日曜日、夫がこども達を卓球に連れて行くと言った。
わたし達は、石でできた卓球台で卓球を楽しんだ。
夫とこども達は、2,3回来たことがあったが、わたしは
初めてやってきた。
日本では見たことがないのだけれど、こちらに来てから
石でできた卓球台を見つけた時はちょっと意外だった。
細かい石を接着して作ってあるのだろうか?
ネットの部分も石、普通なら木でできた卓球台も
同じく石だ。
野外に設置してあるけれど、これなら木のように、
雨が降っても腐ったりしない。
「でも、ピンポンの球が跳ね返る時に、イレギュラーに
跳ね返ったりしないの?」と言うと、
「そんな欠けた所にボールが落ちる確率はとっても少ないよ。」
夫は、ピンポンを始めるのがうれしかったのか、
上機嫌で言った。
「パパと卓球するのははじめてなの。」
と、わたしと夫が卓球をした。
ちょっと緊張した。
いつもえらそうに言っている夫は、あんまり上手でなかった。
この人は勉強ばっかりしてたんじゃないかとわたしは思った。
長男と夫がする時は わたしが長男にアドバイスした。
もっと膝を使って。じっとして打った後の球をどうなるかなと
見ているだけでなく、球を見ながら、次にくる場所を予測して
さっと準備態勢に入るの。
今度は長男とわたしが卓球をした。
どんどん球を渡してやった。
卓球はね、機敏な動きが必要なの。自分の打ちやすい
場所に移動する。打ちやすいポジションで打つ。
はじめはぽかんとしていた長男も、すこしずつ、
慣れてきたようだった。
次男は、パパと卓球した。わたしにあまりかまって
もらえなくて、「ぼくはどうだった?」と聞いてきた。
「あなたは動きが速いから卓球にむいていると思うよ。」
そういうと、まんざらでもなさそうだった。
わたしは小さい時に、学校開放というのがあって、
確か週末だったと思うのだけど、母と、小学校の講堂で
設置してあった卓球台で卓球をしたことがあった。うちの
母と父は偶然、こどもの時に よくバスケットボールを
していたらしい。ふたりとも運動神経がよかった。
わたしの母は、わたしと何回か普通に卓球をした後、
「今から、右に打ったり左に打ったりするよ。」と
言ったかと思うと、言葉どおり、右に振ったかと思うと
左に打ってきたり、前に球を落としたかと思うと、
長いスマッシュをいれて、わたしは、あちこちに
動き回るわりに、ほとんどうち返せなくて大笑いして
終わったのを覚えている。
夫は長男に勉強勉強と言ってばかりだ。それも大事なの
だろうけど、今日みたいな日曜日が、こどもの心の栄養に
なるのではないかと思った。