ブログネタ:犬と猫、どっちが好き? 参加中

犬と猫のどっちが好きか? そんなもんどっちも好きに決まっているじゃないですか。特に僕の実家は飲食店を経営していることもあり、ペットは御法度だった。だからいまだも憧れがありますね。猫ちゃんのふんわりさに癒されたいときは猫カフェだってそりゃ行きますよ。結構男性客だって多いんだ、馬鹿にするな。ただ一緒に生活するならば気持ちが通じやすい犬のほうかな?なんて思ったりもする。どっちとも選べないよ! 無理だよ! 犬や猫だけに限らず、動物はなんでも好きです。蛇とか爬虫類でも僕は大丈夫だし、昆虫や軟体動物も興味ありますし。ペットがいなかったから幼少時代はとにかく動物図鑑や昆虫図鑑、水生生物図鑑などなど、そういうのを観て育ちました。それは今も大きな影響があって、いまだに暇があるとウェブでもろもろの写真や動画を観たりとかします。やはり生物って興味深いんだよね。

僕の中で犬と猫の対比っていうのは、そのまま男性と女性っていう概念に通じるところもあって。たまに犬と猫を飼われているんだけど、双方ともに仲睦まじかったりする特殊ケースあったりしませんか? ああいうのっていいなって思います。愛って気がします。見かけとか区別とかそういうんじゃなくてね、共生していく同士が温もりを確かめ合うかのような、ささやかな奇蹟。もっとそんな風に僕もいろんなひとたちとつきあえていけたらいいなって思うんです。思ってはいるけれどなかなかこれができない。心が開けない。世界から戦争がなくならないのは、僕みたいなタイプの人間がいるからなんです、きっと。

「犬と猫」っていう時点で思い浮かべるのはやはりこの1曲。中村一義のデビュー・シングルである「犬と猫」。

犬と猫  作詩・作曲:中村一義
どう? どう?/町を背に僕は行く 今じゃワイワイ出来ないんだ/奴落とす もう さぁ行こう! 探そぜ 奴等 ねぇ/もうだって 狭いもんなぁ/同情で群れ成して 否で通す(ありゃ マズイよなぁ)/難解な その語意に 奴等宿る んで どう? どう?/僕として僕は行く 僕等 問題ないんだろうな/奴は言う こう あぁ ていのう もう けっこう!/奴等 住む場所へ行く 全て解決させたいんだ/僕は僕 もう 最高潮! 落とせ あんなもんは ねぇ/インチキばっかのさぁ/単に 皆 損で あっさり 振り回されたんで 我欲成したんだ/歴然に いざ 吐いて死ぬと どう? 妙な冗談で撒いて/笑えやしないんだ 大変 もう ねぇ どう?/こんなんで ええんか?/調教で得た知恵で 世を焼く(僕 マズイかなぁ)/状況が裂いた部屋に 僕は眠る みんな どう? どう?/のんびりと僕は行く 痛みの雨ん中で/“痛み”なんて どう? 最近どう? あぁ そう
皆 嫌う 荒野を行く ブルースに殺されちゃうんだ/流行りもねぇ もう 伝統 ノー/んで行こう! ほらボス落とせ!/そう 皆 そう 同じようなもんかねぇ/犬や猫のようにね

今僕は多重録音マルチ・プレイヤーの記事を作っているのだけれど、中村一義なんてデビュー当時はまさにその典型と言えるミュージシャンでしたね。彼がデビューしたのって大学時代だったかなぁ?  ロッキングオンジャパン辺りが大絶賛していたのが印象に残っているけれど、たしかに周りが大騒ぎしていたのは印象に残っている。でもセールス的には周囲の期待ほどは行かなかったりして、本人も含めてそれにはがっくり来たみたいな話も聞いたような。…何処でだったかなぁ? 今は100sで活躍中ですが僕は初期ソロが好きだった。「状況が裂いた部屋」なる自室でA-DATで録られたちょっとローファイな宅録サウンド。でもドラムが独特のビート感があって、彼ゆえの音世界を決定づけていたんですよね。自分でドラム叩いたほうがいいと思うんだけれどなぁ。

でたらめ英語的に出てきたメロディの音感にジャスト・タイミングで日本語詩をあてはめていく作業と、説明過多を回避した洋書の翻訳みたいな語彙がズラリ並ぶ独自の世界。コレクターズの加藤ひさしさんのもっとくだいて自由度を盛り込んだというか。僕の世代だとこれほどまで「どう」「もう」「そう」「こう」「ねぇ」といった言葉が乱出するのは抵抗があって、音に逃げすぎている気がして抵抗感も同時におぼえたものです。でもデビュー・シングルだしそのトライアルは見事だと思いました。現在では和製ヒップホップ・ミュージシャンの台頭により、「日本語をジャストにハメ込む」っていう文化も相当進化しましたよね。今では「ロックのリズムに日本語は乗らない」とか言っても、若い子は「はぁ?」って感じだろうからね(笑)。そういう概念も僕ら世代で風化していってしまうんでしょうね。犬や猫のようにね。あ、犬と猫は風化することないか、失礼失礼(^^;)。

アメブロでベタするときに可愛い犬や猫の写真を使っているひとのを発見すると、全然面識なくてもついつい見に行ってしまう僕…。「誰だよ、こいつ」って訝しがるペット愛好家のかたもいらっしゃるんしょうがそういう理由でございます。すみません、勝手に写真みて癒されています。これからもよろしくお願いしますm(_ _)m。