こんにちは。
柄沢由理（リー）です。
本当は、ニコニコ明るいお母さんになりたかった
元気なお母さんになりたかった
本当は、穏やかにほほ笑む妻になりたかった
旦那さんを安心させてあげられる、笑顔のかわいい妻になりたかった
なのに
何でこんな風になっちゃうのかな
何でこんなにイライラするのかな
何でこんなに怒ってしまうんだろう
何でこんなことで怒りをぶつけてしまうんだろう
何で自分の気持ちがコントロールできないの？
こんな自分はおかしい
こんな自分はひどすぎる
こんな自分はヤバい
こんな自分を何とかしないと
そう思うから
子どもにとって自分は良くない母だと思うから
子どもをこれ以上傷つけたくないから
だから相談に行ったのに
公共機関では、『産後のホルモンバランスのせい』と言われた。
『大丈夫ですよ、ひどいお母さんじゃないですよ』と言われた。
『みんなそんなことありますよ』と言われた。
子どもに手をあげてるのに『ホントの虐待ならもっとひどい』と言われた。
『自分で相談してくるくらいだから大丈夫』と。
これ以上ひどくなりたくないから
子どもを預けてひとりの時間を作ってみた。
自分の時間を作って下さいねと言われたこと、やってみたよ。
だけどそれでもイライラは収まらない。
セミナーに行ってみたけど、やっぱり収まらない。
何が原因なの？
何に気づけば、何をどうすれば、このイライラは治るの？
どうしたら、子どもに当たらなくて済むようになる？
どうしたら、わたしはもっと優しいお母さんになれるんだろう。
・・・・・・
先日の『ママのためのグループカウンセリング』で
上記の話をしてくれたＡちゃんが、感想をくれたので１部ご紹介。
わたしは最低な母親です。
わたしはひどい母親です。
子どもを怒って叩く、クズでサイテーな母親です。
Ａちゃんに、そう言ってもらいました。
実際はもっとね。
Ａちゃんは今まで
いろんなところに助けを求めて相談してきました。
こんな自分ではヤバい。
こんな自分はおかしい。
でも、
そうやって自己申告してくるＡちゃんのことを
責める人はいなかった。
怒る人はいなかった。
そんなことあるよ
産後だからイライラするのは当たり前
子どもが小さい時はそうなりがち
自分で思っているほどひどくないよ
自分の時間を作ってね
預かり保育を紹介しますよ
そう、慰められる。
誰も感情的になることや叩くことを責めてくれない。
でもさ
じゃあ時が過ぎたら、穏やかな母親になれるの？
自分の時間を作ったら、元気なお母さんになれるの？
わたしはどうしたら、こんなひどい母親から、優しい母親になれるの・・・？
それがわからない。
そういうＡちゃんだからこそ
誰も責めてくれない分、今までずっとずっと自分を責めてきたＡちゃんだからこそ
改めて『告白』してもらいました。
認めてもらいました。
諦めてもらいました。
自分はサイテーだと。
ひどいと。
クズだと。
だって
そういう自分は『無くしたい』と、誰もが思うけど
自分の１部である『いてもらっては困る自分』を否定して
欲しい自分だけにはなれないから。
いてもらっては困る自分と
いてほしい（すでにある）自分
それを両方受け入れた時
どっちも当たり前の自分として『ダメな自分』だけにフォーカスすることがなくなっていく。
中途半端に自分を責めて
素敵になりたいのになれない、と思っている時が、１番つらいのです。
誰も怒ってくれないから懺悔したかった
何か、ここの部分がすごく楽になったような認められた感じがして
Ａちゃんはそんな風に書いてくれたけど
認められた感じがして、というのはきっと
そんな自分もここにいていいと、自分が自分に許可した第１歩なんだよね。
だから楽になったのだと思う。
だけどね
Ａちゃんがずっとひどい人なのかというと
そんなことはなくて
Ａちゃん、１歩家を出たら、非常に『いい人』です。
空気を頑張って読み
人に不快な態度をしないように気をつけ
言葉にも注意し
いつもニコニコし
感じよくする。
近所の人にも
ママ友にも
店員さんにも
ちょっと話しかけられただけの人にも
無意識に笑顔を作ろうとします。
怒られないように
責められないように。
嫌われないように。
『外』でこれをしていたら
『家』で反対側の自分が出るのは当たり前だと思うのよ。
それだけ気をつかっていたら
『家』という安心安全の場でオフになるのは当然のこと。
ニコニコする元気も
優しくするチカラも残っていないくらい、疲れているってことです。
気持ちがね。
どうしてそんなに気を遣うようになったのかは
やっぱり小さい頃のことが関係しているんだけど
そんなことも含めて話をして
『外』と『家』のバランスがとれるように
宿題も出させてもらいました。
そしてこのカウンセリングの後
何の曇りもなく好きだと思えなかった家族から
『愛されていた』記憶を思い出したり
元々あったけど
こんな自分ではダメだと思って押し込めてきた自分を
旦那さんや子どもが出させてくれていて
受け止めてくれていること
今までザワザワしていた人たちは
その人たちにとっての『当たり前』を遂行しているだけなのだということ
Ａちゃんはいろんなことを思い出したり
気づいたりしているようです。
自分は最低で最高だ
どっちも認めた時に、誰かの目にブラされにくい自分になるんじゃないかな。
そして、自分の中のいろんなバランスがとれていくんだと思います。
Ａちゃん、どうもありがとうね！！
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