
農水省が漁船組合に対して提示した緊急支援策、もの凄い中途半端だよね。とりあえず対策案を出しましたっていう姿勢だけは示すけれど、実際の金の捻出はそう簡単にいかないよ的な。よくもまぁ、ああいうことを堂々と緊急支援策だなんて発表できるもんだなぁ、と官僚さんたちの人間性を疑ってしまいます。結果として「なんで漁業組合だけ?」みたいな反発の声が世論からも高まったりしてさ。世論からすると「漁業組合だけ贔屓」って構図に見えるだろうけれど、逆だからね。むしろ漁業組合を吊るし上げた感じだから。そんなことをするぐらいだったら暫定税率を撤廃すればいいんだよ。それだけで何十円か下がるわけだからさ。本当にみんなが期待していることには応えずに、こしゃくな方法で応じたポーズだけとってもね。結局誰も救われないし、実に無意味な政策だと思うんだけれどな。日本って本当にこういうパターンが多いよね。政治家でも官僚でも自分の面子を立たせる前に、弱者の視点っていうのをまず脳裏に浮かべてみるってことはできないのだろうか。
魚が食べられないのは困る。獣肉は今後食べれないってことになっても僕は構わないんだ。ただ魚は別。むしろ日本人の食文化としては海産資源はとてつもなく大きいものなわけだし、近年は漁獲量が減少したことでマグロ、ウナギなどの高騰という頭の痛い点もあるわけだけれど、それも僕らは自分の食文化を死守していかなくてはいけない。もちろん漁師も救われるべきだと思うし、みんなが幸せになれるような方向性で考えていないと何も解決しないんだよね。

大江千里『red monkey yellow fish』に収められている名曲が「魚になりたい」。この当時の千里さん自身のテーマソングみたいな曲だったなぁ。軽快な横ノリで千里ワーズが紡がれていく、彼が最も得意とする手法の楽曲です。「あえてシングルにしなかった」とも言っていた記憶があります。このアルバムも「ラジオが呼んでいる」「文化祭」など名曲が満載だなぁ。「向こう見ずな瞳」では千里さんと大貫妙子さんのデュエットまで聴けるという! ブックレットで千里さんがバットマンのTシャツを着ているところに時代を感じる…。でもここに収められている楽曲は今もまったく色あせません。
そうそう、僕がいちばん好きな魚はマグロです。めんたいこも捨て難いけれど…。なんだかんだいって、いちばん好きな食べ物はまぐろの山掛けごはんだったりします。久しく食べていないなぁ。食べたいなぁ。