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このキャラクターってびちょんくんっていうのか! テレビ観ないものでこういうことには疎い。でも彼の存在は電車の中吊り広告とか多分そういうんで認知している。ただ適当なキャラ者かと思っていたら、ちゃんとしたプロフィールがあることを知りました。
生年月日…地球が生まれた日
年齢…忘れた
住所…ほぼ地球ぜんいき
性別…「ぼく」と言っているけど性別不明
仕事…CM出演
体格…アタマのかたちが、時々宇宙人にまちがわれたりする。
アタマが重いせいか、ついつい猫背。
性格…基本的にはグータラでボーっとしている(僕と同じじゃん)。
乾燥の冬には「うるおい」とよばれてちやほやされるのに、
ジメジメムシムシの夏には「湿気」と呼ばれて嫌われる。
でも、あんまり気にしていない(ここは僕と似ている)。
マイペースでなかなかいうことをきかないのでコントロールが大変!!(同志ではないか!)
その他…無表情で無反応。話しかけてもだいたい無視される(無視はしないが無表情かも)。
「おい、湿気!」と呼ばれると、ムッとするのでびちょんと呼んでください。
…。
何よりびっくりしたのは、彼が歌ったシングル『も~ど~にでもして~』('02年)『ウタタウタ』('03年)はそれぞれ10万枚を売りあげているってこと。…本当に? このご時世で10万枚売るって相当なことだよ? わりとみんなが知っているようなミュージシャンであれ、実は4桁くらいでせいぜいってことは多分にありますからね。ううう、おそるべしCMキャラクター&CM効果。そりゃ、タイアップだって欲しくなるわけだなぁ。
というわけで、音楽業界の片隅になんとかしがみついている人間としては、そんな彼らの数字が憎い(笑)。でもキャラは良いね。乾燥もジメジメもどっちも嫌だけれどさ。ジメジメって歌が浮かばないよなぁ。あるはずだけれどあんまり取り上げたくない(笑)。乾燥ってことであれば、Dry。Dryって言ったら、お酒は飲めない僕だけれどこの曲かな?
鈴木雅之「Dry・Dry」 作詩:西尾佐栄子 作曲:鈴木雅之
Dry dry 理屈じゃない/Star light ポーズで/She's so dry dry 冷たいまま見つめてる 見つめてる/星明かり手繰るこのオアシスで見えない心を映して/理由(わけ)もなく満ちる月は青く 急いだ足取り照らして/約束の場所は二番目のカウチ/つらい沈黙も楽しんでる face to face/偽りの愛に傷付いている 今夜は君だけ探して/割りきった言葉 哀しげに響く/プラスにならない男ならば no no thanks/Dry dry 理屈じゃない/Star light ポーズで/She's so dry dry 冷たいまま 見つめてる 見つめてる/問いただしたいよ不可解な君を/わがままな態度楽しんでる back to back/Dry dry 退屈じゃない/Star light ポーズで/She's so dry dry 冷たいまま 招いてる/Dry dry 理屈じゃない/Star light ポーズで/She's so dry dry 冷たいまま/見つめてる 見つめてる
歯切れの良いファンキーなポップ・チューンです。マーチンの初期ソロのヒット・ナンバー。いやぁ、歌詞の流れも当時のEPICっぽさが出ていますよね。この時代は作詞家云々ではなくてこの路線のものが多かった。これはやっぱり制作者/クライアント・サイドの意向が強く反映されているってことなのかな? この曲はビールのCMソングだったと思うんですけれど、わりと同じ毛色を感じる曲に伊豆田洋之「LAST SEASON」っていうのがあって(兄弟作って言えるほどアプローチが似ている。曲は全然違いますが)。「LAST SEASON」はジンジャエールだったかな? ま、同じ事務所だったっていうのもあるんでしょうけれど。
硬質なサウンドと、今の「グルーヴ」っていうのが横揺れメインだとしたら、この頃の音楽は縦揺れゆえのジャストなビート感。そう、80年代はグルーヴじゃなくてビートだったんです。同じように思えるけれど、僕の中でグルーヴとビートって横か縦かっていう認識の違いがあります。だからなんだって言われればそれまでですが(笑)。
「Dry Dry」は大沢誉志幸や郷ひろみ辺りが歌っても映えるだろうね。このちょっとダンディでプールバーが似合う感じも(笑)。ところがこれが久保田利伸とか横山輝一なんかのラインになるとズレてくるんだよなぁ。ここに時代性の壁がある気がする。この辺が面白くて僕の研究分野なのですが(^^;)。でもって、今のソウル歌謡なマーチンは深みがありすぎて僕は入り込めなくて、やはり好きなのは『mother of pearl』か『Radio days』くらいまで。シングルでいうと「プライヴェート・ホテル」が切れ目。不思議なことに「プライヴェート・ホテル」は90年のリリースなんですよ。その後、僕の大好きな松尾清憲が書いた「恋人」という大ヒットもあるんですが、松尾さんが歌うなら聴くけれど、マーチンが歌うこの時期のものはさほど趣味じゃない。同じような想いのひとっているものなのか? 機会あればリサーチしたい。