青春ソング、教えて ブログネタ:青春ソング、教えて 参加中


もうこのジャケットだけでクラクラ~です。土岐麻子さんのワンピ姿ジャケットが萌え萌えな『Summerin'』。今夜はCymbals時代からだいすきな土岐麻子さんのライヴに行ってきました。クアトロはソロになってから初だったらしいので、まさにシンバルズ解散以来のクアトロ公演だったんですね。お客さんは500人くらいは入っていたかな? 「Orange&Blue」がテーマということで、最初の衣装はオレンジのワンピースにブルーのパンツという出で立ち。途中で白黒のドレスにお色直ししていましたが。

ポップス以外にもジャズだったり、アコースティックだったり、もちろん他アーティストのコーラス・バッキングやゲスト・ヴォーカルだったりと、「ヴォーカリスト」として引っぱりだこの土岐さんは希少な存在。つまり、ソロヴォーカリストとして前に出ることもできるしバッキングもできる。その辺の距離感というかアプローチの器用さっていうのが素晴らしい。ジャズスタンダードもののカヴァーなども良いのだけれど、僕はやはりポップス路線のソロアルバムが好きです。

『TALKIN'』『Summerin'』と続いて来ている「in'」シリーズなんですが、オリジナル曲とカヴァー曲がバランス良く並ぶライヴは健在。ですが、今回のライヴは『debut』を含めたオリジナル中心の選曲。クロスオーヴァーテイストの透明感あふれるバンドサウンドが素晴らしい。こういう音楽が自分でもやりたいって真摯に思います。そして今回はとりわけ「Waltz for debby」「Take me outto the ballgame」などのジャジー路線が白熱の演奏で凄かったなぁ。僕のだいすきな「夕暮れよ」も歌ってくれたし…。

今回のアルバムでは大貫妙子さんの「都会」を歌ってくれました。「都会」は妙子さんの2ndアルバム『Sunshower』に収録されている名曲中の名曲。以前取材できたときに妙子さんにサインいただいた『Sunshower』は宝物。『Gray Skies』『Sunshower』は個人的にも凄い想い入れがあるなぁ。妙子さんのアルバムは好きなアルバムばかりだけれどね。でも土岐さんが「都会」を選んだっていうのは凄い(彼女自身のセレクトなんでしょうか?)。

僕と土岐さんは同世代というのもあって、彼女の選曲のツボはまんま僕のツボだったりします。カヴァーアルバム『WEEKEND SHUFFLE』には「ひょうきん族」っていう裏テーマがあって、山下達郎「土曜日の恋人」、YMO「君に胸キュン。」、シュガーベイブ「Down Town」、吉田美奈子~シリア・ポール~森丘祥子~ラッツ&スター~キンモクセイetc.「夢で逢えたら」などなど、素晴らしい名カヴァーが聴けてもの凄い楽しめたのでありました。前回のツアーまでは結構「君に胸キュン。」やっていたけれど、今回は残念ながら外されていたなぁ。って感じでこの辺が僕の青春ソング。青春ソングの鮮烈を交えつつ、クロスオーヴァーテイストで新たなポップスの可能性を探っている土岐さんに超超超超超リスペクト! 僕も近々こういうカッコ良いポップス作ってみせるぞ!