帰宅中、前からお年を召したお爺さんが、何やら話をしながら歩いてきた。
普通に周りにも聞こえる音量で話しをしていた。
ただし、一人で。
そして思い起こしたことがある。
先日、ポケモンGOをしている時だ。
スマホ二台とiPadを抱えて、レイドバトルをしているご老人がいた。
最近のご老人は、スマホやタブレットを使いこなすことが出来るんだなあと。
新しいものは苦手なイメージを持っていたので、少し感心したのを覚えている。
そう、前から歩いてくるご老人もワイヤレスヘッドフォンを使いこなし、大切な奥さんと通話でもしているんだろうと。
そう思い、お爺さんの耳を見たが、何もついていない。
持っているのは、萎れた新聞だけ。
そうか。
ただのハキハキした独り言だった。