この秋、とりいれたいファッションアイテムは? ブログネタ:この秋、とりいれたいファッションアイテムは? 参加中
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“最近チェック系のファッションをキメている子が多いなぁ”と何気に思っていたら、本当に流行っているんだそうですね。ちょっとロック系のテイストといいますか、パンク系をプチ加味した感じというか。そういう女の子、新宿を歩いているとたしかによく観るなぁ。でもロック系のファッションっていう概念が何処から産まれたのか?ってことを考えると、やっぱりグラムロックだったりパンク以後ってことになるんでしょうね。ビートルズブームとかGSブームっていうのは一般的なファッションブームっていうのとは違って、「衣装」って感じが強いし。

ロック系の音楽ってファッションと結びついているところが濃いとは思いつつも、そもそものロック黎明期においてはまだそこまでの差はなかったと僕は思い込んでいました。フォークのひともロックなひとも最初は同じ格好だろうっていうね。はっぴぃえんどとかの写真観るとそう思う。だって当時のフツーの大学生だもんなぁ。ちょっとおぼっちゃま系というかね。電子楽器弾いていた奴はお金があったんだよ。

ところで今日は10月より公開される「ロック誕生」って映画の試写会に行ってきました。その名の通り、GSブームが下火となってロックバンドが次々に産まれてきたその時代背景を、当時の貴重なライブ映像や現在のミュージシャンの証言などを交えてまとめあげた作品です。最近「映画」ってメディアはちょっとしたブームになっていて、音楽関係の映画上映が多いですよね。もっとも映画はレイトショー上映が多くてとてもそれだけではペイできない。その後DVD発売するためのプロモーションも兼ね備えた戦略っていうのが本当なところでもありますが、でも大きなスクリーンで観る映像っていうのはやっぱり違うんだよね。見逃せないから集中力も違う。

この映画を観て意外だったのは、黎明期からいろんな音楽性にトライしているバンドが想像以上に多くて、それとともにファッションも様々だったってこと。やはりフォロワー世代として知識として知っていることと、実際目の当たりにするものでは何かしらの差異があるものです。あの時代、ロックはまだ完全にアンダーグラウンドなものだったわけで、やはりアンテナが鋭いミュージシャンが多かったし、同時にファッション性という意味でも尖ったひとが多かった。「ロック誕生」ではフラワートラヴェリンバンド、はっぴいえんど、遠藤賢司、クリエイション、村八分などのライブ映像が堪能できるんですが、よく観るとみんなファッション性もバラバラだったりしますし、ちゃんと衣装を意識しているバンドもいたんだよね。なかでも印象深かったのは和製スライ&ファミリーストーンのようなハルヲフォンでした。あの頃アフロヘアーで繋の衣装を着て…ってやっぱり頑張っていたと思うなぁ。

そこをいくと、はっぴいえんどとかってあまりオシャレなイメージがない。あの素朴さが狙いだったのか、そもそも興味がなかったのか? 松本隆とかハンサムだしフツーに育ち良さそうでカッコ良かったんだけれど、逆に着飾らないファッションっていうのもあるってことなんだろうか。当時いちばんオシャレなロックスターといえばやっぱり加藤和彦だったろうなぁ。日本人離れした長身で当時からファッションにはもの凄くこだわっていてね。今でも加藤さん、めちゃくちゃファッションリーダーだもんなぁ。

ところでこの映画の締めは内田裕也の証言なんですけれど、なんか加藤和彦のことめちゃくちゃ言っていてびっくりしました。日本語ロック戦争ってことだと内田裕也vsはっぴいえんどみたいな図式ってよく言われていますけれど、それとは別の角度でフォーククルセダーズ~ソロ~サディスティックミカバンドという流れで、しかも英国で功績を残した加藤和彦への対抗心っていうのを内田裕也は抱いていた!? とまぁ、そういうところも含めて非常に楽しめる映画であります。やっぱり大スクリーンで観たほうがいいよ。

ロックなファッションアイテムを取り入れようとも、そのロックって何? そんな思考ゲームに挑んでみようかなって思っている今秋でございます。