
遠い昔のことさ、市民プールで、絶えず流れたメロディ…それがプリンセスプリンセス「世界でいちばん熱い夏」。今ではプリプリの代表曲であるこの曲ですが、87年リリース当時はまったく知られていなかった記憶があります。ただ僕はいつのまにか好きになっていたんです。たしか南浦和の市民プールでさ、有線放送だったのかなんだか知らないけれどやたら繰り返し流れていたから。当然そのときはプリプリの曲は認知していなかたと思う。そのプールの隣りはチョコレート工場で、チョコレートの甘い匂いが漂っていて僕には気持ち悪かった。あれは黒いチョコレート嫌いに拍車をかけたなぁ。

不思議なもので僕はこの曲とちょっと後で出逢うんです。僕がリスペクト/目標としている杉 真理さんらが手がけたV.A.盤『サマーラウンジ』に収録されていたんですね。前年の『ウィンターラウンジ』は結構「Yellow Chirstmas」がいろんなところでかかって盛り上がっていた記憶がありましたが(PVもあったはず)、『サマーラウンジ』はちょっと地味だったよね。でも好きだったんだ、僕は。明星とか平凡を卒業して、GBとか買いはじめるくらいの時期でした、たしか。「世界でいちばん熱い夏」はその後、サビ始まりで再録されて平成verとしてヒットすることになります。でもこっちは逆に僕はぴーんと来ない。やっぱり「世界でいちばん熱い夏」はオリジナルが好きですね。

ところで永年の謎となっているのが、「世界でいちばん熱い夏」、そしてこれまた僕の愛するスターダストレビューの出世作「夢伝説」(84年)双方とも、8分弾きのシンセベースで始まるイントロなのです。アレンジした笹路さん、「夢伝説」を意識していたんじゃないかな?って気がするんですよ。シンセ・サウンドをフィーチャーした透明感あふれるバンド・アレンジは、当時では凄く新鮮だったんです。もちろん今でもどちらも僕にとってかけがえのない名曲。今朝も通勤時に聴いていました。この頃の音楽には爽やかな未来を想起させるイマジネーションがありました。「夢伝説」なんてタイトルからしてセンスが良すぎるよね。スタレビもプリプリも永遠にリスペクト!