関心事はスケールとコード
去年、大切だった基礎の練習に気がついた。練習をしても、こんなソロあり得ないと、わたしがちょっとやってみては続けなかった練習が、一つのスケールとコードの練習例だったと思う。少しずつ、ジャズの勉強法に目が覚めてきているわたしはわたしがボイコットしていたこのコードの123,345、567、(もちろんグループの中で順番を変えてもいい)は実は大切な実践だったと気がついた。ただ、曲を受け取る数の方が多すぎてテーマを耳コピしているうちにソロの練習までなかなか一週間では到達しないというよくない循環は断ち切れていない。もっと速くできないといけないという事だ。前に、最近、わたしが住んでいる地方は日本の梅雨時期みたいにじめじめした雨のよくふる湿気の高い日が続くと書いたことがある。そんな2・3週間前に、わたしがジャズアレンジのクラスをうけ終わって、建物から出ようとドアを押したら、建物の軒下というか、雨やどりできるところに、20歳くらいの若者、太っては決していないが縦によく成長した見上げるような身長のジャズ科の3人組が、この3人は去年から同じアンサンブルの授業に出ている学生たちでもある、彼らが、たむろしていた。一人が、「あんまり雨足が強いので、この雨の中に出ていくのをためらっていたんだ」と言った。わたしたちはジャズ科のある本校ではなく、少し高い場所にある、別の建物でアンサンブルの授業を受けていた。「本校の方は冠水の危険があって、午後から閉鎖になったのを知らなかったのかい?」その中の一人がわたしに聞いた。わたしはジャズのアンサンブルのクラスをこの子たちと受けた後、うちに帰って、出なおしてきたので知らなかった。雨合羽を着て自転車に乗っている若者、そして二人の若者がいたので、「駅方向に行く人はいる?クルマでそこまで一緒に行こう。」と尋ねた。一人が手を挙げた。「俺、そっち方面。いいの?」もう一人に尋ねると、「フード付きの服を着ているし、ここから歩いて10分のところだからぼくは大丈夫。」もう一人の自転車に両手をのせている子がいた。「あ、自転車で来てるんだ。わたしのクルマにはのせられないと思う。」わたしが申し訳なさそうに言うと、彼は「いえいえ」とでも言いそうな表情で少し微笑んだ。1年しか教えていないが、わたしの昔のソルフェージュ科の生徒のひとりだった。こんなに大きくなるとは、自分の大きく成長した子どもに久しぶりに会った時のように実は、しょっちゅう、この子を見るたびに感慨深い気持ちになることをここで打ち明けよう。そんな経緯で、駅まで若者を一人乗せていくつもりだったが彼がわたしにどこへ向かうのか尋ねた。別の職場まで行くと言うと、彼のうちが通り道の方向にあることがわかり、5分から10分、クルマの中で話す機会があった。彼はわたしがどうしてジャズ科に来ているのか質問した。わたしは簡単に、わたしは、職業訓練みたいな立場で来ていて、生徒に空きがある時だけ、来る資格があること、数年前に、個人レッスンを2週間に一回6年、(こちらでは格週レッスンがあったとして一年に、12・3回のレッスン回数)一年間は毎週レッスンを受けたけど、先生が、午前中しか来ていなかったところ、おそらく、学校からの依頼があったのだと思うけれど、若者も来れる午後の時間帯にレッスンが変更になって、生徒の登録が多くなり、わたしはレッスン終了となったこと。わたしも第一課程のジャズピアノのテストでは審査員全員一致で合格したけど、あなたたちにわたしのレベルを聞かれた一年前は、あなたたちがDEMや SPEという最上級なレベルだったので、それに比べると、わたしは初心者だと思って、そう言ったのと説明した。わたしは、ブログにコメントをくださったジャズの先輩にコンサートの時のわたしのソロをほめてくれた子たち、この時クルマに乗っていた若者と、もう一人のギタリストだが、彼らにソロのアドバイスを聞いてみたらとコメントをいただいたことを思い出した。わたしは、あなたはどうやってソロを勉強してきたのかと尋ねた。もう、彼はプロ級の生徒だ。彼は率直にコードにあったスケールを練習して、録音からソロを耳コピして、それを練習し、移調しても弾けるように練習すると言っていた。なるほど、コードにあったスケール練習と、耳コピ、そして移調かと思った。プロ中のプロとわたしが思っていた以前習ったジャズピアニストも同じことを言っていた。この20歳くらいの男の子は、おまけに、ソロも移調していると、わたしは受け取ったのだが、もしかしたら、彼はテーマのメロディを全調で移調練習していると言いたかったのかもしれないし、テーマと耳コピした素晴らしいフレーズの両方共を移調するのかもしれない。そこははっきりしないが、やっぱり、コードにあったスケール練習は、地道にしているのかと納得した。そして、一年間一緒にやってきたわたしに、Il faut se lancer とアドバイスした。フランス語は母国でないわたし、意味は分かるが語感まで感じてみたかったので検索したら英語版の翻訳が先に出てきた。どんなニュアンスがあるのかと、英語で出てきたジャズ以外の会話だが、いくつかの文例から、抜粋して見てみるとse lancerはこんな場面に使われていた。日本語の部分はグーグルの翻訳で調べたもの。- needtotackle new things, to savour the tang of adventure and discovery.新しいことに取り組み、冒険と発見の味わいを味わう必要があります。- have to risk something, go beyond their limits.何かを危険にさらし、限界を超えなければなりません。-mustnow start soonすぐに始めなければなりません-must be readyto dare,to leap into the void.あえて虚空に飛び込む準備ができていなければなりません。ソロをとる時の、気持ちがこんな例を読んでいても文例から感じられる。今日は、昨日片づけていた時に見つけた本に少し目を通したかった。1990年発行のリットーミュージックの本だった。そのころから興味はもっていたんだ。その20年以上たってからジャズを聞き始めることになったんだ。この本の最初に、長音階の各音に4音でコードがつけられているもの、そして短調では3種類の音階に、それぞれ4音でコードがつけられているものが書かれていて、自分で書いて、全調で練習しなさいという事が書かれていた。指定されたコードを書き出して弾く練習じゃなく、書かないで各度数上のコード、各調に7つあるがそれをひとつずつ左手で弾いて、右手でその調の音を鳴らすことができるようになるまでいろいろ即興で地道に、各度数上のコードで一つ一つ音を鳴らしてみた。こんな練習、基礎の基礎で、これくらいできないと転調の多いジャズのソロをとるのは難しいと思った。この練習も、スケールと和音を関連させる練習の一つになると思った。こういうソロのための練習も今まで抜けていたと思った。全調での試し弾きは長音階全調と、旋律的短音階を6調くらいやってみた。時間がかかるから、今日は長調だけとか、今日は旋律短音階だけとか、和声短音階だけ、もしくは自然短音階だけとか決めてすると、時間がとられすぎないで他のことができていいと思う。調性と使われている音の把握、その練習が大事だと思った。