ブログネタ:今、一番旬の芸能人は? 参加中テレビも観ないし明星や平凡も今は買わないし(笑)、芸能人でどうこうっていうことは日常生活で思わなくなっちゃったな。そりゃガッキーは好きですが。でもあまりに遠すぎる場所からなんとなくエールを送っている感じだからな。好きなわりには「パパとムスメの7日間」だっけ? あのドラマしか観たことがないし(^^;)。『そら』は買いましたけれどね。
「旬」というのを僕なりに真っ正面に捕らえて書きたいことを書かせてもらうとするならば、やっぱり自分にとって深い想い入れがあって憧れがあって、しかもそれがどういうわけかまさか夢かのように理想型のままに目撃できるという希少なチャンスがあるという。僕にとってのそれは織田哲郎さんなんですね。織田さんのソロのヒット曲というと「いつまでも変わらぬ愛を」になるでしょうが、そのずっと前の80年代のソロアルバムが僕はだいすきなのでした。しかし彼は後にこの時代を封印してしまいます。その後のソロアルバムは路線が少々変わりまして僕のストライクゾーンからずれました(あくまで僕個人の趣向の話ですけれどね)。ゆえにこの時代の楽曲にスポットが浴びて、さらにはライブで大々的に再演されるチャンスが来るっていうのはとうに諦めていたところがあったんです。しかし今秋それが叶うのです。
というのも、まさにその時代の音源から選曲された3枚組ベストアルバム『GROWING UP』がソニーミュージックダイレクトよりリリースされました。織田さん執筆のライナー付きで素晴らしい仕上がり。サンプル盤を聴いているときは気づかなかったんだけれど、曲によっては織田さん自身でリミックスしているものもあると知りびっくり! 選曲も当時名曲と呼ばれたものはだいたい網羅されています。個人的にはデビューシングルの「2001年」だったり、当時歌番組でも歌っていたりした「Someday/Somewhere」が入っていないのはちょっとなぁ...とかあるんですけれど、こればっかりは仕方ないよね。オリジナル盤を買えって話。…廃盤だけれど(僕はソニー時代までのアルバムはだいたい網羅しています)。そしてこのアルバムを引っさげてこの時代の楽曲をプレイする全国ツアーまで行なわれちゃうんですよ! これは僕の永年の夢だったんだ。
そして今日はなんと織田哲郎さんの取材に行ってきたのです! 僕は記事担当として同行しただけって感じでとりたてて何かしたわけではないんですけれど、お逢いできたのは嬉しかった。先述のように特に僕はソニー時代が好きなんで、ここぞとばかりにソニー時代のなかでもとりわけ愛聴盤である『Ships』『SEASONS』にサインしてもらっちゃった(^^)。

今でこそ織田さんって作曲家/プロデューサー/ヒットメイカーってイメージですけれど、僕らの時代のときはTUBEの一連のヒット曲を手がけつつも、白Tシャツにジーンズが似合うロックヴォーカリストのイメージが濃かった。僕なんかはそれこそ浜田省吾さん、小山卓治さん、あと尾崎豊さんなんかと同イメージで聴いていましたからね。その路線に織田さんは『Candle In The Rain』でピリオドを打つことになります。そしてここに謎がある。本人に直接尋ねたかった気持ちもあったんだけれど、なかなか理屈じゃない部分なんだろうなぁとも思うところがあって、次のチャンスがあったら訊こうなどと思った点なんですけれど。
というのも、この世代のソロミュージシャンってだいたい90年代を境にしてインターバルを置くひとが多かったんです。バンドでいえば解散するタイミングなのかな?などとも思ったりするのですが、織田さんもそうですけれどほかにも角松敏生さん、大沢誉志幸さん、白井貴子さん、斎藤誠さんetc...。単純にレコード契約が切れちゃったとかっていうんじゃなくて、ソロ活動に一度ピリオドを打つひとがいたんですよ。今も大江千里さんは活動休止中だし、そういう充電期間がミュージシャンによっては要することがあるんだっていうのはなんとなくはわかります。
が、織田さんの場合はちょっと上記のひとと事情が異なる。というのも、結局このひとブランク空けていないんです。『Candle In The Rain』のときはソロの一区切りってことを謳っていたし、現に今回の『GROWING UP』のライナーでも同様のことが書いてある。ただこのひと、実際は『Candle In The Rain』の後にTOUGH BANANAを結成してアルバム出しているし、すぐファンハウスに移籍してソロアルバムに着手するんだよね。近年こそリリースペースが落ち着いてきたとは言え、DON'T LOOK BACKってバンドを結成したり(しかもいずれも北島健二さんだったり、古村敏比古さんだったり、主要メンバーは一緒なところも彼らしい)と、結構このひとの場合は相変わらず。たしかに『いつかすべての閉ざされた扉が開かれる日まで』からまた違ったモードに入ったなぁっていうのは当時感じたものだけれど、このひとの節目感っていうのは上記につらつら書いたひとよりは時間を要していないし、その分ちょっとわかりにくいところがある。もっともそこが魅力的だったりもするんですけれどね。あまりに湧き出てくるアイディアや衝動を自分を持て余してしまうようなパワフルさ。それが織田哲郎だと僕は思ってきました。
フレンドリーで飾らなくてカッコ良かったなぁ、織田さん。いよいよ今週からツアー開始なんですが10月3日には渋谷AX公演です。当然このソニー時代のレパートリーがオンパレードなはず。ヒットメイカーである以前にロックヴォーカリストでありパフォーマーである織田哲郎を堪能できるまたとないチャンス。イメージと違ってソロアーティストとしては決して順調だった歴史じゃないんですよ。数年前には喉を傷つけられたりと不遇な時代もあったんです。しかしその傷も癒えて、あらゆるタイミングがようやくここにきて合致するようになったという。織田さんにとってもファンにとっても本当にハッピーなタイミング、「旬」がまさに今なんです。ぜひ若い世代に彼のパワフルなヴォーカルを聴いてみてもらいたいなぁ! http://www.t-oda.jp/