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名バラードといえばELLIOT MINORのデビューアルバム『ELLIOT MINOR』本編ラストを締めくくる「LAST CALL TO NEW YORK CITY」。泣きメロたっぷりのドラマティックな展開が本当に素晴らしくて、エンディングでは花火まで打ち上がっています(笑)。ちなみにこの花火SEは実際のものをフィールドレコーディングしたわけじゃなくて、サンプリングSE音をアレックスが鍵盤にアサインしてそれっぽく演出したそうです。何処の雑誌にもこんなエピソードは出てこないだろうけれど、本人が言っていたから間違いない(笑)。

というわけで、エリオット・マイナーは映画音楽やオーケストラ、声楽などからも多大な影響を受けているアレックス(vo,g)率いる5人組。まだ20代前半の若さながらオーケストラアレンジまで自身で手がける、ロックバンドのエリートと言えます。この『ELLIOT MINOR』、全編でオーケストラをフィーチャーしている壮大な内容で、デビューアルバムらしからぬゴージャスでハイクォリティなイメージがあるんです。英国チャートでは話題となった彼ら、世界的なブレイクも夢じゃないって僕は思っています。

そんな彼らの初来日公演を観てきました。場所は原宿アストロホール。ソールドアウトということもあって満員御礼です。ビデオカメラも入っていたんですが、非常に動きにくかったご様子。無理もないね。単独来日公演ゆえの制約もあり、機材類はシンプルにしたりレンタルにしたりって感じだったです。前日の5人にインタビューしたときには、僕が「THE BROKEN MINOR」を聴けるのを楽しみにしているよって言ったら、“「THE BROKEN MINOR」はピアノが2台必要だから今回のライヴでは無理なんだよ”なーんてアレックスに言われちゃったというエピソードもあったりします。アレックスとエドには以前Playerでインタビューしたのだけれど、今回も5人にいろいろと話を聞いてきました。ちょっとまだ未定だけれど、これもPlayerBlogか何かで紹介できたらと思っています。

この日のライヴ、「STILL FIGURING OUT」でスタート。どうやら同期でストリングスパートなども流していたようなんだけれど、上手スピーカー前で観ていた僕はひたすら大音量で聴いていたもので、出音のバランス云々っていうのはまったくわからず。アルバムを聴いたときのエレガントさとはある種裏腹とも思える、超ハードロック然としたライヴスタイルなのでありました。フロントの3人がまたよく動くし、アレックスは仕切りにマイクを客席に向けて歌わせる。そして結構ファンはみんな大合唱だったりして、ここまで楽曲を浸透させているのは見事だなぁって思いました。それとアレックスは想像以上にテクニカルなギタリストで、随所でタッピングプレイを魅せつけていましたね。僕らの世代だとエクストリームやMR.BIGなんかが全盛だったんだけれど、わりとあの辺が好きなひとには気に入ってもらえるんじゃないかって思います。あとクラシカルな要素も濃いのでX JAPANやアルフィー好きなかたにもオススメ。

やたらとハードなアクションにびっくりしつつもアレックスとエドのツインヴォーカル&ツインギター、アルの乱れ打ちピアノプレイが実に見事でありました。そして先述の名バラード「LAST CALL TO NEW YORK CITY」ですが、アンコール一発目に登場ですよ。当然のようにみんな大合唱でしたね。若手バンドってどうしてもパンキッシュかつストレートな趣向性が多いんだけれど、エリオット・マイナーってそういうテイストもありつつちゃんとクラシカルなスケール感もちゃんとライヴで再現している。そこが素晴らしいね。久々に強力なバンドが出てきたなぁって感じ。エリオット・マイナーのライヴに関しても、10月2日発売Player11月号のライヴ評のページで書いていますので、発売の際はご覧になっていただけると嬉しいです。