ブログネタ:セミの鳴き声、好き? 嫌い? 参加中蝉の鳴き声が好きか? 嫌いか? 蝉の鳴き声によると思いませんか? アブラゼミやミンミンゼミはありがたみがない。ツクツクボウシはちょっと愛らしさがある。でも蝉時雨なんて言葉で真っ先に浮かぶのはヒグラシですよね。近くで聞くと大音量の鳴き声なんでイメージ崩れるんですが(^^;)。

LOOK脱退後、鈴木とーるさんが「鈴木トオル」に改名してリリースした初のソロアルバムが『砂漠の熱帯魚』。これは聴き狂いました! 彼の最高傑作だと思うのは誰がなんと言おうと次作の『黄金の椅子』だと思うけれど、『砂漠の熱帯魚』は『黄金の椅子』一歩手前のスタンダード性とフィクション性とのバランス感に揺らいでいて、ある種行ききっていないところはありつつも、一般的なポピュラリティという意味ではそのバランス感がちょうどよかったという。楽曲もサウンドもちょっぴり未来趣向っぽいところがあって好きなんです。トオルさんがソングライティングにはあえて取り組まない路線は当時意外だったけれど、その割には随分不思議なタイプの曲を並べたなぁって思った。プロデューサー的手腕は見事に発揮されていますね。僕はこの独自性が好きだったから、『マリアージュ』以後は何処か物足りなかった。
「ひぐらし」はインストです。鈴木トオルがインスト!?ってびっくりしたものだけれど、さらに驚いたのはトオルさんのピアノソロ曲だということ。トオルさんといえばハスキーでハイトーンなヴォーカリストというのがトレードマークですが、同時にギブソンSGをバリバリに弾きまくるギタリストっていうイメージもありました。「へぇ、トオルさんって鍵盤も弾けるのかぁ、LOOKのときは千沢さんもはるきちさんもいたし出番なかったのかな」なんて思っていたんですが、実際は「ひぐらし」で初めてピアノを弾いたらしいですね(笑)。『黄金の椅子II』も「観覧車」でキーボードソロを弾いていましたけれど、こういう実験体質もトオルさんの好きなところです。この感覚でソロアルバムをまた作っていただけないものか。
蝉時雨の中で鳴り響くトオルさんのピアノ・ソロ…「ひぐらし」は『砂漠の熱帯魚』のクライマックスへたどるアイキャッチになっていました。何しろこの後バリバリのジャジー・ナンバー「エッシャー的恋愛」に行くわけだからね。あぁ、それにしてもなんて名曲だらけのアルバムだろう! 「夜を泳いで」「空想デート」「街にあきた僕」「避暑地が遠くなる」…聴き狂いましたね。今も聴きます。最高な夏のアルバムの1枚ですね。先述の通り、ちょっと未来趣向なサウンドメイキングがほどこされたこともあり、古びた感じがいまだしないのがさすがなんです。今聴いてもその感覚は変わらない。ソロ初期の鈴木トオルはとりわけモンスターでしたね。この感じのトオルさんが聴きたいよ~! っていうか、LOOK再結成はまだ?