フランスではズボンの事をpantalonと言う。
わたしは日本語ではズボンと言っていたのだが、
今でもそういう言い方で通用するするのかな?
ネットで注文していたpantalonのサイズが合わなくて
返品した。ちょっとがっかりした。
以前は試着したものしか買わないと
思っていたが、服もバーゲン時期には
ネットで購入するようになった。
でも、ネットの写真ではサイズは分からないし
生地の感じも分からない。
最寄りの取扱店まで返品しに歩いて行った帰り、
あるアクセサリー販売店の前にさしかかった。
そこはお洋服も扱っている。
去年、半額になっていた白のワイドパンツがあったことを思い出した。
試着すると、サイズはぴったりで、透ける薄い生地が揺れる
白いワイドパンツだった。なんともエレガントだった。
気分はリゾートホテルのレストランのテラス席でサングラスをかけてその
白いワイドパンツ姿の髪の長い女性が、冷たい飲み物を前に
足を組んで座っているイメージ。
女優っぽい姿がファッション雑誌の写真のように思い浮かんだ。
問題は、白いワイドパンツは下着まで見えると言うこと。
前はポケットがついているのでいいが
後姿が・・・。
お店の人はわたしに驚くようなアドバイスをした。
「赤い下着をつけると見えないのよ。」
わたしの心の中は半信半疑の声。
『そんな・・・見えなくなるっていうことはないだろう。』
でも、彼女は下着屋さんの女性の経営者からきいたといたずらっぽく
微笑んだ。
透けて恥ずかしくはけないものを買っても仕方がないと
その時は買わなかったが、その事を思い出した。
去年のようにハンガーが出ていた。
あの白いワイドパンツはまだあるかなと2メートルくらいの
距離から見たところ、タイミングよくブティックの経営者が出てきて
マスクにサングラスに帽子をかぶったミステリアスなわたしを見た。
「去年見た白いpantalonがあるかと思って。」
彼女は、「これの事ですか。」と、店の中に入った。
あった。何人かの人が試着したのだろう。
ウエストのところが気のせいかこころもち黒ずんでいるように見えた。
もとはわたしはその値段では絶対買わないと言う値段だったが、
半額でも高いが、お気に入りなら買うかもと言う値段だった。
彼女は言った。
「30%引きになってます。」
去年は50パーセント引きまで下がっていた。
わたしは言った。
「去年はOOユーロだったんですけど。」
「じゃあ、それでいいわ。」
うちに帰ってペチコートのズボン版、ぺチパンツをはいてから
白いワイドパンツをはいたら後姿もバッチりだ。
彼女は売ってしまいたかったし、
わたしはネット注文したものが思ったようなものでなく
がっかりしていたところに、去年買わなくて気になっていた
白いズボン、はく時の下着が見えない対処法も研究してあったので
去年と同じ値段なら買いたかった。
双方、納得の交渉ができたという出来事があった。