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南北首脳の歴史的な握手が交わされた2000年6月から15年の歳月が流れました。祖国に住む人々のみならず、在外同胞とりわけ私たち在日同胞も明るい未来を展望することができた歴史的な出来事でした。わが民族にとっての真の解放は、祖国の自主的平和統一をもって成し遂げることができます。祖国の自主的平和統一を実現していくための民族共同の綱領が、6.15共同宣言であると、改めて確信しております。

6.15共同宣言に基づく祖国の自主的平和統一は、東アジアの平和をもたらし、そしてそれは世界平和への大きな契機となります。このような大きな意義を持つ祖国統一を阻むものは何でしょうか。私たちは、歴史的な6.15共同宣言に対する言及を避け続けるだけでなく南北関係を戦争と対決に向かわせ、6.15共同宣言を支持する人々を徹底的に弾圧する南側の現政権に対し憤りを感じると同時に、南側政権に対し6.15共同宣言の支持・履行を求める声を高めていかなければならないことを痛感しています。そして、その先頭に立つべき存在が私たち在日同胞青年学生であることを確認いたしました。

私たち東海地方の同胞青年学生3団体は、6.15共同宣言が発表されてから15周年を迎える今、その崇高な理念を確実に継承し、東海地方における6.15共同宣言実践の先鋒隊として、そして在日同胞を含む全ての民族の未来を開拓する世代として、あらゆる障壁を乗り越え、手を取り合い、民族の和解と団結、交流と協力、自主統一、平和繁栄を願う全ての同胞の思いを形あるものに変えていくため、ここに宣言をいたします。

1    私たちは、6.15共同宣言に基づく祖国の自主的平和統一こそが、私たち在日同胞を含む全民族にとっての真の解放であることを再確認する。

2    私たちは、民族の和解と団結、交流と協力、自主統一、平和繁栄を獲得していくために、私たち東海地方に住むすべての在日同胞青年学生とともに、互いの主義主張を乗り越え我が民族同士固く団結し、相互協力のもと交流事業を行い、祖国の平和統一、そしてそこから生まれる東アジアの平和、世界平和の必要性を強く訴えていく。

3    私たちは、地域に住む在日同胞青年学生を網羅し、南側政権に対決と吸収統一政策の中止と6.15共同宣言の支持・履行を求める先鋒隊となり、同時に、地域に住む東アジアの平和を求める様々な人々と連帯し、祖国と日本の不幸な過去史を清算し、互恵平等な友好親善関係を構築するための担い手として、祖国と在日同胞を正しくつなぐ架け橋となる。

4    上記内容を団結・連帯の力で確実に実践・継承し、6.15の灯火を東海の地で燃え盛るものにしていくために、東海地方の在日同胞青年学生たちの活動の場を創っていくことを約束する。

祖国統一 万歳!  6.15共同宣言 万歳!  東海地方在日同胞青年学生 万歳!

2015年6月13日
在日本朝鮮青年同盟愛知県本部
在日韓国青年同盟東海地方協議会
在日本朝鮮留学生同盟東海地方本部