ブログネタ:転校生に関する思い出 参加中今はラジオばかりで一切テレビは観ない人間でしたが、昭和50年代はTVっ子だったんです。TVが観たいために早起きだってしたし、砂嵐のなかでテレビ埼玉をなんとか観ようとUHFのアンテナを引っ張ったり曲げたり頑張っていたものです。ゆえに、TVに夢中だったのは小学~中学時代。それ以後は完全にラジオ育ちですね。ハマった映画や番組があるとビデオとかで一気に観ていました。毎日日記をつけるとか毎週ビデオするとか、習慣的に何かをするっていうのが性に合わないんだから仕方ありません(このブログがちっとも日記に近づけないのもそれが理由です。単発原稿を書いているのとなんら変わらないものな)。当時、シリーズものを観ていても何処かで一回観逃したりとか平気でしていたもんのです、ただ当時の特撮やアニメって続き物ではなくて一夜完結が多かったからそれでも構わなかったんですね。アニメだとどうしても続きものチックになってしまうので、大らかな流れはありつつも一話完結の特撮とかそういうほうが僕には向いていました。
で、同時に当時よくあったのが児童文学のドラマ化。中学生日記とか今でもあるのかな? 民放でも30分番組の一話完結方式で児童文学作品をドラマ化するっていうのがあったんです。ズッコケ三人組とかも実写化していたはず。どんなんだったかはさっぱりおぼえていないけれど。あばれはっちゃくとかも内容ほとんど忘れちゃったしなぁ。でも確かに当時は夢中になって観ていたはず。「うちの子にかぎって」とかのドラマ枠じゃなくて、あくまで児童文学に重点を置いた30分ドラマ番組ね。
そのなかでいまだになんとなく忘れられないものがある。転校生ものの話なんですが、その子は宇宙人なんです。で、何かの拍子で主人公の子と仲良くなるんですが、エンディングで自分の星に帰るのか、送還されるのかってことになったときに放課後の学校で話すんです。「地球はいいなぁ。いろんな色があって。僕の星はモノクロームで色なんてないんだ」だったっけか、「地球っていいなぁ。自由があって。僕は自分の星に帰ったらまったく自由がなく暮らすことになるんだ」だったかな? そんな告白があってまた「転校」していってしまい終わるんですけれど、もの凄いわだかまりの残る話だった。「なぞの転校生」だったかな?って一瞬思ったけれど、原作の内容とは違うようだし何しろ僕自身の記憶が曖昧すぎてもはや確かめようがない。
同シリーズでお父さんが泣くなってしまうことで、施設送りになってしまう兄弟、、、のことを描いた話もありました。これまたエンディングで病床の父親が子供たちに語ります。「ごめんな、お父さんって親戚付き合いを全然してこなかっただろう? だからおまえたちを頼めるひとがいないんだ。」…こんなんばっか。いや、明るくハッピーな話もあったのかもしれないけれど、僕が記憶しているのはどうも暗い話の断片ばかりなのです。こうした記憶があるせいで、転校生っていうシチュエーションには不条理で暗いイメージしかない。転校生と仲良くなれた記憶もそういえばないんだよなぁ。そしてもうひとつ、転校生の娘でとにかく可愛かった娘の名前をおぼえています。その名は中井典子ちゃん。しかし顔もどんな娘だったかもまったく思い出せない(苦笑)。こういうのもあってどうしてもミステリアスなんだなぁ、転校生っていう存在は。
僕自身、生まれも育ちも埼玉県川口であり、一度も引っ越した経験がない。当然、転校したっていう経験もないわけです。だから余計に転校生っていうものに憧れていたところはある。自分に対する何の固定観念もない未知なるひとたちと接する…人生のリスタート! 結果やプロセスよりも常に出逢いやはじまりに固執する性格は幼い頃からだったのか。誰かに対して何らかの印象を残しやすいタチなようで、固定観念を持たれるっていうのにもの凄い抵抗を感じます。三十路過ぎたいい大人がですよ? いつだって転校生になって新しい環境で僕は挑戦したいのかもしれない。もっとも転校生になったことがないゆえの甘い考えで、彼らの辛さなどまったくわかっていないからこそのあまちゃんな発想であることは言うまでもありませんが…。ここ数年、唐突に携帯電話を変えまして(これには携帯電話会社と喧嘩したりもろもろがあったからなんですが)、結果的にナンバーポータビリティもせずに、一気にほとんどのひとの電話番号を喪失しました。残ったのは仕事関係だけ。プライヴェートのひとの連絡先を意図しない結果ながらもなくしたことで、大変なことも多々あったわけですけれど、それで何となく連絡とらない(とれない)まんまで遠ざかってしまったひともいる。でもメールアドレスとかならば、僕の名前を検索すればすぐわかるわけだし、先方さんが望むならば僕にアクセスはできた。でも来なかった。ということで、そういうのはその程度の関係だったのかなと今は思うわけです。今思えばそのとき、僕はシチュエーション的に転校生気分を味わっていたのかもしれないな。