
僕が知世ちゃんの熱狂的ファンというのは周知の事実。今年恵比寿で行なわれたアニヴァーサリー・ライヴも豪華で素晴らしかったなぁ。なんで知世ちゃんって年齢とらないんだろう?という可愛さ! 可憐さ! 高橋幸宏さん、高野寛さんらと進行中の新バンドも楽しみです。

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鈴木慶一プロデュースの傑作3部作を経て、トーレ・ヨハンソンと組むスウェーディッシュ路線への移行作『clover』は死ぬほど聴き続けています。このアルバムがないと僕は生きていけそうにありません。このアルバムの先行シングルとなったのが「100 LOVE-LETTERS」です。慶一さんの歌詞が素晴らしい。
愛 はなれて HAPPY STOP 二人でいるのは 日曜だけ 言う ことばが一つ STOP 長く暮らすより遠くに行って 手紙を書く 100枚も書く 世界の 果てぐらい 離れて 過ごした方がいい あなたといると 足がつかない プールで泳いでるようで 愛 深くて HAPPY STOP 二人でいるのはやめて 自由に 言う ことばが一つ STOP 素敵な暮らしは底につかない しがみつけず 何度も沈む 100枚の ラブレター いつかは 届けばいい あなたの深さ 溺れてみても 背伸びをしても届かない 愛 はなれて HAPPY STOP 二人でいるのは 日曜だけ 愛 深くて HAPPY STOP 二人でいるのは やめて自由に 言う ことばが一つ STOP 幸せ抱くには 自由もつらい 言う ことばが一つ STOP 幸せ抱くには 自由もつらい しがみつけず 何度も沈む 幸せの中 幸せがない
常時恋人と一緒にいたいというタイプのひとには冷血すぎると思われないこの歌詞の世界、実は僕が非常にシンパシーを抱いているものです。ひとりでいる時間がないと僕は駄目なんだよね。誰かといると誰かに合わせてしまって(そうは見えないとは言われますが、意識としてはそうなんです)、どんどん自分がスポイルされてしまって耐えられなくなるんです。
この歌詞の世界、知世ちゃんの世界観というよりは慶一ワールドって気がしますけれど(^^;)。僕にとってはもの凄く的を獲ている曲なんですね。…ってことは、どう考えても僕は超タンパクな恋人。相手もそのほうが上手く行きそうなんだけれど、人生そう簡単にことは運ばないんだよね(^^;)。
追伸。慶一さんの傑作ソロ・アルバム『SUZUKI白書』収録の「サラダボウルの中の二人」。この歌に描かれている恋人の距離感ももの凄いせつないけれど、同時にもの凄くシンパシーを抱くところがあるんです。