先日、
レッスンで、今度のライブの曲を練習していると
師匠から「『ブルーノート』をもっと効かせてください。」と
アドバイスが入った。
「はて?」
寅子顔になりながら声を出す。
ブルーノートとは、
音楽用語でいうと
標準的な音階に含まれる音と音の間にある音のことらしい。
「はて?」
再度、寅子になった私。
音をスライドさせて
「ブルース」のように
哀愁漂う感じに歌うのだと
師匠が歌ってみせてくれた。
いきなり格好よくなった!
今、練習しているのはJ-pop なのだが
ブルースの要素が入っているのだ。
ちなみに
私が、初めて
「ブルーノート」という言葉を知ったのは
ブルーノート・ニューヨークに、日本人ヴォーカリストとして初めて出演した
鈴木重子さんのディナーショーに行った時だった。
てっきり、お店の名前だと思っていた。
音楽用語の知識が増えるたびに
音楽を通じて
今までの世界が
どんどん繋がり、拡がっている実感が嬉しい。
新しい知識で
見える景色も変わり
人生が、さらに豊かになってゆく。
そんなつながりを
これからも たくさん味わいたいと思っている。