣き虫で
弱音を吐けて
ぐちゃぐちゃな自分を晒せて
頭で考えず
人を頼ることができて
さみしい時にさみしいと言える
そういう人に、わたし本当はなりたかったんです。
だけど
こういう人のことを
散々バカにしてきました。
あんな風にはなりたくないとも思ってきた。
それじゃダメだと思ってきた。
だからこそ
自分のブレーキを外すために
感情的になってもいい
泣き虫でもいい
弱音を吐いてもいい
ぐちゃぐちゃな自分を晒してもいい
頭で考えなくてもいい
人を頼ってもいい
さみしい時にさみしいと言ってもいい
これを、魔法の言葉にして言ってきたし
こういう人は、お手本で、師匠だと思ってきた。
でも、お手本で師匠と言いながらも
結局はどこか冷めた目で見ていたんです。
自分の禁止していることをする人は
『羨ましい人』なんて言うけれど
どこかでやっぱり
『ああはなれないよね～』みたいな気持ちが大きかったし
エッセンスをもらうことはあれど
自分にとっての『なりたい人』ではない、って思ってた。
そういう人と同じことをすることは
『やりたくない方』
『ダメだと思っている方』を
あえてやってみる、程度の認識でした。
だけど。
なかったことにした『さみしい』や
飲み込んだ『さみしい』があることに気づいちゃったら
感情的で
泣き虫で
弱音を吐けて
ぐちゃぐちゃな自分を晒せて
頭で考えなくて
人を頼れて
さみしい時にさみしいと言える人
それは本当は
わたしが小さいころからずっとずっと
こういう風に生きていけたらいいのに・・・って思う、
本当は望んでいた姿だってことに気づいちゃったんだよね。
なりたくないものが
本当はなりたいもの
憧れていたのは
カッコよくてスマートな自分ではなくて
大好きな人に
そのままの自分を見せられる
カッコ悪くてダサい自分でした。
感情的で泣き虫で
でも自分の本当の気持ちで生きていくことに妥協しない
そんな、人間くさい人でした。
そう思ったら
感情的になってもいい
泣き虫でもいい
弱音を吐いてもいい
ぐちゃぐちゃな自分を晒してもいい
頭で考えなくてもいい
人を頼ってもいい
さみしい時にさみしいと言ってもいい
この魔法の言葉が
ただ自分の禁止を緩めるためだけの言葉じゃなくて
わたしからわたしへの
これ以上ないくらいの応援の言葉に聞こえた。
そんな風に生きていいよ。
カッコ悪くてもいいよ
ダサくてもいいよ
感情的で、泣き虫なわたしでもいいよ
そんなわたしでいいよ
もう、そうなってもいいよ
そんな、優しい優しい言葉に聞こえた。
そのことに気づいた時
魔法の言葉って
改めてすごいって思って
この１年でイチバン泣きました。
わたしはスマートでも何でもなく
カッコよくもなく
大人でもなく
本当は泣き虫で
グラグラ揺れて
さみしがりやで
そのくせひとりにもなりたくて
そういうめんどくさいただの人でした。
だけど
そんな自分でもいいとするって
これだけ書いた今でもやっぱり怖い。
怖いけど
憧れていたのは
カッコよくてスマートな自分ではなくて
大好きな人に
そのままの自分を見せられる
カッコ悪くてダサい自分でした。
感情的で泣き虫で
でも自分の本当の気持ちで生きていくことに妥協しない
そんな、人間くさい人でした。
これに気づいてしまったから
大好きな人には
大切な人には
こんな自分で側にいたいと思う。
改めて、どんな気持ちもなかったことにしない。
それが、２０１９年の抱負です。
こんな抱負ってどうよ(^^;
とも思うけど
仕方ない。
このブログには、どうしても残しておきたかった。
年の瀬に
決して明るくないこの記事にお付き合いくださりありがとうございました。
だけど
もしかして
『さみしい』をなかったことにして
大人なフリをして
大丈夫なフリをしている
どこかの誰かに届きますように。
なりたくないものが
本当はなりたいもの
人生は、もしかしたらそんなことばかりなのかもしれない。
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