職員会議が終わって、みんなとお話をしてから、
わたしは歌を練習するため開いている教室を探しに行った。
2時半だったから、『約2時間弱は練習できる。』そう思った。
ジャズのコンボでのコンサートと、ジャズのアンサンブルのコンサートで、
わたしは2回、歌唱テクニックのレッスン及びリハーサルに出席できなかった。
喉頭炎で一か月以上休んだこともあったし、
仕事の提出書類に追われて参加できなかったこともあった。
どの歌を歌うのかも知らなかったし、歌う機会がある当日の職員会議の後に、
歌唱テクニックの先生、わたしの同僚であるが、彼女に確認した。そんな
次第であった。
教室に入って楽譜を見ると、一曲は複数回レッスンで歌っていた。
一曲は最後まで歌っていなかった。
曲の構成に、ダ・カーポがあった。歌詞が1番から3番まであるではないか。
わたしは、初見で1回か2回、みんなと、最後まで歌っただけで
ダ・カーポを入れては歌っていなかったので、これは歌う前に早く行って
先生に質問することにした。
おまけに わたしはたいていアルトのパートを歌うが、
この曲のアルトパートは対位法的になっていて、全然ソプラノとリズムが違うのに
歌詞がついていないのはどういうこと?と思った。
この曲に関しては、わたしはメロディしかうたったことがなかったので
わたしはメロディを歌おうと思った。
別の1曲では、アルトを途中までしかレッスンで歌っていなかった。
急いで音取りをする。人前で歌う当日にかと、気があせったが、
何とかなるような気はしていた。ジャズのリハーサルとコンサートは
前から予定が入っていたのでどのみち休むことはできなかったのだ。
歌唱テクニックのこの歌う機会に、「出演しない」と言う手もあったが、
わたしはこの状態でも、グループで歌う機会に参加しようと思った。
時間になり、託児所に行くと、歌の先生と、楽器の運搬を手伝ってくれる
同僚、ピアノ伴奏をしてくれることになっていたピアノの同僚、
また、一曲、伴奏譜がゆっくり目の曲をその弟子が弾くことになっていたので
その男子と、なんと、ハープ伴奏の、しとやかそうな女子生徒がいた。
わたしたちの歌唱グループは、もう何人もがバカンスに発った後で
総勢5名だけだった。託児所の先生か父兄かわたしにはわからなかったが、
大人と一緒にとても幼いこどもたちが部屋に入ってきて、とても静かに、
誰一人騒がずに、わたしたちの音楽に聞き入っていた。
歌の先生がとてもアットホームにこどもたちに話しかけた。
そのあたたかい言葉がけに、わたしは、この同僚にますます好意を持った。
わたしは目の前にいる幼いこどもたちを見て、その可愛さに
胸がきゅんとすること、1度や2度ならず。💖💖💖
いまだかつて、こんなに小さくてあどけなくて、か弱く、
愛くるしい聴衆の前で歌ったことはなかった。
世界で一番かわいくて幼い聴衆の前で歌うと言う稀な経験をした。
そこの託児所は清潔で、明るくて、職員さん達がきびきびと動き、
明るいお部屋、こどもたちが喜ぶようなしつらえ、クッションなどもそう、
そして窓からは、こどもたちのために遊具が設置されてある、
心躍るような野外スペースが目に入ってきた。
部屋のスペースの関係だろう、少人数ずつ子どもたちを連れてきては、歌い、
という事を3・4回繰り返したが、わたしは、とても気分がよく、
歌う気持ちになっていたので、あと3回くらい、この3曲の歌を歌いたかったくらいだ。
歌い終えた後、わたしは職場に戻ってピアノのレッスンをした。
朝の職員会議から、歌の練習・託児所で歌を歌い、レッスンをして
持ってきていた晩御飯用のお弁当を食べ、うちに帰ってきたら
あっという間に眠りについた。
そうそう、ジャズに興味のある方もいるかもしれないので、
これも書いておこう。学校にいくらか楽譜があるのだが、piu forteという
クラシックの曲がメインの教則本の中に、なんとオスカー・ピーターソンの書いた
練習曲の一つが載っていたので大人の生徒のレッスンに使っている。
スウィングともイーヴンとも書かれていないので、
速く弾く練習を目的にすることにして、イーヴンで弾くようにアドバイスした。
この曲、わたし気に入ってる。この一番最初の曲。
こういうテンポで弾いている方もいた。