試行錯誤・ピアノ | 音楽すること・生きること

音楽すること・生きること

フランスに住んでいます。結婚、出産、国を超えての度重なる引っ越しを経てフランスに在住、長男が小学校5年生の時から仕事を
再開。その1年後にジャズピアノを始めました。
音楽・その他、日々の出来事を綴っています。

「ベーシストが入った時に、ピアノはルートを
弾いていいかどうか。」
それが、知りたいところだった。

バラードのソロを自分で考えるのははじめてで
時間がかかったからこの曲はバースとエンディングだけしか
弾いていませんと言ったら、本番のように楽譜を取って
全部弾くように言われた。

そんなにいつもいつもルートを弾いていたら、
ベーシストと重なって、ベーシストが喜ばないよと言われた。
そこは練習していなかったから、コピーしたポジションでは
弾いていなかった。
でも、思い出して
「先生もルートを弾いていたと思うんですけど。」
と言ったら、
「弾いてもいいけど、そんなにいつも
いつもじゃなくて、そして、音域が問題なんだ。
ベーシストは
この辺でこうやって弾くだろう。だから、あなたは、
このへんで、こうやって弾くだけ。」

それからソロ(即興)で大事なのは絶対に止まらない事と
言われた。
書いて練習してもいいかと尋ねた。
「書いてもいいけど、書くと、書いたのと違うように
弾いた時に、どこに行ったかわからなくなることがある、」
そうか、そういう危険があるのか、と思った。

うちに帰って考えた。本番までに、あまり時間がない。
どんな練習をしたらいいのか。

ソロに関しては、4音のさまざまなモチーフのメロディを
(前にもここでご紹介した教則本にヒントを得たもの)
手の中に入れていく練習をすることにした。
実は、この本の最初の方のメロディのモチーフに面白みが
なかったので全体をざっと通して読んだ後、
『積読(つんどく)』になっていたものだ。
今回、最後まで、ていねいに読みすすめていくうちに、
長調なら1235、短調なら1345だけでなく、
もっといろいろな組み合わせが出てきて、気に入ったものや
インスピレーションを受けた4音のグループが 
これでもかというようにでてきた。それにオルタードの音階、
リズム、アクセントのことも考えてやってみることにした。

先生には何も細かい指示は受けていないけれど、
自分で練習していきたい事を忘れないように
書いておくことにした。
弾きながら、何のコードを弾くのか言いながら弾けるように。
4和音なら転回形も入れて4つのポジションですらすら
弾けるように。テンションを入れた形でも
4音のモチーフを
和音にした形のものも、
4つのポジションですらすら
弾けるように。
音階は、何番目の音からでも弾けるように。

アルペジオもどんな音からでも始められて、
どんな音でも終われるようにしたい。
ディミニッシュのコードにあうものの練習をすること、
ブロックコードをいろんな調で弾けるようにすること。
オルタードを混ぜたⅡ Ⅴ Ⅰ プログレッションが
いろんな調でできるようになること。

一体どれだけの練習がいるのかと、そんなことが
できるようになるには何日、何ヶ月かかるのかと
思わないでもないけれど、今度弾く機会に間に合わなくても
いい練習になると思う。道は、はてしなく長いと感じる。
でも、できるようになりたいことばかりなんだ。
ピアノを弾くには本質的なことだと思うんだ。
きっと、バッハも、モーツアルトもベートーベンも、リストも
即興が得意そうな作曲家たちは、こういうことが
できたんじゃないだろうか。

ところでルートを弾かない時のポジションってどうなって
いるんだろう。そう思って、検索してみたら今日、
フランス語の
解説を発見した。
先生が一年目に教えてくれて、なんだか、9とか13に
慣れていなくて馴染めなくてそのままになって
いた9・13の2つのポジション、それが、全部の和音に
応用できるものだったんだ。
じっくり読んだら、今日わかった。
教えてもらっていたドミナントの9・13のポジションこそが
ルートなしのポジションだったんだ。
外国語で習っていることも考慮に入れてあたたかい目で
見守ってくださいね。興味のある方はこちらから。

http://www.beswing.fr/accords_jazz.php