ジャズのコンサートでピアノを弾く | 音楽すること・生きること

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フランスに住んでいます。結婚、出産、国を超えての度重なる引っ越しを経てフランスに在住、長男が小学校5年生の時から仕事を
再開。その1年後にジャズピアノを始めました。
音楽・その他、日々の出来事を綴っています。

コンサートが始まる15分前に会場に着いた。
ホールの後部座席に、夫とふたりの息子が座っているのが見えた。
そこへ ジャズピアノの先生が颯爽と入ってきて、わたしを見て言った。
「さあ、loge (楽屋)に行こう。」
単なる生徒のわたしはプロのジャズプレイヤーだけが楽屋に
入るのだと思っていた。
「わたしは客席でいるんじゃないの?」
「よく聴こえるのは客席の方だけど・・・」
「どっちでもいいの?」
「うん、どっちでもいい。」

はじめて、その会場の楽屋に入った。こんなに小さいのかと思ったら
そこは舞台袖で、男性用の楽屋と女性用の楽屋があった。
一人ずつ、いすの前に、大きい鏡がついていた。
女性はわたしを入れてふたりだけ。もうひとりが、始まるまで
会場にいたのか、楽屋にはわたし一人だけだった。
男性は十数人の出演者がいて、始まる前に隣の男性用の
楽屋から、機嫌のいい笑いの入り混じったおしゃべりが
ざわめきとなって聞こえてきた。