ブログネタ:飲み会でありえない作法 参加中

THE GREAT DRINKER by The Wonder Stuff
指先に湧き出た汗/ビールで満たされた胃/壁に頭を打ちつけそうだ/下着も血で染まっている/どうしたってこんなところにいるんだろう?/できるならばいっそ頭の中を差し出したいくらいだよ
気心知れる仲間たちが僕の周りを取り囲んでいる/よく観れば愛する妻も座っているんじゃないか/いくらか残った酒瓶の在処を尋ねるのは勘弁してほしい/座っているんで精一杯なんだ/それでもまた飲みに行くんだけれどね
ただ相応しくない場所になんて行かないし/余計なおせっかいをするつもりもない/中身のない話はしたくないし/そもそも関係ない連中に興味なんかないんだ/すべては自分のビジネスのためだからね/きみはどう?
まいったよ、肝臓の調子がいまひとつ/この痛みを和らげるにはシガレットしかない/自分のソウルに背いているだなんて今は考えないようにしよう/結局僕にとっての最高のビジネスは酒瓶にありつくことなんだ/そう、それが偉大なる泥酔師が愛すべきもの…
馬鹿話に明けくれていたうちに車を乗っ盗られてしまった/つきあいきれないなら立ち去って構わない/ただ残るというのなら行けるところまで堕ちていこう/もしこの世界にみとられて行く覚悟なら/最後の一杯は僕の奢りで行こうじゃないか!
マイケル・ハントになりきった適当な和訳:北村和孝(間違えていたらごめん)

僕が愛するバンド、ザ・ワンダー・スタッフ。特にラスト・アルバムとなった『モダン・イデオット』は最高傑作! センセーショナルさだったら『HUP』かもしれないけれど、完成度っていう意味だったら『モダン・イデオット』に軍配が上がるね。ラスト・アルバムゆえのやりきった!感があるというか。それにしても日本では恐ろしくザ・ワンダー・スタッフの評価って低いですよね? 何故? 僕は90年代の先駆的重要バンドのひとつだと思うのですが。「THE GREAT DRINKER」は『モダン・イデオット』に収録されている曲で、マイケル・ハントが泥酔の戯言をやり投げ風に歌うAメロから一転、逆ギレの歌詞となるサビでは一気にテンポ・アップ! ホーン・セクションまで導入したゴージャスなバンド・サウンドで一気に昇天させてくれます。どういう経緯で作った曲なのかはわからないけれど、馬鹿馬鹿しいほどポップで楽しい曲です。

僕自身はまったくアルコールを受け付けない身体ゆえに酔っぱらうということがよくわからない。でも失敗したことはある。運ばれて来たレモンソーダがレモンソーダハイだったことがあって、「変な味だなぁ」と思いながら飲んだら大変なことに…。何も可笑しくないのに笑いが止まらなくなって、しかもまったく呼吸ができないくらいに笑いが止まらない。ひたすらのたうちまわっているしかないという苦しさ! 周りは面白かったようだけれど本人はたまったもんじゃない。あのときはご迷惑をおかけしました、ぼちぼち西川口店様。しかもあの後車を運転しなければならなかったので相当ツラかった。アルコールは抜けたと思うんだけれど、偏頭痛だけは残ってしまった…。

そんな苦しみしか経験できていないもので、いったい何故ゆえみんなが酔っぱらいたがるのかがわからない。目つきが変わってやたらと絡みたがる奴、喧嘩しだす奴(股間蹴っ飛ばしてやればいいんです、こういう奴は)、トイレに行ったっきり戻ってこない奴…迷惑をかける奴は困るなぁ。しかもお酒を飲めない僕はだいたいにおいて幹事なので、面倒くさいことは引き受けなければならないからね。まぁ、なんとかしますけれど。酔っぱらった人間は見苦しいったらないね。ほどほどで止めるってことができないのはそういう嗜好品ゆえの仕方なさなのだろうか。

そんな僕が思う「飲み会でありえない作法」なので、ちょっとクチコミ番付運営局のダニーやみんなが思うような答えじゃないとは思いますが、いちばん困るのは精算する際にお金が足りないとき。計算ミスもありますし、少々足りないくらいだったら自分で出しますよ、そりゃ。ただ、明らかに1人分とか足りないことがある。で、みんなは払ったと言っている。これで自分が出してなかったとか(^^;)、そういう単純ミスならばいいのだけれど、あきらかに1人分が足りない…出していないでしらばっくれている奴がいるとわかったとき…困りますね。結構金額が大きいときは「計算間違えた!ごめんもう300円ずつ出して」とか、みんなに追徴金をお願いするしかないんですが、これは幹事にとって一番情けなく恥ずかしい状況なわけだからね。それにしてもああいうときに出さない奴がいるっていうのはどういう心境なんだろうか? 「こんな飲み会に金払いたくない」って意思表示なのかもしれないけれど、それを言ったらこっちは酒も飲めないのにわざわざ雑用係をやっているわけでさ、まぁ、報われないもんだよね。