ブルースインターアクションズが開催しているライヴ・イヴェント・シリーズ「メルティングポット」を観に渋谷オーウエストに行ってきました。
http://www.bls-act.co.jp/news2/event/melting_pot_special_ahwootrapp.html
満杯でしたね(^^;)。遅れていったのでテニスコーツは観逃してしまったのですが、僕が到着した20:00くらいにプレイしていたのは降神(おりがみ)。なんとも独特で摩訶不思議なステージを繰り広げておりました。郷愁ワビサビ長唄ヒップホップといえばいいのか。ヴォーカルとラップを混ぜこぜにしたうえで凄く文学的な趣向であるという意味においては、TOKYO NO.1 SOUL SETと共通項があるかもなぁ。ただライヴはかなり黙々としたステージングであり、曲間にMCとかないから余計に独特なムード。終演して初めて盛大な拍手が巻き起こるようなね。
続いて登場するは、僕が熱烈にプッシュしている。トクマルシューゴ&ザ・マジックバンド! なるべくライヴには足を運ぶようにしているのですが、マジックバンド編成はちょっと久しぶり。今回はワンマンではないのでマジックバンドもややコンパクトなセッティングのようでした。トクマルさんはいつものローズウッドのテレキャスターではなくタカミネのコア材(?)のエレアコをプレイ。このひと、ローズウッドだったりコアだったり、スタンダードなものからちょっと外したものが好きなようですね。岩谷さんはエピフォンのエンペラー2だったかな? いつもはジャズマスターなんですがフルアコを弾いていたと思います。ライヴのほうは名曲「パラシュート」の高速パッセージでスタートして、『EXIT』の曲を中心としたノンストップ構成のセットリストでした。よって、これまた魅力であるMCコーナーは残念ながらなし。とはいえ、相変わらずミスしてお茶目していたり、たまに喋りたそうな顔もしているんですが(笑)。ただ堂々としていて、なおかつ緊張感もあって、僕が観たなかではいちばん良かったライヴだったと思います。
トリはXIU-XIU! サンフランシスコを拠点に活動しているポストパンク・バンドなんですが、いやはや凄い迫力でした。音量は抑えめだったけれど、もうステージングや動きから発せられるパワーが尋常ではない。ジェイミー・スチュワート(vo,g,per)によるウィスパー・ヴォーカルでのセンシティヴな導入部から一点、サビでは大爆裂大会になるパターンが多いのだけれど、このメリハリの差がとにかく極端。本人たちは音の世界に入り込んで決死の表情で演奏していたりするんだけれど、あまりに凄すぎて笑いそうになってしまうという。チェズ・スミス(ds)とともにジェイミーも曲によってスティックを握るんですが、これが威勢の良すぎる叩きっぷり! 2人ともかなりのパワー・ヒッターであり、あまりにドラム・スタンドが大きく揺れすぎてしまいマイク・スタンドにガンガン当たるという(笑)、なんともPA泣かせな暴れまくりの音が印象的なのでした。キャラリー・マッケルロイ(key,per,vo)は美人さんでしたね。
ちなみに幕間のDJをやっていたのはDEERHOOFのグレッグ(vo,ds)のようでした。簡易PAはあれどターンテーブルなどは見当たらない。どうやってやっているのかと観てみたら、単純にipod-miniで好きな曲をかけているだけという(笑)。しかもクラシック率が高くてそれも興味深かったなぁ。隅々まで先駆的かつちょっとアヴァンギャルドで、でも同時に抜群のポップ・センスを持ったバンドが一同に揃った貴重な機会でありました。特にトクマルシューゴはいよいよAlmost Gold(米SONY-BMG)と契約を結び、9月2日にUS盤『EXIT』』のワールド・リリースが決定。ますますの注目が集まりそうですね!