16x2=32, 32x2=64, 64x2= 128
計算し間違えていないかと、確認した。
音楽をやっている人は一つの全音符は2つの2分音符に分かれ、
一つの2分音符は2つの4分音符に分かれ、と言うことを
知っている。音符の上に線が2つついているのは16分音符。
ピアノを習っていてここまでくると、曲にもよるが、初心者では
ない。上に3つ線がついているのは、32分音符、テンポによるが
華麗なパッセージが出てくることが多い。ピアノの譜読みで
ベートーベンのソナタの「悲愴」の1楽章の出だしで、5本線の
音符が出てきて「これは!?」と思った方も少なくないと思う。
線が5本ついているレヴェルの練習をソルフェージュのクラスでした人は少ないだろうし、それを楽器なしでソルフェージュクラスで
やると、やる気に満ちあふれていてどんな困難なことでも
乗り越えようと言う意思のある生徒以外はめげそうになる
生徒も多いだろう。
それが次男の宿題で先週出た。テキストはMusicalement vôtre vol.8 Jean-Clément JOLLET Ed. Gérard Billaudot。 この8巻にも2種類あるが、次男のものはピアノ伴奏のないもの、生徒用だ。
その7ページに、バッハの1er Sonate pour violon seul BWV 1001/I Adagioがあった。32分音符が多く、64分音符もあり、
最後に128分音符が出てくる。次男がそれを見て難しいと
言った。面白かったのは、次男と一緒のクラスに出ている
高校3年生か大学生くらいのお友達も、学校の複雑な数学の
練習問題より難しいと言っていたと聞いた時だ。
13才の次男はこの上級クラスに行くのは渋々だった。
夫は去年は、フォーマシオン・ミュジカルのレヴェルが難しくなったのに、わたしが忙しくて、次男の宿題を見てあげなかったことも
あって、次男は自信ややる気をなくしているように見える。
今年はしっかり、宿題の面倒を見てやってほしいと言われている。それならばと、次男とその曲を実践してみた。
一番最初に、グローバルにとらえるために、You Tubeなどの
録音を聴く。音のイメージがないのに読むだけと言うのも
わたしが生徒だったら苦行すぎる。演奏者はリズムどおりに弾いていないが、それは彼の音楽をしていると言うことだと説明する。リズムどおりに読む練習をするのはこうやって演奏するための準備であることを話す。
複雑なのでわかりやすく16分音符で、拍を取りながら練習し、
それから8分音符で拍を取りながら練習する。はじめから最後まで
何回も通すだけでなく、ここはややこしいと思ったところは、鉛筆でさっと薄く囲って取り出して練習するようにする。できる様になったらすぐに消せるようにだ。
電話で長男に話したら、それは8分音符を拍にするので行けるだろう、と長男の貫録のお言葉。次男にそれを伝えた。
次男にはお兄ちゃんの言葉は重みがあるようだ。
次男にもこういう曲が読めたらすごくハイレヴェルだよと
ママからも話す。フォーマシオン・ミュジカルのクラスにも一緒に勉強する男子がいて幸いだ。
こんな曲を次男と練習できて面白い。
128分音符はフランス語ではquintuple croche と言う。
バッハの1er Sonate pour violon seul BWV 1001/I Adagioは
いろんな演奏家で聴ける。
Arthur Grumiaux
https://www.youtube.com/watch?time_continue=11&v=V_VBtfK79kQ&feature=emb_logo
Itzhak Perlman
https://www.youtube.com/watch?v=etB8MAjNaz0
Menihin
https://www.youtube.com/watch?time_continue=2&v=XkZvyA69wCo&feature=emb_logo
Isaac Stern
https://www.youtube.com/watch?v=gfbThcQ04aE&feature=emb_logo