大学生の時に、同じように下宿生だったSちゃんは、ものすごくピアノを練習する子だった。
わたし達は同じクラスだったが、クラスで一番練習する子だったと思う。
学校全体でも、おそらく一番練習する生徒の一人だったろう。
彼女とは自転車通学と言う、共通点もあった。
朝、わたしが練習室で練習しようと大学にはやく行った日があった。
到着すると、Sちゃんが先に自転車置き場について
鍵をかけているところだった。練習室を探しに行くと、最後の空き部屋に
Sちゃんがいて、ピアノを開けているところだった。
その時のがっかりした気持ちは、今でもその場面と一緒にはっきり思い出される。
彼女は、ピアノを練習する時間を確保することが常に頭にあったので、
みんなでしゃべっていても、急に姿をくらますと言うことがしばしばあった。
そんな時はうちに帰ってピアノを弾いているのだった。
彼女がラヴェルのスカルボを練習している時だったと思う。
肩に手をやって、とても肩の筋肉が張っているとこぼしたことがあった。
たしか市販の湿布を貼っていたか、貼らなきゃと言っていたような記憶がある。
ジャズピアノはアプローチが違うが、練習には時間がかかる。
全調でやってみたり、ポジションを変えたり、コードを覚えたり、
何やかやで、時間があっという間に過ぎてしまう。
ピアノの弾きすぎだろうか、それとも変にひねったか、重いものを持ったか、
年のせいかもしれないし、運動不足のせいかもしれないけれど、
左の上腕が痛い。ピアノを弾くには全く差し支えはないが、
後ろに回して以前、ヨガ教室でやったような、背中で左右の手をつなぐような動作、ねこのポーズが
痛くてできない。
きのう、日本人のお友達に話したら、知り合いにもそんな人がいて、整体に行ってなおしてもらったと言う。
一回50ユーロで4・5回かかったらしい。高い!
今年の暮れはSちゃんのように湿布して過ごすことにしよう。
夫が数年前に仕事でマレーシアに行って買ってきてくれたものだ。
フランスの薬局でもこういうものが簡単に変えたらいいのにと思う。
今日は思い立って、即興用に、お気に入りのフレーズや短い音型を書いたノートの中から、
2つ、きれいに浄書して、バンドで弾いている曲のコードに入れて弾いてみた。
面白かった。このノートは書きっぱなしで、コンサートがあった時は開くことがあったが、
それ以外はほとんど活用されていない存在だと気がついた。
活用出来るように整理することにした。
個人的な意見なのだけど、たとえば1235と言う音型を身に着けるために、
全部の組み合わせでつぎからつぎへと弾くと言う練習方法がある。
やってみたらわたしには面白く聞こえる音型とそうでない音型があった。
実際に使うとなると、気に入った音型を重点的に練習する方が効率的ではないかという気がしている。
全部で弾くことは否定しない。どんな音型でも脳からの指令でさっと弾けるようになるのは
いいことだと思う。素晴らしいと思う。でも、音型の中に優先順位があっていいのではないか。
それだったら、実際に聴いて、自分の好きだったものを書き留めておいたものを
全調で弾く方が、実践的なような気がする。実際、音型という名の引き出しに自分のお気にいるがあるのを見つけた時は幸せだろう。
今日は2つやった。明日用に2つ足した。
今のところの区分はX7 blue note; Xm, Xmajeur の3種類。
フレーズや和音が出てきたら、その都度、整理区分を追加する。
3日坊主になりながらでも、思い出したように続けていければいい。
自分のお気に入りの音だから、練習に張りが出る。
単語帳みたいなもの。思い立って、インデックスをつけて使いやすく整理しなおすことにした。