バンド編成は7重奏 | 音楽すること・生きること

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フランスに住んでいます。結婚、出産、国を超えての度重なる引っ越しを経てフランスに在住、長男が小学校5年生の時から仕事を
再開。その1年後にジャズピアノを始めました。
音楽・その他、日々の出来事を綴っています。

今年度、初めてのバンドの授業に出た。

今年はトランペットが加わり、7重奏だ。

楽器編成は、ドラム、ギターバス、ギター、ヴィブラフォン、サックス、トランペット、ピアノ。

 

英語とフランス語のボキャブラリーで7重奏はどんなことばか みておこうか。

英語では7重奏はSeptet(セpテt、)仏語ではSeptuor(セpチュオーr)。

 

トランペットの若者のソロを初めて聴いた。みんな感心しているのがわかった。

リズムがいい。初見でだ。

わたしが親指を立てて合図すると、

彼は「メルシー。」と言うではないか。

礼儀正しい。やわらかい、ふっくらとした音質でリズムはまるで、

ジャズの本場でつちかったようなノリ。吹いているところを見ると

マイルス・デイビッドと重なって見える。口を開けば、もしかしたら

英語をしゃべるのかも、と妄想したが、フランス語でしゃべっていたので

フランス人のようだ。

 

ヴィブラは複数の奏者がいたが、新しく入ってきた若者の、集中力と、

新鮮さあふれる、ソロに、ただものではないなと感じた。

これはジャズ初心者ではない。かなり、真剣にやってきた感じがする。

 

ドラマーも新しい仲間だ。

ドラムもいい。お父さんの代からのドラマーだから、そういういい環境で

音楽ができたのだろう、のびのびと楽しんで叩いている。

 

あとのメンバーは、去年と同じ。

わたしは今年は忙しくなるから、ここのアトリエに来れるかどうかわからないと

去年の仲間の一人に言っていた。

わたしが行くと、

「やんぱっぱ、(わたしの仮称)、俺たちと一緒に(音楽を)やるのか?」

うれしそうなバシスト。

「イエス!」とギタリスト。

今年のメンバーで、いいスタートを切った授業だった。

 

2年間、いろんな授業を取ったのはいいけれど、十分に復習する時間も

十分にピアノを練習する時間もなかったような気がする。

がむしゃらに、いろんなことをする時期があってもいいとは思うけれど、

空回りしていた気もする。自分で考える時間を、

音楽を落ちついて聞く時間を、ピアノを弾く時間を取りたいと思っている。

 

The Crusaders のsnowflakeを、バンドの仲間が音源から譜面に起こして作った

リードシートでみんなで初見した。

わたしはソロのところで困った。

こういうソウル、ファンク、ポップが混ざったような曲は、何を弾いていいかわからないが

いつもの2乗になった。

ポツンポツンと弾いたら、みんなが、『やんっぱっぱ、どうした?』みたいな空気に

包まれているのが感じられた。

 

うちでThe Crusaders 曲を聴いてみると、エレクトリックピアノ奏者が、細かいリズムでソロを

弾いている。これが、ジョー・サンプル?ボキャブラリーを増やすところからね。

introの不思議な響きは5度音程の連鎖か。intro8小節とテーマ4小節を勉強した。

ソロはボキャブラリーづくりと、耳コピを4小節やった。もう、前みたいに、書きっぱなしで

全部書き上げてから弾くと言うやり方はやめた。1・2小節を弾いて書く、弾いて弾いて弾いてする。それで進んでいく。そう言う風にすることにした。