真っ赤乱の死ぬまでのひまつぶし!! -110ページ目

真夜中の電話

彼女いない歴32年の親友から夜電話があった。


電話越しの彼のテンションは低く、何かあったのかと思った。


数年前に彼の母親が亡くなり、その時のテンションと似ていたので、身内に不幸でもあったのかと心によぎった。


彼とは中学校2年生のとき、同じクラスになり、それからすぐに仲良くなった。


中学校のとき僕と彼はクラスの中心グループに属していた。


そのグループはもてる奴らばかりで、僕と彼だけが卒業式のとき制服のボタンが無くならなかったので、近くの川に投げ捨てに行ったのは今でも鮮明に覚えている。


高校以降は別々になり、中学の時のように遊ぶことはなくなったが、電話で何時間もくだらない話をしたり(最後は巨人の悪口)、僕が出張で東京に行った時に泊めてもらったり、年末に帰ってきたときに年越ししたり、常に遊んだりするわけではないんだけど、いろんなことをわかりあってきた。


恋愛話もしたこともある。


でもそれは僕の恋愛話しかなかった。


彼は見た目が悪いわけではない。


頭も僕より数倍きれるし、仕事もきちんとやっている。


でも彼女はずっといなかった。


なんでだろうといつも思っていた。


面食いだからか?出会いがないからか?


いや違うなあ


でもある日気づいた


出張の際に僕が彼の家に泊めてもらった時、朝僕が風呂に入っていて出ると、すでに布団を機械で圧縮させているのだ!!


几帳面すぎる!!


そうだ!彼は無駄なことをしないんだ。だから恋愛はむずかしいんだと!

彼についての説明はこれぐらいにしておいて、夜の電話の続き

深刻そうな彼に対して僕は


「なんかあったの?」


すると


「実は・・・・・・・・彼女ができたっぽい。」


(ぽいってなんだよ!思いながら僕は)


「年下??」


と聞くと彼は


「途中まで」


と答えた・


(えっ!!どういうことと思いながら)


「年下かどうか聞いたんだけど・・」


「なんだ、したかどうか聞いてきたのかと思って」


(いやしょっぱなにそんな下衆なこときかないし・・)


と思いながら、


「なんでそんなにテンション低い?」


すると彼は


「いや、彼女ができたらまず最初に伝えておかなければ思ったんだけど、さっき先輩と飯食ってて、先に先輩にそのこと話してしまったので、2番目になってしまったので・・」


「そんなことどうでもいいよ!!」


と言いながら心の中で


(お前とは長い付き合いになりそうだなあ・・)

と思った。

おめでとう!!