
きみが魔法使いだったら見えているかい?
まるで静まった波の遥か向こうを待ち受けるんだ…。
やはりレイ・オフ…かさむね、利息。
きみに合わせる顔などない。
人影まばらな痩せたマリーナ、
誰より先に駆けて、風になっていた夏に還れ。
きみが魔法使いだったらお見通しかい?
まるで静まりきったときをやり過ごして待ち続けるんだ、耳棲まして。
挙句ペイ・オフ…紙屑の未来。
償いきれない借りだけ残る。
何も求めず出逢ったはずなのに。
誰より先に夕陽、瞳焼き付けた夏に還れ。
きみが魔法使いだったら見えているかい?
まるで静まった波の遥か向こうを待ち受けるんだ、目を凝らして。
やつれた街で空だけ見上げて、
此処じゃない何処か、夢見るなんてとんだ屈辱。
きみが魔法使いだったら見えているかい?
まるで静まった波の遥か向こうを待ち受けるんだ…。
きみが魔法使いだったらお見通しかい?
まるで静まりきったときをやり過ごして待ち続けるんだ、何度だって…。