グラスバレー「STYLE」
中学時代、いわゆる洋楽を聴き齧りだした当時、なかなかリアルタイムの洋楽に入れ込めなかったのは国内バンドがカッコ良かったからでした。もっともその頃はまだチャートものとかしか耳に入ってこなかったので、U.K.インディものとかもの凄いことが起きていたのを知るのは遥か後なのです。
TMネットワークとか松岡英明とかからニューウェーブものにひた走っていくことになるのですが、中でも衝撃的だったのがグラスバレーでした。今聴いても音凄いね。演奏技術も凄い。ビジュアル面も当然こだわっているし、再結成したら絶対にライブ観たいです。当時この音をライブで再現するのは大変だったはずですが、今はもうちょい楽にできるんじゃないかな。上領 亘さんのドラミングが凄過ぎますね。今ならエレドラパッドもより進んでいるし、今の機材でグラスバレーやったらどうなるんだろう?
アルバムはどれも良いんですが、まずオススメはやはり『STYLE』だろうなぁ。グラスバレーのバンドサウンドが完全に確立した1枚。その後『ロゴス~行~』からさらなる発展を目指すことになります。『瓦礫の詩人』は当時取っ付きづらかったけれど、今の耳になるとわかる。けれど、それで上領 亘さんは脱退…いろいろあったんだけれど、やりつくしたんだろうなぁというのは感じていました。ピークは「アイデンディティクライシス」辺りだったんじゃないかな。
でも今ならば、また面白いことできるんじゃないかな?