ジャズのアトリエは来週から | 音楽すること・生きること

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フランスに住んでいます。結婚、出産、国を超えての度重なる引っ越しを経てフランスに在住、長男が小学校5年生の時から仕事を
再開。その1年後にジャズピアノを始めました。
音楽・その他、日々の出来事を綴っています。

アトリエとこちらでは呼ばれている、ジャズのアンサンブルのクラスの

練習があるのか担当の先生に尋ねたら

来週からと言う事だった。きょうは、アトリエのメンバーで集まって

話し合いと言うので、顔を出してきた。

今年から仕事の時間が変更になって仕事でおそらく10分くらい遅れる

ことになりそうですが参加していいですかと言ったら、オッケーが出た。

エレキギターの先生の勧めで同じアトリエに来ると言う若者は、

先生が弾いてごらんと言ったら

聞いたことがあるけれど、わたしは弾いたことがないドナ・リーを

なかなかのはやいテンポで弾き出し、

ソロ・バッキングと続けて熱い演奏を聴かせた。

ドラムの先生がドラムで伴奏。わたしがピアノで弾けたらよかったのだけど

この曲はまだ弾いていない。残念。その前に弾けるかどうかわからない。

楽譜の初見が弱いけど、練習するから大丈夫、コードを見てソロも伴奏もできると

言っていた。この若者はレベルが高そうだ。

ドナ・リーはこんな曲。ビバップの曲。

先生がアトリエの特色の話をしていた時に、プロ試験を受けるレヴェルの

アトリエを担当している先生の話になった。

とても速く弾かせると言う話が出たので、

「(あそこのアトリエに参加した当時は)わたしには手も足も出ませんでした。」

と言うと、

「ノン。」

と言われてしまった。

きみのレベルではないと言う事だ。

今のところプロで通用するレベルには行っていないと言う事。

分かっているけれど、はっきり言われて、一瞬、

頭をボカンと殴られたようなショックがあったが、かえってよかった。

この頃、仕事の方での生徒のレッスン時間の調整と、グループ授業の準備に

右往左往していてピアノを弾くどころではなかったが、

微調整は残っているものの、今日ひと段落がついた。

頭ボカンの威力か「練習しよ。」と思ったら、ジャズの講習会に行った時に

もらった資料の中に素敵なコード進行が載っているのを見つけた。

それを全調で弾く機会になった。

IV   VIIm7b5   IIIm7     VIm7   II7    V7    I maj7  

コードしか載っていなかったけど、

適当に弾いただけで、この4和音の美しい響きに包まれて

幸せな気持ちになるのだ。

また、あのプロ試験を目指す若者の参加するアトリエのように

曲が速いとソロで手も足も出ないようでは困るわけで、

早く弾く練習をしないといけないことを思い出させてもらったことと、、

今日のギタリストみたいにテーマ・ソロ・コンピングを

ひとまとめに一気に練習する癖をつけるといいと、

生徒の演奏を目の当たりにして思いついた。

テーマだけ7年弾いていて他はする時間がありませんでしたと

言ってきた。先生や他の人たちには、

何も言わないでも、ギタリストとピアニストは、こういう風に、

テーマとソロとコンピングを練習するものだったんだ。

他の事をする時間がなかったと言ったら何も言われなかったので

テーマをクラシックみたいにきれいに弾くだけで止まっていたんだ、わたし。

先生は、時間がないならしょうがないと、この3つを集中して練習すべきことは

知っているものとして黙って見過ごしていたんだろう。

いや、実はわたしは今日まで、この若者を聴くまで、ここまでしないといけないとは

知らなかった。

7年目にはジャズには何が必要?とため息をつかれながら遠回しに聞かれたけど

こうやってこの3つをセットにして練習するんだ。

今日聴いた若者はね、本当にすごい集中力で一気にその《セット》、

テーマ・ソロ・コンピングを弾ききった。

ジャズマンの常識はわたしには未知の世界であった。

顔出しに行こうと思っただけだったけど、どえらい気づきが待っていた。

テーマ以外はとりあえずソロの勉強と思っていたけど、

ソロだけと違うやん。コンピングもセットやん。

こうして亀さんは気づきの一歩。

あの若い男性、うまかったなあ。

親しみを込めてエレキくんと呼ぼう。

エレキくんは用事で来週は来れないので2週間後に一緒に弾くことになる。

数年前、1人でコンピング取りまくりのわたしより年上のギタリストが

アトリエにいたことがあり、わたしの出番がほとんどないことになった時期が

あった。もうギタリストとピアニストが同じアトリエにいるのは嫌だと

思った。でも、今度のエレキくんは、少し雰囲気が違いそうだ。

 

明日はコーラスの伴奏の新年度初日、そして新規のピアノの生徒の初レッスン、

歌唱技術を教えるクラシックの声楽家の先生の歌の体験レッスン参加と

盛りだくさんな一日になる。