『虎に翼』90話(8/2放送) 航一さんの秘密は長岡空襲にあわせて? | ホッと ひといき・・・

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『虎に翼』 第18週 90話 (8/2放送)

 

 

真っ黒な画面から始まる。

「NHK DRAMA」の字幕が

無ければ、放送事故?と

思うような画面ゲッソリ

(実際、映んなくなった?と

慌てましたわ、わたし汗うさぎ。)

 

そこから「ごめんなさい」と

航一の声。

 

何が「ごめんなさい」なのか?

気になる次郎弁護士が、聞く。

太郎弁護士は、聞いちゃーわ~り~

ことだと思うから、止めるが。

(こういう配慮というか何というか

聞いちゃいけない雰囲気あるある)

気になるから、聞いたわけだ。

 

戦争のことと察して。

「我々がどうあがいたって

戦争は止められたわけじゃない」

とのことを言う、太郎弁護士。

 

「もし、止められていたとしたら?」

と、航一。

 

こんな話をするつもりでは…と

思い悩む航一に。

寅子は、兄の口ぐせ

「思っていることは

口に出した方がいい!」と。

「その方がいい!」と

涼子も寅子と共につづく。

(毒まんじゅう作った時の

エピソードね…)

 

 

そして、航一から、重々しい内容が

語られ始める…。

 

自分は、総力戦研究所にいた。

皆が知らない『総力戦研究所』に

「知らなくて当然。

そこでのことは口外するなと

禁じられていた」と航一。

 

総力戦研究所とは…

昭和15年に設置された

内閣総理大臣直轄の研究所。

官界や民間組織から

30代の優秀な人材が集められた。

目的は、総力戦の本質を明らかにし

その運営の中枢人物たるに

必要な能力を習得させること。

そして大戦に向けて

軍を国民を指揮監督する

人材を育成すること。

 

研究生は、模擬内閣を発足させ

机上演習を行った。

日米戦争を想定した

総力戦の机上実習。

机上演習の結果は…

日本が敗戦

その理由は、

資源の自給率などさまざま。

 

何度も演習を重ねたが

その結果が覆ることはなかった。

 

机上演習の結果を

当時の国の中枢を

握っていた人たちの前で

報告した。

「万に一つの勝利はなし。

日米開戦は避けるべきと

模擬内閣として提言いたします。

戦争のあとまでお考えでしょうか?」

と。

 

でもでも。

「これは机上演習であって

実際の戦争とは異なる。

研修に関する諸君らの

努力は認めるが

この演習の結果は

政府の方針とは

何らの関係もない。」

と、政府関係者から言われ。

 

総力戦研究所のことは

口外を禁じられ

解散となった。

 

その後、戦争は、机上演習を

なぞるように進み。

そして日本は敗戦した。

さすがに原爆投下は

予想できなかったが。

 

 

ここからの「ごめんなさい」

な、航一さんなのね。。。

戦争を阻止できなかった

責任を感じて。汗うさぎ

 

 

「そんなの星さんのせいじゃ

ございませんわ」と涼子。

「そうですよ、絶対に違う。

市民に出来ることなんか

ねかったんですよ」と次郎。

みんなが、航一のせいとは

思っては おらんのね。

 

でも、航一さんは…

大事な人を失った人間が

大勢いる。

自分の妻も満足な治療を

受けられず、亡くなった。

その責任がみじんもないなんて

自分は従ったまでなんて

どうしても、言えない。

その罪を 誰からも裁かれる

ことなく 生きている。

 

そんな自分を何も信じていない。

そんな人間が何かを

変えられるとは思わない。

だから、謝るしか出来ない。

 

 

太郎弁護士から

「なんで娘と孫が死なねば

ならねかったんだか。

誰のせいら どうせば

いかったんだか。

おめさん(あなた)を恨めば

そうせばちったあ

楽になるんでしょう。

そらろも誰を恨んだとこで

娘も孫も帰って(けえって)こねえ

おめさんは、よっぱら苦しんだ。

だっけえ、気に病むことはねえ。

へえ 謝らんなっていいって」と。

 

 

頭を冷やしに外に出る航一。

静かに雪が降り

周りは薄暗い。

(昼なのになんで暗い?と

思われたかもですが。

雪が降る日は、こんなです)

 

寅子も出てきて。

そして、寄り添う。

「あなたが抱えているものは

私たち誰しもに何かしらの

責任があることだから。

だからバカの一つ覚えですが

寄り添って一緒にもがきたい。

少しでも楽になるなら…」と。

 

航一、かがみこみ。

震える航一の背中に

手を当ててなでる寅子。

 

この辺りになると、雪が止み

かすかに明るくなってきた。

この かすかな明るさも

雪が止んだときに明るさで。

 

この雪が降っているとき

止んだ時の明るさ的なのが

リアルで…航一の

心情ともマッチしている

ような気もしてgoodでした。

 

 

ここにきて、かな~り

ズッシリしたものが

来ましたなぁチーン

 

なんかね…内容が重すぎて。

それまでの 朝鮮の人への

差別的なものが吹っ飛んだビックリマーク

みたいな感覚も

なきにしもあらずタラー

 

 

 

先週末から、たびたび出て来た

『長岡の空襲』ですが。

(太郎の娘・孫が犠牲になった空襲)。

 

、長岡の空襲は、

8月1日の夜10時30分から始まり

日付をまたいでの

2日の0時10分頃まで続きました。

先週末にナレーションでも

言われたとおり、市街地の

8割が焼け野原となり、

犠牲者も大勢でました。

 

新潟県内では、長岡だけが

空襲されたようです。

 

市街地の焼失も含めて

大きな犠牲があり。

8月1日の夜10時30分には

追悼の花火『白菊』が

打ちあがります。

(今年も打ちあがりました)

 

そして、8月2日・3日は

長岡まつりが開催されます。

この、長岡まつりの花火は、

全国的に有名になっていますが。

もともとは、この長岡空襲の

追悼を込めた花火大会です。

 

 

そんな意味のある8月2日に

新潟編で、新潟県が舞台の

『虎に翼』で、この内容のモノが

放送されたのは、わたし的には

とっても感慨深く。

 

(冒頭の真っ黒な画面は

昭和45年8月2日

街も人々の心も こんなに

真っ黒だったのかな…と、

思ったのでした。)

 

このドラマの製作者の方々に

感謝・カンシャ…です。

あり~~~がと

ござ(「ぜ」に近い「ざ」)います。ビックリマーク