プールサイド 大江千里・作詞・作曲
週明けの空いたプールは西風が/薄い背中をすべるようで 思わず目を細めたよ/特別な彼女より何故優しいの/決まって僕を責めるように 遠くでターンをしたね/他人ほど 冷たくできず/まともに肩も抱けない/あいまいの 少し手前が 静か過ぎて怖いから/もし 寂しいときはいつでも会えると すぐに言い出してしまう/あの日は近い明日よりも 遠い永遠を信じていた/夕立が フェンスをくぐるその後は/誰もいないプールサイド/少しずつ 少しずつ 何かを変えてゆけたら/何年もたったときにも 君は変わらないでいて/もし 青春なんて言葉があるなら 今では照れくさいけど/あの日は近い明日よりも 遠い永遠を信じていた/夕立がフェンスをくぐるその後は 二人だけのプールサイド/しばらくこうしていよう

千里さんのバラードのなかでも一二を争うくらい好きな曲です。何度聴いてもぐっとくる歌の世界、メロディ、コード進行。清水信之の木管楽器をうまいこと使ったアレンジも感動的なのです。どうやったらこんな繊細な歌詞を書くことができるんだろう。“もし 青春なんて言葉があるなら 今では照れくさいけど/あの日は近い明日よりも 遠い永遠を信じていた/夕立がフェンスをくぐるその後は 二人だけのプールサイド/しばらくこうしていよう” なんだよ、このシチュエーション! なかなかありえないけれどもの凄いリアリティがあって胸がえぐられるようです。あと冒頭の“特別な彼女より何故優しいの/決まって僕を責めるように 遠くでターンをしたね”のクールさ! 一生かかってもこんなフレーズは出てこないよ(号泣)。中学時代にもの凄いショックを受けて、いまだに引きずっているもんなぁ。千里さんにとって『未成年』って『WAKU WAKU』『Pleasure』路線をあえて封印して、ドキッとするくらい大人目線の作風に切り替えた節目のアルバムです。これが今の年齢になると非常に芯に迫って聴こえてくるんです。それにしても何がきっかけで千里さんはこのプールサイドを舞台にした物語を思い浮かべたんだろう? 実話?

と、こんなシチュエーションの歌があるかと思えば裏腹に…、
中国四川省のプール、最高気温37度で「超」満員
 [遂寧(中国四川省) 27日 ロイター] 中国四川省の遂寧では27日、気温が上がる中、地元のスイミングプールが超満員のにぎわいを見せた。..........≪続きを読む≫

満員にもほどがある! こんなんだったら家で行水しているほうがよっぽどマシだと思うんですけれど…。四川省では絶対に「プールサイド」のような繊細なバラードは生まれない気がするな(笑)。