遅すぎたタブレットデビュー | 音楽すること・生きること

音楽すること・生きること

フランスに住んでいます。結婚、出産、国を超えての度重なる引っ越しを経てフランスに在住、長男が小学校5年生の時から仕事を
再開。その1年後にジャズピアノを始めました。
音楽・その他、日々の出来事を綴っています。

わたしはジャズを始めて、いろんな人が

タブレットを見てi real proでコードを見てピアノを弾くのを

見てきた。2・3年前に、タブレットがあれば便利そうと

思ったことがあった。去年、長男に、どういうモデルがいいか

教えてもらったが、デジタル機器が扱いきれるかどうかと

言う心配と、安くはないものと言う経済的な理由で

決めかねていた。買って、使えなかったらどうしようと

いうことだ。

 

さて、夫は経済的な理由からだと思うが最初、

携帯電話を持つことに反対だった。今までそう言うものが

無かったけれど、人は普通に生活できてきたというのが

彼の理由だった。それで必要不可欠なものではないはずだと

言う論理だ。固定電話があるではないかと言っていた。

 

当時、小学校の当時担任だった先生から、長男は

理数系が得意なので、向いていると思うと言われ、

難関校入学のコンクールを受けることになった。

わたしは、そのコンクールを受ける申し込みをした

教育機関から電話を受け、資料に携帯電話のナンバーが

書かれていないから書類不備ですと言う電話を受けて驚いた。

書類を書く時に夫に話すと、携帯なんて、

だれもが持っているとは限らない。固定電話番号を書くだけで

十分だと言ったのだ。わたしは、電話口の人に、夫が言った

ことを伝言し、固定電話に連絡してくれるように頼んだ。

でも、それは困りますと言われ、わたしはこの口調から、

ここを受ける人たちは、みんな携帯電話を持っていると

空気を読んだ。夫に話すと、不機嫌になったが、普段は

譲ることも多いわたしが、いや、ここの連絡手段は絶対

携帯電話やねんてと、めずらしく粘り、それではということで

ネット機能のない、一番小さい電話ではあったが、

歩いて行ける距離でない学校に、いつ何時、駆けつけなければ

ならない時がくるかもしれないと、緊急連絡が必要な

時のことを予測して、わたしと長男に、その一番小さい

電話を買い与えた。毎月の支払いの電話料金は一人、

一律で4ユーロ未満だったと思う。

 

初代の携帯を購入するのにも、根気のいる説得が

必要だったが、ジャズで i real proと言うものを使うために

わたしは別のネットが使える2代目の携帯を購入した。

わたしの初代の携帯は夫が使うようになった。

この時は夫の怒りの嵐もおこらなかったが、その後、わたしが

ジャズの勉強、耳コピの為に、自分のコンピューターを

購入すると言った時は、大嵐になった。

わたしは、夫が反対しようとも必要であることは

わかっていたので

日本のコンピューターに詳しい甥に複数のモデルの意見をきき、

長男に最終的にこれがいいというものを絞り込んでもらって、

購入に至った。夫は、高価なものを買うということに

腹を立て、大かんしゃくを起こした。

 

i real proのためだったら、ここで、タブレットを購入した方が

よかったと気づいたのは今日だ。その時は、タブレットと

言う考えにも及ばなかった。携帯電話ではコードも小さいし、

楽譜に至っては、読みにくいこと甚だしい。

 

バカンス前に、エクリチュールのクラスでのこと。

わたしともう二人の大人の生徒が、先生を囲んでいた。

1人ずつ添削してもらうが、誰かが添削されているのも

一緒に聴講するというスタイルで受講している。

その中に、某グランドエコールで教鞭を

とっていた、インテリさんがいらっしゃる。

彼のやった課題の一部が、シューマンの

こどもの情景の詩人は語るに似てると思ったので

そう言って、わたしが携帯の小さい画面で苦労しながら

シューマンの楽譜を見て弾いていると、

彼はさも楽しそうに、笑いながら言った。

「彼女ったら、(こんな小さい)携帯で

譜読みしようとしているよ。」

何を馬鹿げたことをしているんだと思ったのだろう。

彼はエクリチュールの課題はタブレットでしてくる。

先生から添削の指示があると、

付属のペンでちゃっちゃと書き直す。

だから、携帯の小さい画面でクラシックの楽譜を

読もうとすること自体が

想像の域を超える、彼にはあり得ないことだったのだ。

わたしより年上の方でもあるので、視力にも

問題があるのかもしれない。

わたしは冷静沈着な気持ちの中で思った。

『ほんまや。こんな小さい画面に

出てきた音・音・音をこれはこの音やろかなんて

解読、そう、カ・イ・ド・クしてるんやわ、わたし。

こんなん、あかん。』

能率悪い。音楽ができない。

 

さて、問題のタブレット、使いこなせないのではないかと

思ったが大丈夫だった。

きょう、i real proがタブレットで見ることができた。

画面が大きくて とても見やすかった。

説明も日本語で出るようにできた。

 

さて、i real proの話しにうつろう。

移調ができる、テンポが変えられる、ということぐらいは

使っているうちに分かったが

今日は、そのコードに使うスケールを表示する方法や、

コードを書き換える方法、拍子を書き換える方法、

たとえば4分の4拍子の曲を来週は4分の5拍子で

練習してくるとかいう時の変え方、練習の都度に

テンポを、もしくは転調を自動的にさせるやり方、

ピアノのコンピングなど、一部の楽器の省き方、

最初から最後まで続けて弾くばかりでなく、

ここからここまでを区切って練習したい時のやり方、

イントロを挿入したい時のやり方など、

英語の動画だったが、たとえ英語のバイリンガルのレベルが

無くても、ビデオでわかりやすく説明してくれているのが

見つかって、使いかたばっちり習得やわ。

なんて便利なんやろと、じわっと感動。

 

使いかた知らんかったん、わたしだけ?

ジャズをするお友達が周りにいなくて、陸の孤島状態。

孤軍奮闘。遅すぎた感もあるタブレットとの出会い。

i real pro、活用すっぞ~