あなたの髪の色は? 染めたことある? ブログネタ:あなたの髪の色は? 染めたことある? 参加中

 髪を染めるのには抵抗があって、実は一度もやったことがない。女性も黒髪が普通に好きだしな。もっとも僕はそのうち白髪染めするときが来るかもしれない(笑)。そのまえに松山千春さんみたいにスキンヘッドの可能性もないわけじゃないけれど。ただロックンロールにヘアスタイルっていうのは永遠の問題ですねぇ。いわゆるロックなヘアスタイルにも昔は抵抗を持っていて、「別にそんなファッションしなくてもロックはできる!」って真面目に考えていた(笑)。どうでもいいことなんだけれども。

 ZIGGYのヘアスタイルは凄かったですね。そして基本的に今もあんまり変わっていないところが凄いと思う(笑)。宗仁さんは渋くキメるようになったけれどね。森重さんは一貫しているよね。これでもだいぶナチュラルになってきたんだろうけれど…。



 僕がいわゆる思春期に突入した頃、不良の香りがするロックバンドがバンドブームも手伝っていっぱい出てきた。ZIGGYは特にコマーシャルな楽曲も書けたし、ビートルポップな遺伝子も持っていたし、商業的にも大きな成果を残したよね。でもその功績が逆にバンドのコンセプトを揺るがしてしまったという。難しいよね。もちろん何も間違っていないんだけれど、いろんな可能性があり過ぎるがためにまとめられないというジレンマ。結果としてZIGGYが選んだのは一昨年の活動休止でした。結局ZIGGYはTHE DUST'N BONEZ、THE PRODIGAL SONS、森重樹一のソロという、大まかにわけて3つの可能性に分岐してしまったわけです。でもみんなストーンズとかR&Bは当然好きなわけで(笑)。周りは歯がゆい目で見るしかない。でもTHE DUST'N BONEZとTHE PRODIGAL SONSを比べるだけでも、全然違うバンドサウンドだしなぁ。よく森重さんは器用に歌いわけられると思う。森重樹一さんは日本最高峰のヴォーカリストだって僕は思う。あとは宮沢和史さんと松山千春さんだな、僕にとっては。先週観た岡林信康さんも素晴らしいヴォーカリストだと衝撃を受けたけれど。
北村和孝 rhythmagic 楽興のとき
 THE PRODIGAL SONSの2ndアルバム『非常ベルが鳴り止まない』が出ました。実質的にはデビューアルバムって言っていいかも。EASY WALKERSのJimmyさん、スライダーズのJAMESさん、ジライヤをやめてプロディに駆ける大島さんが帯同して、5人組バンドとしてリスタートして初めてのアルバムです。 これが素晴らしい! 何が凄いって音が。最高のクランチトーンを出している。柔らかくて艶があってまるみがあって…この音は出せない。日本人バンドとして初めて出せた音なんじゃないかな? このラママのライブ映像よりも全然ソフトな音像になっているんだよ。『NOW AND FOREVER』でも『夜が終わる頃に』もここまで柔らかい音にはなっていなかった。つまり進化なんだよね。カッティングリフのグルーヴィチューンなんかももの凄いです。

 そしてルーツの音を自分のものとして具現化することはできても、それだけじゃ良いアルバムにはならないわけで。特に僕はバックトゥルーツになりすぎて、マニアックな楽曲が並んでしまうことには危惧感を感じていました。ところがどうだい? ちゃんとZIGGYに通じるポピュラリティのあるメロディが乗っているんだよ! シングルカットはされないようだけれども、「DON'T YOU CARE, DON'T YOU MIND」「悪くない風に身を任せて」「罪の色を」辺りなんかはポップテイストがある楽曲で素晴らしい。でもR&Bへのリスペクトの純度はまったく薄らいでいない。このバランスが画期的というか、THE PRODIGAL SONSの奇蹟と言っていいと思う。
北村和孝 rhythmagic 楽興のとき

 もちろんこのメンバーだから成し遂げられた音なんだけれどさ。ただいかんせん、この音の崇高さを理解できる奴が少なすぎる! 特にメディアは(僕も含めて)何をやっているのか! THE PRODIGAL SONSはむしろ海外マーケットを狙っていったほうがいいかもしれないなぁ。でもちゃんと日本語でね。例えばスライダーズの『レッケイジ』は新たなR&B像を確立してみせた傑作アルバムなんだけれど、THE PRODIGAL SONS『非常ベルが鳴り止まない』はよりR&Bへのリスペクト、その純度と理解度を高め、深めることによってさらなる日本語ロックの極みに到達したアルバムと言っていい。

 絶対にフォロワーが出なきゃいけない音脈がここにはある。若者よ、きみたちに聴こえている音楽は氷山の一角。まだまだとんでもなく面白いものがあるんだぜ?