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kengold light/mellow/soulful

soul musicを中心に幅広い音楽分野でlightでmellowだと思うモノをどんどんレビューしていきたい思います。Amazonでの商品紹介も出来るモノであれば紹介していきますので是非購入してください。僕の多少の副収入になります(笑)。



★★★★
 先日の日曜日、大好きなお馴染み乃木坂46のメンバーで同郷の北海道は旭川出身の橋本奈々未ちゃんのトークショーがあるということで、札幌ドームで開かれた札幌モーターショウに行ってきました。

 朝9時から整理券配布ということで、早めに8時半頃に行ったらもう長蛇の列で1回目の開催は締め切っていて2回めの開催に延々と並び待つハメになっちゃいました。あらためて北海道での乃木坂、そしてななみんの人気の高さを感じました。中高校生が大半だったけど自分みたいなおっさんや女の子も結構居てて、幅広い年齢層から好かれていることを実感。

 ただ残念だったのはたった15分で終わっちゃうというあっけなさ。もっとななみんの楽しいお話が聞きたかったよお!でもやっぱしななみんめっちゃめんこかったあ!かなりの近距離で見られたし満足満足。そしてここ2年夏の全国ツアーから外されているここ札幌。今年こそは来たいですと言ってくれました。ホント今年こそは絶対来て~!わざわざ東京や大阪行くのお金かかるし大変ダヨ!

 そしてニュースです。ここ北海道ローカルなのですが、来月からななみんMCの新番組、その名も「乃木坂46橋本奈々未の恋する文学」が北海道文化放送で深夜に始まります。内容は読書好きのななみんが「ノルウェイの森」、「阿寒に果つ」といった北海道を舞台にした小説のロケ地を巡り本質に迫るということなんです。なかなか興味深い内容でホント今からめっちゃ楽しみ~!道外のななみんファンの方、めっちゃ羨ましいでしょ~!頑張れななみん~!

 そんで一応モーターショウも堪能してきましたよお!カッコいい外車のスポーツカーがいっぱい!写メしこたま撮ってきましたあ。ホント車めっちゃ欲しい~!で、自分は色々国産車、外車見てきた中で一番お気に入りは少しレトロで可愛らしいFIATなのです。運転席にも乗っちゃいました。ウン運転しやすそうだしお値段も250万円程とそこそこ手頃。ゲットしたいなあ!疲れたけど楽しかったです。ホントめっちゃ人でいっぱいで圧倒されたけど家族連れが多くめっちゃめんこい子どもたちがいっぱあい!子どもたちのはしゃいでる可愛らしい姿にはやっぱし癒されるわあ。自分も早く可愛い子供が欲しいよお!

 さて、今回はもうド定番メイズの代表作シルキーソウルであります(1989年発表)。

 既にメイズに関してはコレ股充実作「Inspiration」をレビューし、そこで散々言ってますがホントここ日本でのメイズの人気の無さはどういうことなのお!ということであります。本国アメリカでの熱狂的な人気と比べると雲泥の差。評価でこそ悪くは無いのですが一般的な人気は無いようなんですよねえ。豊潤で柔らかいメロウな聴き心地は一度ハマると抜け出せない圧倒的な魅力があるんですけどねえ。

 この1989年のアルバムは彼らの中でも後期を代表する名盤であのマーヴィン・ゲへのオマージュ作品となっていてホント感動的な名作なのです。確かに1980年前後の彼らの全盛期と比べるとサウンドがちょっとモダン化されてるかなあとは思いますが、そこはメイズの圧倒的なセンスの良さ。1989年という名作が生まれにくい時代にあって、十分納得のいく作品に仕上がっているのであります。それでは曲紹介へ。

 M1「Silky Soul」がアルバムのハイライトとでも言うべき決定的ナンバーです。メイズならではの柔らかくて豊潤なサウンドがなんとも心地よいミディアム・スロウの傑作で、フランキーの優しいヴォーカルも健在で曲の途中でのモロ、マーヴィンのホワッツ・ゴーイング・オン的な展開もココはサラッと聴き流しちゃいましょう。今回コチラのMVがありましたのでYouTubeレコメンド・トラックにしました。





 M2「Can't Get Over You」もメイズならではの柔らか~ソウルで、コチラは見事R&Bチャートを制しています。メロディ自体特段優れているという感じはしないのですが、やっぱし全体に流れるメロウな雰囲気がウケたんでしょうかねえ。

 M3「Just Us」も穏やかなミディアム・スロウで、この辺はもう朝飯前といった感じで貫禄さえ感じる逸品に仕上がっております。

 M4「Somebody Else's Arms」も実に爽やか~なミディアム・チューンで確かにアレンジは時代を反映し少し凝ったモノにはなっているものの、全くマイナス・イメージにはなっていなく時代にムリに乗らずとも時代に乗り遅れまいとする彼らなりの工夫と思えるのであります。

 M5「Midnight」は打ち込みを使用したレイト1980’s的な展開を見せるインスト・ナンバーでオヤッと思わせますがここは時代背景を考えてサラッと流しちゃいましょう。

 M6「Love's On The Run」もいかにも1989年!と感じちゃう少しファンク味も交えた彼らならではのダンス・チューンで、やっぱしこの手の曲も無いとね~と思わせるなかなかにカッコいいナンバーであります。

 M7「Change Our Ways」は彼らのオハコの柔らかいミディアム・チューン。メイズについてはたまに曲によってはホーン・セクションをフィーチャーしたナンバーで勝負して欲しいなあと思うんですが、僕だけでしょうか?今のままでももちろん十分に魅力的なのは言うまでもないのですが、ここにカラフルなホーンが活躍すると思うと思わず心躍っちゃうのですが・・・。

 M8「Songs Of Love」ではシンセ・サウンドがホーン・セクションの代わりを務めるのですが、どうせなら生のホーンを使って欲しいと思うのです。コレは贅沢なのでしょうか?どうしても後期メイズのサウンドには少なからず不満を抱いてしまうのです。

 M9「Mandela」はタイトルだけで嫌~な感じがしちゃいますが、決して悪くはないリズム・ナンバー。メイズならではの遊び心も垣間見えます。

 M10「Africa」はインストの小品。まあ小粋な1曲ということで・・・。

 と、後半やや尻窄み間は否めないのではありますが、1曲目のタイトル・チューンだけでもうエバーグリーンと言える傑作といっていいでしょう。そんな人気バンド、メイズも1993年に「Back To Basic」を出してそれっきり。これは一体どうしたものやらと思ってからも20年余り過ぎている有様。ホント1度はメイズのライブに足を運んでみたいというファンは多いでしょう。真の復活を待ちたいと思います。

 さて、朗報です。こちらのCD、2015年に廉価版1,080円で国内盤がリイシューされました。ということで今日も皆さんご一緒に!メイズ聴くなら今だ!今田繊維のはるさめスーツです!


★★★
さて今日のテーマは学校教師の体罰は是か非かについてお送りしたい思います。最近でもニュースで取り上げられたりしますよねえ。結論からいうと自分は体罰はある程度ならやむなしと思います。

 まあ、度を超えた体罰はいかんとは思いますが、何言っても言うこときかない生徒や教師を挑発してくる場合にはそれなりの体罰も仕方ないと思うのは私だけでしょうか?ホント、イマドキはモンスター・ペアレンツによってがんじがらめ状態になってしまう教師が可哀想であります。ホント教師の鬱病が多いですからねえ。

 自分が中学1年生の時の担任が見た目も怖けりゃ体罰もハンパない熱血体育教師だったんですよねえ。そして、忘れもしません、入学して間もない頃に映画鑑賞会があった時のことです。会場が街中にあり、生徒が行くのに自転車は禁止で、各種交通機関で来なさいということだったんですが、自分は友人ら4人で「面倒くさいからチャリで行っちゃおうぜ!バレないバレない」ということであまり深く考えることもなく自転車で行ったのです。すると、大勢の教師たちが至る所で見張っていたのであります。そして、自転車で向かう途中で「あれっ!あそこにいるのウチらの先生じゃねえっ!」と気付き、先生の方も「あっ!アレはウチの生徒たちだ!」とバレてしまい、そこでクラス名と名前を言わされその先生は現場にいる担任の教師に報告しに行くのでした。

 そして、ヤバいなあと思いながら恐る恐る映画館の会場に行くと、担任教師がグラサンかけて鬼の形相で待ち構えているではあ~りま専科!そうすると大勢の生徒たちが見守る中、近づいていったら何も言わずに強烈なビンタを2発お見舞いされてしまいました。ホント痛かったのなんの。そして散々説教をくらい「反省文、原稿用紙3枚分書いてこいっ!」と言われる有様でした。一方、今回一緒だった4人のうち2人は別のクラスで、その担任の教師は気の弱い人でなんのお咎め無しだったのは「ずる~い!」と思ったものでした。

 それから映画鑑賞が始まったのですが、確か「植村直己物語」というヤツでその時はもうひたすらショックで映画の中身なんか全く身に入らなかったのを覚えています。そして帰りに同じ殴られたクラスメイトの家でウンウン唸りながら反省文を書くのでした。

 そこで自分の信用はガタ落ちでこれからどうなることやらと思ったものですが、その後は部活のテニスでも頑張り、学校の試験でもかなり優秀な成績を残し一気に信用を取り戻し、担任にも褒められるなど関係は良好に進みめでたしめでたしとなるわけでした。

 しかし、この教師は生徒がほんのちょっと悪いことしただけでも生徒を倒れるまで殴り蹴りたおし、倒れこんだ後も蹴る蹴るの連続でまあ今じゃ考えられないであろう体罰バリバリの教師でした。ホント星野仙一ばりの恐ろしい人だったわあ!

 このように自分が学生時代だった頃は体罰は当たり前といった感じで日常茶飯事行われていました。それがいつから教師の体罰はいかん!ということになったのでしょうか?今は教育委員会とかもうるさいんでしょうねえ。こんな風潮に惑わされずに今の先生たちもどうしようもない生徒に対してはある程度なら鉄拳制裁を加えちゃいましょう!頑張れ世の先生たち!

 さて、本題へ。2001年1月の全国研修で買ったレコードたち。思い出いっぱい!面舵いっぱい!by U-Turn土田特集も今回で最後です。大トリ、おおとり、鳳、え~鳳啓助でございます~(古っ!)はタブー・レーベルの隠れた名盤デトロイトの恐らくワンアンドオンリーのアルバム(1984年発表)です。

 彼らはグループ名どおり、デトロイト出身の4人編成の兄妹グループで、メンバーは一応楽器を担当するのですが、聴く限りコーラス・グループといった趣であります。レコードでいうA面に関しては1984年ならではのチープなプログラミングが横行し今となっては聴くに耐えないモノがありますが、B面に入るとガラリと一転素晴らしいメロウな姿を現し今回レビューするに至ったのです。が、しか~しこのB面のどの曲も画像が無いではあ~りま専科!A面の楽曲なら画像はあるのですがコレは紹介する意味がありません。というワケで申し訳ありませんがいつものYouTubeレコメンド・トラックは省かせていただきます。う~ん、残念。それでは曲紹介へ。

 M1「Back To Back」からして安っぽいプログラミングバリバリのダンス・チューンでもうニガテであります。

 M2「Undercover」も以下同群であります。ホント1984年産のファンク・ナンバーはこうもハズレが多いのでありましょうか?1984年というのはソウルの歴史においてまさに鬼門の年なんですわあ。

 M3「Physical Lover」も何も言うことありません。パス。パス。

 M4「Come With Me」ももういいです。A面は買ってからもまずレコードの針を落とした記憶がございませんっ!

 M5「Seriouly In Love」から雰囲気は全くもって変わります。なんとも涼し気なメロウネス満載のスロウ・チューンでここから思わず背筋がピンとなります。ここでは男声リードによる展開でその優しげなヴォーカルはデバージを彷彿とさせます。

 M6「Runaway」はA面の流れを引きずったダンス・チューンではありますが、A面の楽曲群とは決定的に異なる生音中心の演奏でこれなら十分聴くに耐えうるナンバーです。

 M7「After Loving You」は女声リードによるコレがとんでもなく良く出来たスロウ・チューンなんですわあ!ホント思わず胸をかきむしたくなる程の甘酸っぱいドリーミーな展開で切なさいっぱいの奇跡的大名曲で、この曲1曲のために買って損は無いと断言出来る程の仕上がりなんで是非聴いてみてくださいっ!

 M8「Bring It Home」は男声リードによるコレ股タマランスロウ・チューンで、途中から絡むバリトン・ヴォイスの唄いっぷりも素晴らしい1曲で、ホント見事なハーモニー・ワークなんでコレも聴かなソンソン、ガリクソン、カムストック。

 M9「I Been Wanting You」も男声リードのスロウ・チューンでこちらも感動的な作品に仕上がっており、彼らの真の実力を感じることが出来ます。ホントこんな雰囲気でアルバム全体を占めていればもっと歴史的名盤としてその名を轟かせただろうになあと思わせます。

 こちらのレコードはよくレコード屋にある500円均一コーナーの箱などに投げ売りされているようなモノでほとんどゴミ同然の扱いを受けていたのですが、中身はどっこいホント素晴らしく、構成、楽曲ともどもあのウッズ・エンパイアに匹敵するもので、まっとうなソウルファンは必聴の作品なので皆さんどうか聴いてやってくださいっ。残念ながらこの1枚で彼らは消えてしまったようでありますが、リーダーと思しきカーティス・ブーンはあのマイケル・J・パウエルの右腕的存在として活躍するのでありました。

 さて、こちらのアルバムもやっと再評価されているようで、2013年にCD化がかないました。そしてニュースです!今年2月17日に1,080円の廉価版で再リイシューされるとのことです。なんでいつものフレーズをみんなで!せ~の~、デトロイト聴くなら今だ!今田繊維のはるさめスーツ!


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★★★
 え~、今日はブログ炎上覚悟で巨大組織にメスを入れるコラムにしたい思います。さあ、そのターゲットは今、何かと話題のジャニーズ事務所であります。

 今回のSMAP解散・分裂危機も一応は中居正広を始めとした4人がチーフ・マネージャー飯島女史と一緒にジャニーズを退社せずに、事務所に残る方向となり、彼ら4人に対する制裁はもうスマスマでの生放送での謝罪がある意味みそぎとなりしない方向に向かっているようであります。

 ファンとしてはとりあえず元の鞘に収まってグループは存続する方向なのは嬉しい限りなのですが、なんかメンバー間のもやもや、わだかまりが残っているようで、中居くんと木村くんの確執は相当なものであるということです。そうですよねえ、木村くんはメンバーを裏切り1人だけジャニーズに残るということでしたからあ。ホント♫裏切り者の~名を残す~ギャランドゥ~ギャランドゥ~♫でしたからねえ。それも嫁の工藤静香の説得によって残留を決めたみたいですからねえ。ホント木村くんは嫁に逆らえない男なのかあ!

 そしてもっとも腹立たしいのはジャニー喜多川社長とメリー喜多川副社長のコンビです。ホント家族経営の閉塞的で社員も誰も文句を言えない雰囲気の会社みたいで。とくに今回の件はメリーがカンカンに怒っているという記事も見られました。もうジャニーも84歳、メリーは89歳のジジババでホント早く○ねばいいのにい!何が「You,何々しちゃいなよ!」だよ!

 そんなメリーに対して世間も怒りを産んでおよそ1万件ほどのネットによる署名の解任運動が広まってるみたいです。うん。僕も署名した~い!やっぱし世論がこの騒動をいい方向にむかわせなくちゃならないと思います。

 なぜならマスコミ、特にテレビ局連中はジャニーズの批判をすると、ドル箱であるジャニーズタレントが使わせてもらえなくなるというビビリがあるからなのです。だからテレビ局はどこも表立ってジャニーズ批判を全く展開しないのです。ジャニーズは政界とも太いパイプを持ち、その巨大な勢力に頭がくるのです。せめて新聞社くらいは勇気を振り絞ってジャニーズにツッコミを入れていただきたいものです。

 SMAPはとりあえず今年の9月までは契約が残っており、そこまでは通常の活動をし、10月からは謹慎するという話もありましたねえ。個人的にはこの4人はもう20年以上働き詰めだったので、少しリフレッシュ期間をつくるのも悪くないと思います。木村くんは連ドラ持ってない期間は結構ヒマだと思うのでもっと働きなさい!

 また、最近代表曲「世界に一つだけの花」の購買運動が広がっているみたいだけど、自分この曲そんなに好きじゃないんよねえ。この曲ばっかしもてはやされてるのは違和感覚えます。自分の好きなSMAPの曲をあげるのであれば、初期なら「俺たちに明日はある」、後期モーメンツ的なアレンジが堪らない「セロリ」、「たいせつ」、「Dear Woman」、近年なら「さかさまの空」、「Moments」、「シャレオツ」なんかが好きでよくカラオケで唄います。なんだかんだいってSMAP名曲多いですよねえ。

 今後のSMAPのコントなんかを見てもしばらくは笑えない状況が続くと思いますが、ファンは暖かく見守って欲しいと思います。そして明るく元気なSMAPを見たいものです。

 さて、気を取り直して本題へ。今回はソウルファンよりもAORファンから人気が高いフィニス・ヘンダーソンの邦題「真夏の蜃気楼」として知られる人気盤であります(1983年発表)。

 このアルバムで気になるのはフィニスの持ってる変な器具ですよねえ。なんなのかしらん?ドスケベグッズなのかな?そんな男前の彼のジャケットも一時期日本でCD化された際には何とも爽やかな海のジャケットに差し替えられていました。こんなジャケの入れ替えもよくムサいルックスのAORアーティストではよくあるパターンですが、ソウルの世界ではあまり見られません。そんなことからも日本のレコード会社はAOR的なアルバムと捉えていたのでしょう。

 彼は1970年代中期に地元シカゴのヴォーカル、ウェポンズ・オブ・ピースのリード・シンガーを務めていたのですが、サミー・デイヴィス・ジュニアに憧れてショービズ入りし、コメディアンを目指していた変わり種ということです。1人で漫談なんかをやっている映像でもあるのかしらん?スティーブ・ルカサー(ギター)、ペイジス(バック・コーラス)らL.A.周辺の精鋭が参加したその中身はというと、まあ海のジャケに差し替えられるのも納得のいく実に爽やかな作品でソウルファン、AORファンどちらも必須の充実盤に仕上がっております。それでは曲紹介へ。

 M1「Skip To My Lou」は邦題では「サマー・スキップ」と名付けられたなんともダンサブルな佳曲で、そのファルセット・ヴォイスを駆使したフィニスの爽快な唄声はビリー・グリフィンを彷彿とさせるものがあります。実に曲調も爽やかなことこの上ないです。

 M2「Making Love」はマイケル・マクドナルド調のコレ股爽やかなミディアム・チューンで、このシンコペーションは一度ハマると癖になっちゃうAORファンなら中毒必死のオイシイ1曲です。個人的に大好きなんでこちらをYouTubeレコメンド・トラックにしました。





 M3「Lovers」はじっくり唄われたミディアム・スロウで、フィニスの唄いっぷりはなかなかの実力を感じることが出来ます。

 M4「You Owe It All To Love」はしんみりとしたバラードで、その洗練された都会的なサウンド、きれいなメロディに女性諸氏ならずともうっとりしてしまいます。

 M5「Blame It On The Night」はナイトフライトのサンディ・トラノ作のタイトな演奏が光るミディアム・チューンではありますが、あまりメロディ自体に魅力は自分は感じないのであります。

 M6「Percussion Intro~Call Me」はタイトルどおり軽快なパーカッション・ソロのイントロから入るナンバーで、本編はコレ股軽快なダンサブル・チューンであります。メロディもなかなかに哀愁美を讃えたものでAORファンも思わずニンマリでしょう。

 M7「Vinadel Mar」はボサノヴァ・タッチの小曲。ここはサラッと流して、次へ。

 M8「Crush On You」は同じモータウンのレーベル・メイトのスティービー・ワンダーから贈られたという1曲の、素敵なメロディのスロウ・チューンでありまして、サビに入る導入の途中でフィニスの声が一瞬裏返る部分には胸がキュンとなっちゃいます。

 M9「I'd Rather Be Gone」もAOR的なメロディアスなスロウ・チューンで、ギャリー・グレンやペイジスによるバック・コーラスがコレ股タマランのであります。

 M10「School Girl」はちょっとファンク味も感じられるダンス・チューンですが少し退屈に感じてしまうのは私だけでしょうか?でもフィニスのヴォーカルは力強いです。

 と、バックの素晴らしい演奏、フィニスの繊細なヴォーカルが楽しめるこの一枚、秀作と言っていいでしょう。やっぱしソウルファン向けというよりAORファン向けかなあという気がします。そんなフィニスもAORブームの終焉と平行して消えていったと思われなんとも残念なのであります。

 さて、自分の持っているのはアナログ・レコードですが、もちろんCD化されております。2012年、2013年と相次いでCD化されているようで、特に2013年版は1,028円と廉価版で発売されております。ここでいつものフレーズ、>フィニス聴くなら今だ!今田繊維のはるさめスーツ!なのであります。


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★★★★
 さて、突然ですがイマドキの男子高生って学生服、短ランボンタンって着ないものなのでしょうか?自分の住んでる札幌ではとんと見かけないものなんですよねえ。

 自分が中高生時代の頃はまさにヤンキー的な学生服全盛時代といえる頃で僕みたいにフツーのいたって真面目な子でも強烈な短ランボンタンを着ていたモンです。短ランは着丈52センチ、ボンタンはもも周り36センチ裾幅14センチでブイブイいわせてました。今となってみると恥ずかしいのは裾幅がめっちゃ細いことでしょうねえ。当時はもも幅が太く裾幅が細いというボンキュッボン!がカッコいいと言われてた時代なんですよお。

 よく学校で制服が規則違反になっていないか検査もあったものですが、ウチの学校の校則はめっちゃ緩やかなモノだったので、一応ズボンの裾をまくりあげて膝が出なければいけないというルールはあったものの、自分の場合裾幅がめっちゃ細いものでふくらはぎがやっと出るという状態でも先生はスルーしてくれたものでした。ホントウチの高校はなんでも緩やかだったなあ。

 逆に女子の場合、当時はまだ短いスカートが主流では無かったのか大体みんな長く野暮ったいスタイルの子が多くつまんないなあと思ったものです。今だとスゴイダサいスタイルの子が多かったものでした。せっかく校則が緩やかだったので「女子たち~!もっと冒険せいよお~!」と思っていました。でもイマドキの女子高生もあまり短いスカートは流行りではないのかな?

 数年前に実家に帰ったときに親から「昔の学生服が出てきたよお!」と言われ「ホント~!着てみたい~!」と喜び勇んで着て写メを撮りまくりました。学生時代と体型がほとんど変わらないものでスンナリ着ることが出来、ウン!カッコいい!と思ったものです。

 そんでその時ビックリしたのが学ランの第二ボタンが着いていなかったことなんですよねえ。卒業当時誰に第二ボタンあげたのかサッパリ覚えていないんですよお。同級生か下級生の女の子に何気なくあげたんでしょうねえ。何故か全然思い出せないのでありますた。あ~、また久々に学生服着たいなあ!イマドキの男子学生ももっと短ランボンタンを着てビー・バップ・ハイスクール気分を味わって欲しいと思うのは私だけでしょうか?

 さて本題へ。2001年1月の思い出深き全国研修の時に買ったアルバムたち特集も今度はアナログレコードに入ります。その中でも現在CD化されている3枚に厳選したい思います。そんな1枚の今回はファンク・グループ、サンライズの恐らくワン&オンリーと思しきセイム・タイトルの1982年の傑作盤です。

 この研修の時には都内でアナログ・レコードもわんさと買ったもので、今でもよく聴く愛聴盤が多いのですが、このレコードたちは研修が終わってお家に帰って聴いたもので、まさに「祭りのあと」といった感じでホント淋しい気分いっぱいで聴いたことを思い出します。研修がおもっきし楽しかったものですからねえ。

 そして、このレコードなのですが、アイズレー・ブラザーズをサポートしていたエヴァレット・コリンズが結成した5人組で、プロデュースやアレンジもアイズレー・ブラザーズのプレイヤー組”アイズレー・ジャスパー・アイズレー”として分裂する若手3人が担当していて、当時全盛の彼らがサポートしているだけあって悪かろうはずがありません。全体的に涼やかなメロウ・グルーヴが漂うこの一枚、アイズレー好きな方はもちろん、ナイトフライトやブレイクウォーター好きなフリーソウルファンにもドンピシャなアルバムなのであります。それでは曲紹介へ。

 M1「Who's Stickin' It ?」はおもっきしP-Funkを意識したと思われるヘヴィ・ダンサー。コレはコレでカッコいいものの彼らの本領発揮とは言えませんので、ここは軽くスルーして次の曲へ。

 M2「I Need You More Than Words Can Say」で早くも来ました、キラー・チューン!デビィッド・タウンゼントのカッティング・ギターがいやがようにもマリン・フレイヴァーを漂わすメロウ・フローターの傑作曲で心動かさずにはいられません。またデヴィッドのギター・プレイはあのデヴィッド・T・ウォーカーを彷彿とさせるものでコレは堪りませんっ!ストリングスもバッチリ決まり、リード・ヴォーカルのロニー・ストラグスの優しげな唄いっぷりも十分満足のいくものです。こちらをYouTubeレコメンド・トラックにしております。




 M3「Someone's Taken My Hand」はメロウな雰囲気いっぱいのスロウ・チューンで、ここではヴォーカル・グループ顔負けのハーモニー・ワークも聴くことが出来、メロディも素晴らしく聴きモノの1曲です。

 M4「Come And Get My Lovin'」はシンプルな演奏でタイトに決めたミディアム・チューンで、これも素直にカッコいいと思えるナンバーと言えます。

 M5「I Just Wanna Make Sweet Love Tonight」はコレ股軽快なダンサー・スタイルの傑作曲で、これはなんとも抜群の仕上がりでフリーソウル方面からももっと評価されて然るべき1曲だと思います。う~ん、この心地よさはなんと表現したらいいものだろう・・・。とにかく聴いて欲しいものであります。

 M6「Honey I Love You」は寂しげな雰囲気全開のスロウ・チューンで、美しいストリングスが印象的なコレ股良く出来た1曲なのであります。ロニーの誠実な唄い口にもグッときちゃいます。

 M7「Hello Love」も涼やかなメロウ・グルーヴ感満載の心地よさいっぱいミディアム・チューンでホント彼らのセンスの良さを味わえる1曲で、コレも聴き逃せない出来で満足です。

 M8「You Are The One」はコレ股センスの良さが表れるダンサー・スタイルの佳曲で、なんともグルーヴィーでコリャ気持よく踊れるニャ~と思われる腰も自然と揺れ動く気持ちよさいっぱいの1曲であります。

 と、なんとも爽快で心地よさいっぱいのアルバム、やっぱしアイズレーの連中が関わったことも功を奏したと言えるのでしょうか?どファンクはニガテでミディアム・ダンサー・スタイルが大好き~という方には是非ともオススメしたいアルバムであります。そして、この後の彼らなのですが後続のアルバムを出しているのかはすみませんが分かりませんっ。ただし、ギタリストのデヴィッド・タウンゼントはあのサーフィスの結成へと動くということで、なるほど~、このセンスの良さがサーフィスへと繋がるのだなあとフムフム思うのは私だけではないでしょう。

 さて、こちらのアルバムは2003年にめでたく国内盤のCD化が実現したようです。Amazonでもまだ数点2,000円前後で取り扱っていますので早めの購入をオススメいたします。ボーナス・トラックは入ってはいないものの、う~ん、自分もCD買い直ししようかしらんと思わせる名盤なのでありますた。


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★★★
 みなさ~ん!もうご覧になりましたかあ?みいちゃんことAKB48の峯岸みなみのライザップの新CM。自分はもちろん乃木坂派なんで、AKBは興味無いんけど昔からみいちゃんは大好きなんですよねえ。そんなみいちゃんあんなにプヨってたのは知りませんでしたあ!それが腹筋もパックリ割れてめっちゃスリムになっちゃったんだもんねえ。このCMはかなり反響あったみたいで各方面から絶賛の嵐のようですねえ。ホントみいちゃんよく頑張った!





 なんとかリバウンドせずにこの体型を維持していって欲しいものであります。それにしてもライザップって効果あるみたいですねえ。まあ、その分めっちゃハードなトレーニングと食事制限、そして高額な費用がかかるんでしょうねえ。自分の場合はこの半年くらいで病的な痩せ方で11kgくらい体重落ちましたからねえ。ホント体調悪い時は飲まず食わずで3日間位寝込んじゃう有様なのさあ(泣)。この悪循環を早く脱出したいよお!

 さて、2001年1月の研修時に買ったアルバム特集まだ続いてたんですよお!そして今回は人気グループ、モデュレイションズの未発表曲集の貴重なCDの登場です。

 モデュレイションズといえば1975年のブッダ盤が決定的な名盤として知られもう既にレビュー済みです~。そしてコチラの未発表曲集CDは1995年録音とクレジットされており、聴いてみると「んな、アホな~」とツッコミを誰もがいれるであろう音源であり、恐らく1980年代初頭の録音なのかなあと思わせます。そして今なら誰もがツッコミをいれるであろうこのCDの細田JAM日出夫氏のライナーノウツでの記載があります。そこではグループのメンバーについて、ラリー・アレン、ホーヤル・サウンダー、ラリー・ダンカン、ヘンリー・チャンルの4人とクレジットされており、細田氏は全然オリジナル・メンバーと違うやん!と述べているのであります。ところがどっこいこのメンバーで合っているのです。

 このCDが発売された1998年当時はまだこのモデュレイションズのメンバーについては疑義がある状態で、メンバーはウィリー・レスター、タイロン・レスター、ボブ・カーリントン、ロドニー・ブラウンの4人であると信じられていたのです。ところが、その後メンバーの解明が進み2004年に発売された前述のブッダ盤のCDで詳しい解説がなされています。ホント人騒がせなグループで、今となってみると細田氏もこのライナーノウツは恥ずかしくて触れられたくはないでしょうねえ。

 さて、こちらのCDなのですが、音質はあんまし良くはないです。そして曲も玉石混交といった具合で正直マニア向けかなあという気もします。しかしながらあのモデュレイションズの未発表音源ということで、グループファンなら聴き逃すことは出来ないでしょう。それでは曲紹介へ。

 M1「It Takes Two」はなかなか音質もよく高水準のバラッド・ナンバーに仕上がっております。コレはブッダ盤を出した割りとすぐ後に録音と思しき感じで、とても1995年録音とは誰がどう聴いても思えないのであります。テナー・リードの逞しい唄いっぷりと熱いコーラスにもう感動です。

 M2「Can't You See」はちょっとアレンジが困ったチャンのダンス・ナンバーで、確かにモデュレイションズはこの手は得意とするところだけれどこの曲は無いかなあ。

 M3「Never Too Late」は軽快なミディアム・チューンで、こんな感じは自分も大好き~なんですわあ。バックで微かに聴こえるフルートの音色もまた良しであります。

 M4「Money Crazy」も少しウ~ンと唸ってしまうダンス・チューンで悪くないものの彼らの本領発揮とはいえない出来であります。それにしてもmoneyとタイトルにつく楽曲はハズレが多いと思うのは私だけでしょうか?

 M5「Not My Intention」もなんだかなあって感じのダンス・スタイルの1曲で、なんとも消化不良な感じが否めないのであります。

 M6「Girls, I'm Glad God Made You」でやっと来ました!彼らの本領発揮といえるダンス・チューン!ちょっとファンク味もありますが、ストリングスも従えたバックの演奏も文句なく、メロディもかなり良くコレはオススメ出来ますぞ。

 M7「Moving In The Right Direction」はかなあり音質は悪く音がこもっちゃっています。しかしながらコレはホントミディアム・チューンの超名曲で、モダンソウル的な素敵なナンバーで惚れ惚れしちゃいます。なんでこんな音が悪いんだよ~とそれが残念でなりません。コレは必聴ですぞ!ということでこちらをYouTubeレコメンド・トラックにしております。というかよくこんな曲の画像があったなあと驚きであります。





 M8「You Make My Day」も音質は相当悪いのですが、こりらもオススメしたいスロウ・チューンでバリトン・リードの熱い唄いっぷりに心動かされる相当良く出来た1曲に仕上がっています。これももうちょっと音質が良かったなら・・・。

 M9「You Can Have My Heart」も残念ながら音質は悪く、1970年代初頭のモーメンツなんかを聴いている気分になっちゃいます。しか~し、コチラも十分オススメ出来るメロウ感抜群のスロウ・チューンで、オヤジは思わずソファに崩れてヨヨと咽び泣くいつものヤツです。エレピの美しい調べに心がキュンとなります。

 M10「Doctor Dance」はタイトルからして嫌~な感じがしますが、その通りで残念なダンス・チューンでコチラはもうパスであります。ヴォーカル・ワークは悪くないんだけどねえ。

 M11「Need Nobody Else You」も正直あとちょっとと思えるミディアム・チューンで、ホント惜しいなあって感じの出来栄えとなっています。それにしても音質悪っ!

 M12「Be My Lady」もモコモコ音質のスロウ・チューンで、こちらも悪くないものあとひと息!といえる出来となっています。なんか物足りないんだよなあ。

 と、M1~M6までは音質良いのですが、後半M7~M12に関してはおもっきし音質悪くなっちゃっています。コレはどうしたものかしらん。デモ録音で完成作では無かったんでしょうか?M7~M9に関しては相当出来の良い楽曲なのでこの音質がホント残念で堪らないのです。

 さて、こちらのCDは1998年に発売されたモノなんですが、プレス数は相当少なかったのでしょう。当時から売られているのをほとんど見たことがありませんでした。ということで、前述のとおり2001年に東京は渋谷のタワーレコードでようやくゲット出来て歓喜したのを覚えています。そんなワケでかなりのレア盤CDと化しAmazonでも中古品が2点のみおよそ5,000円で売られています。というか調べる前はAmazonにも在庫無いんだろうなあと思っていたので意外でした。コレは是非ともゲットしなくちゃあ。あるうち買うときや!byサム男であります。


ムーヴィング・イン・ザ・ライト・ディレクション/モデュレイションズ

¥2,700
Amazon.co.jp

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★★★
 う~ん!悲惨でしたねえ。軽井沢町で起きたスキーバスの転落事故。15人もの人が亡くなっちゃいましたからねえ。せっかくこれからスキーだあ!と張り切ってる最中の事故ですからねえ。ホント亡くなられた方にはご冥福をお祈りします。

 ということで今回は今真っ盛りのウィンタースポーツについてのお話を。私、北海道生まれの北海道育ちということでウィンタースポーツはもう小さい頃から慣れ親しんでるワケですが、もうここ20年くらいはスキーしてないんですよねえ。カービングスキーなんかを前からずっとやりたいとは思ってるんですけど、いざ用具を揃えようとなるとやっぱし10万円くらいはしちゃいますからねえ。なかなか手が出ないんですわあ!スノーボードもやってみたいとは思ってはいたんですけど、周りで始めたヤツらがことごとく骨折なんかしちゃったりするのを見てるのでコレも今更始めるのはナシかなあと。

 その点お金のかからないウィンタースポーツといえばアイススケートですねえ。自分の小中学時代は、学校の校庭に水撒いて凍らせてスケートリンク場を作ってたという極寒の地旭川ならではの風習だったもので、冬場の体育の時間はスケートばっかしやってました。なので、自分はスキーよりもスケートの方が大の得意なのであります。ホント、コーナリングもプロのスケート選手みたくスイスイ曲がれるよん。

 なのでスポーツ施設のRound1とか行ったりするとローラースケートもめっちゃ得意でスピード上げてクルクル回れるんで、結構周りの人は凄いなあという感じでよく見られちゃいます。

 高校生時代は体育の授業でスケートは無かったのですが、学校の裏にスケートリンク場があったものでよく学校帰りにスケートを楽しんで、また思い出深いのは大学受験を目前に控えたあたりに友人と縁起でもなくスケートで滑りに滑っちゃったのはとてつもなく楽しい思い出として残っています。スケートで後ろにむかってスイスイ滑るのもめっちゃ得意だよお!

 さて、コレ股マニアックなレコードになっちゃいまして申し訳ないのですが、今回はモーリス・マッシア(←この読み方で合ってるのか分かりませんっ!)の恐らくワン&オンリーの1枚です(1982年発表)。

 コチラのアルバムも定番U.S.Black Disk Guideのドクターヒトシのコーナー、究極のLPコレクション(ソロ編)にてレビューされていたものでそこではこう書かれています。「これは決して珍しくはない。ただ無名なだけ?」 いやあコレも原盤はレアでしょ~。CD化されるまで見たことないも~ん。しかもカナダでのみのリリースみたいだし~。てなことで、このアーティストについては出身地など一切分かりませんっ。録音はカナダで行われてはいますが、カナダ出身ということでも無いでしょうし、彼の唄い方からでも出身地を推測することも出来ません。しかしながら、良質のモダンソウルを聴かせてくれるなかなかの好盤ではあります。それでは曲紹介へ。

 M1「We Can Go To Your House」は冒頭のベース・ソロ、カッティング・ギターが印象的なアップ・ナンバーで、モーリスのヴォーカルもスムースで気持ちのいいテナー・ヴォイスを聴かせてくれます。バックのサウンドも一部シンセは使っているものの、デジタル化する直前の生音中心の決してチープにならないしっかりした音を叩きだしてくれます。

 M2「My First Time In Love」は実に壮大で感動的なバラードで、その大っぷりなヴォーカルには誰もが耳を奪われることでしょう。メロディも美しくなかなかに隠れた名曲と言えます。

 M3「I Want A Woman Like My Daddy Had」はちょっとサウンドが軽めなファンク・ナンバー的かなあとは感じますが、ベース・ラインはウニョウニョ言っていて気持ちのいい音であります。

 M4「Won't You Gimme Some Of Your Lovin'」はホーン・セクションもしっかり配した1982年当時のアメリカ本土の主流のブラック・ミュージックに沿ったカッコいいミディアム・ファンクといった趣でコレぞ!モダンソウルだ!と言うべき1曲に仕上がっています。

 M5「How Long」はなんとも浮遊感ただよう心地よいミディアム・チューンで、そのメロウ感がたまらない1曲となっていて、モーリスのヴォーカルもしっかりとした実力を感じるものがあります。

 M6「Seventh Heaven」はモーリスの聡明なヴォーカルがくっきり際立つ爽快なミディアム・チューンで、当時のソウル・ミュージックの王道を行く1曲と言えます。

 M7「When I'm Living Inside Your World」はこのアルバムの中でも白眉の1曲としたいスムースなバラード・ナンバーで、この心地よさはなんと表現したら良いものでしょうか?実に都会的なナイス・ソングでコレをYouTubeレコメンド・トラックにしたかったのですが残念ながら画像がございませんでした~。

 M8「50/50 Love」はドクターヒトシも触れているようにモダンソウルのど真ん中を行く軽快な1曲で、ここではモーリスのヴォーカルも一段と気合が入ってるように聴こえ、なかなかに聴きモノの1曲です。後半のラップ調もカッコいいです。こちらは1983年に12インチも発売されているようです。

 M9「Just One Night」はホーン・セクションもバッチリ決まったカッコいいミディアム・チューンで、個人的にはこのアルバムのミディアム・ソングの中でも1番としたい出来に仕上がっていてコレは皆さんにも聴いて欲しいということで、コチラは画像ありましたのでYouTubeレコメンド・トラックにしましたあ。





 M10「We're Dancin' To The Beat」は軽いファンク調といった感じで、ちょっとサウンドが安めな気がしないわけでも無いのですが、コチラもホーン・セクションが決まっていて文句は無いです。

 M11「We Can Go To Your House (Instrumental)」はM1のインスト・ヴァージョンで悪くはないもののちょっと退屈かなあ。

 と、よっぽどのソウル・マニアじゃないと手は伸びないであろう1枚ではありますが、1980年代のモダンソウル好きな方なら聴いて損は無いアルバムだと思います。やっぱしさすがはドクターヒトシが勧めるアルバムだと思われること請け合いの出来に仕上がっていますよお!

 こちらのアルバムは1993年には早くもCD化がかなっていまして、さすがにもう廃盤でAmazonにも無いかなあ思って検索してみるとまだ在庫あるではあ~りま専科!是非あなたのライブラリーに加えていただきたい1枚であります。


Seventh Heaven/Maurice Massiah

¥3,176
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★★★★★
 昨日、中学生時代のクラス会のお話をしたので、今日もその中学2,3年生時代の思い出話を・・・。

 うちのクラスはなぜか合唱に物凄い力を入れるという特殊なクラスで、合唱大会近くになると朝練なんかをやっちゃったりして、当時ちょっと反抗期で「合唱なんかやってられるかあ!」と思っていた自分にとってはかなり嫌なモノでありました。

 で、当時はそんなに自分の合唱大会での姿、悪いものでは無いと思っていたのですが、卒業後に合唱大会の写真を見たのですが、その際の自分の姿といったら、他の全員は見事に顔を上げて精一杯唄い上げていたのですが、自分だけ思いっきし下を向いてボソボソと唄っている有様で「うわあ!こりゃ流石に態度悪っ!」と愕然し他のみんなにめっちゃ申し訳ないっ!と思ったものでした。というかうちのクラスの男子みんな真面目すぎっ!

 そんなうちのクラス、合唱大会では常に優勝し、学校代表で市の大会にも参加したりしちゃう有様でホント嫌でたまらかったですわ。そして、今でも語り草になってるのが、確か学校祭でなぜかうちのクラスだけ合唱を披露するハメとなり、さあいいとこ見せるぞ~とクラスのみんな(自分を除く)張り切って登場となったのですが、おもっきし大失態をやらかし、ぶざまな姿をみせちゃって、クラスの女子たちは終わった後ワンワン泣いちゃってる状態に。そんな中自分だけはそれが可笑しゅうて可笑しゅうてほくそ笑んでるという極悪人状態。今でもこの話はクラス会でも話題になって「アレは悔しかったよね~!」とかみんな話してるのですが、以前に自分は可笑しかったあゆう話をしたら、みんなに非難轟々浴びる有様でした。みんなゴメンナサイ!

 さて、今回は思い入れのめっちゃ強いグループでありこれぞ!究極の名盤!と断言出来るウィスパーズのごく初期のドーリィ、ソウル・クロックレーベルに残した作品集「プラネッツ・オブ・ライフ」の登場です。

 ウィスパーズと言えば以前にクリスマス・アルバムをレビューしていまして、彼らの中でももっとも有名なのは1980年代のソーラー・レーベル時代になるのでしょうが、やはり自分としては1960年代のドーリィ、ソウル・クロック、1970年代のジェイナス時代に思いを馳せてしまうのです。特にリード・ヴォーカルを担当するちっちゃくてなんとも可愛らしい双子のスコット兄弟の端正な唄いっぷりにホント痺れてしまうのです。そして、シカゴ・ソウルを意識したその流麗なサウンド、もう心がときめいちゃいます。それでは曲紹介へ。まず前半10曲はソウル・クロック時代に残したセイム・タイトルのアルバムからです。

 M1「Seems Like I Gotta Do Wrong」はR&Bチャート6位を記録した彼らの初期を代表するバラード。なんとも寂しげな雰囲気がたまらないとっておきの名曲でウォーレス・スコットの独特のクセのあるヴォーカルもたまりましぇん!

 M2「You Must Be Doing All Right」はウォーキング・テンポの気持ちのいいミディアム・チューンでオリジナル・アルバムではコチラがオープニング・ナンバーでありました。

 M3「Planets Of Life」はスペーシーで、ある意味実験的なナンバーでこの独特な雰囲気は後の彼らからは求め得ないモノでなかなかにカッコいいのであります。

 M4「I Can Remember」はなんとも爽快なミディアム・チューンでウォーレスのファルセットを交えたヴォーカルに美しいコーラス、そして軽快なバックの演奏とホント非の打ち所のない名曲だと思います。

 M5「Needle In A Haystack」は個人的に昔っから大のお気に入りソングで、いかにもシカゴ・ソウルのいいとこ取りをしたミディアム・スロウでホント、サイコーの一言につきます。途中の高揚感たっぷりのウォーレスの唄いっぷりにはホント鳥肌が立っちゃうくらいの素晴らしさ。今回レアなドーリィ時代のシングル曲をYouTubeレコメンド・トラックにしております。




 M6「I'm The One」はまたしんみりとしたスロウ・チューンで、コレ股名曲ですねえ。ホント聴き惚れちゃいますわあ。

 M7「You Make Me So Very Happy」もまた感動的なバラードで、コチラはブレンダ・ハロウェイのカヴァーではありますが、オリジナルを軽く超越した素晴らしさ。なおこのCDは自動車学校に通っていた頃によく聴いていたモノで当時の思い出が蘇ってきます。自学楽しかったなあ。

 M8「Creation Love」はまた壮大なバラードで、そのスケールの大きいアレンジに圧倒される聴き応えタップシの名曲でホントこのアルバムにハズレは無いなあ。

 M9「Sing Of Songs」はドゥーワップ調のしんみりとしたスロウ・チューンで、切なさいっぱいの甘酸っぱいドリーミーな逸品に仕上がっていてコチラも聴きものです。

 M10「They're Going To Hear From Me」は小粋な都会的センスが光るミディアム・チューンでこういう軽めな曲もアリでしょう。

 そして、ここからが貴重な1964年から1967年にかけてのドーリィ時代の選曲となります。

 M11「It Only Hurts For A Little While」はドーリィ時代の記念すべきデビュー・シングルとなったもので、確かに古めかしいところはあるのですが、流麗なストリングスに導かれた美しいスロウ・チューンでウォーレスのヴォーカルも若いこと若いこと。

 M12「Never Again」はセカンド・シングルとなった曲で、スタイルとしてはカーティス・メイフィールド率いるインプレッションズにメロディも似通ったトコロがあり、まだオリジナリティには欠ける感もあるのですが、なんとも美しいスロウで文句のつけようはありません。

 M13「The Dip」もインプレッションズ・タイプのミディアム・チューンではありますが、この曲の素晴らしさはホント格別のモノがありインプレッションズよりもウィスパーズの方が超超大好きです。

 M14「Shake It, Shake It」はちょっと古めかしさが前面に出たドゥーワップ調のアップ・チューンではありますが、結構コレもイケルんだなあ。

 M15「Dr. Love」もコレ股カッコいいアップ・チューンで、1960年代のノーザン・ソウルの醍醐味をたっぷし味わえる名曲だと個人的には大絶賛の1曲です。

 M16「I Was Born When You Kissed Me」はまたドーリィ時代のバラードを代表する名曲でウォーレスの切ない唄いっぷりには痺れちゃいます。

 M17「Take A Lesson From The Teacher」はまたドリーミーなバラードの逸品でホント夢見心地になっちゃう気ん持ちヨカ~なナンバーで、後半の語りもスウィート~!

 M18「You Got A Man On Your Hands」はごきげんなアップ・ナンバーで、ドーリィ時代の後期の作品でもうだいぶこなれた感じになってきてソウル・クロック時代に近い作風になっています。

 M19「You Can't Fight What's Right」はドーリィ時代の中でも一番好きななんともメロウなミディアム・スロウで、ウォーレスのヴォーカルのホント素晴しいこと。この辺りのウィスパーズの凄さはもっと再評価されて然るべきなんだけどなあ。まさに歴史的名演であります。

 と至極の名曲がズラリと並びハズレ曲は一切ない素晴しいコンピ盤なのであります。ホント何十回と聴いてはいますがホント聴き飽きないもう心がときめいちゃう胸キュンの1枚なので、ソウル・ファンならマストなのであります。

 な~んて言いつつもコチラのCDは時代は昭和の1988年に発売されたモノで現在入手はかなあり困難でAmazonにも取り扱いはありませんでした。しかし前半M1~M10までの曲にソウル・クロック時代の未アルバムのボーナス・トラックが収録されたコレ股美味しいCDならありますので是非とも皆さん聴いてくださいっ!


Planets of Life/Whispers

¥1,662
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★★★★
 いやあ~、具合悪くて寝込んでる最中にビッグ・ニュースが飛び込んできましたねえ。あのSMAPが解散するかも~というニュースでもちきりですねえ。SMAPは年齢が近いこともあり思い入れもあるので、なんとか分裂しないで活動を続けて欲しいと願うばかりですが、なんかホントに解散しちゃいそうですねえ。ちなみに自分は草なぎ剛クンが性格良さそうで一番好きであります。まあ唄は下手っぴですが・・・。

 さて、先日1月9日に旭川で2年半ぶりに中学生時代のクラス会に出席してきましたあ!ウチのクラスは男女間が当時から異様に仲が良いこともあり、結構ちょくちょくクラス会はあるのですが、今回は結構人が集まり男子5名女子8名が揃いました。そんで今回は髪の色ピンク状態で行ったもので周りはかなり引いてました(汗)。中学生時代はそれなりに優等生で真面目な子で通っていたんで、周りのみんなは「あんた、いつからそんなファンキーになったのお?」とビックリされる有様。

 そして、飲み会の最中にスマホでみんなを動画で撮り、一人ひとり皆に「中学時代、誰が好きだったのお?」と質問攻めしてちょっかいを出してました。そして自分も今まで言ったコト無かったのですが、当時片思いしてた子にカミングアウトしちゃって、彼女全然知らなかったようでビックリしてました。またその子が昔と変わらずめっちゃキレイなままなのは嬉しい限りです。するとその子はバツイチで現在独身なモノで、周りのみんなからひやかされっぱなしでした。その子とはだいぶ前からLINE友達だったので、告っちゃったことでこれから気まずくならないかが心配であります。

 また、後日当時の担任の先生が退官されるそうで、今年中に再度先生を迎えてのクラス会があるそうなので、今からめっちゃ楽しみにしています。逆に高校時代のクラス会はいまもって開催されたことが無いのは残念であります。高校時代のみんなとも是非集まりたいなあ。

 さて、2001年1月の研修時に買った思い出深きアルバム特集まだ続いてまっせ~!その第3弾は隠れた名盤イレイマス・ホールの1980年発表モノでえす。

 こちらのアルバム、金澤寿和氏の名著Black Contemporary Music Guideにもしっかりレビューされていますので、ソウルファンにはある程度お馴染みでしょう。といっても彼のことはよく分かりません。一応西海岸出身のようで、録音はデトロイトで行われてるみたいです。レーベルはWestboundなのでオハイオ・プレイヤーズ的な曲もあればPファンク的な激しいファンク・ソングもあったりとなかなかバラエティに富んだ作品集になっています。それでは曲紹介へ。

 M1「Your Love Is My Desire」からしてもうキラー・トラックの登場です!なんともグルーヴィーな名曲である意味こみ上げ系のモダン・ソウルの逸品と言えるでしょう。イレイマスのヴォーカルもなんともソウルフルで素晴しい。コレは拾い物の1曲ですぞ!こちらをYouTubeレコメンド・トラックにしています。




 M2「She Shined A Light」はまた爽やか~なミディアム・チューン。メロウな曲調にイレイマスのヴォーカルもリロイ・ハトソンにも通ずるモノがあって、その手がお好きな方は必聴の1曲であります。

 M3「Feelin' Higher」はカッコいいファンク・スタイルでコレも全盛期のリロイ・ハトソン、もしくわオハイオ・プレイヤーズにも通ずるものがありまして、ズンズンとノレる1曲に仕上っています。

 M4「Think Positively」もメロウかつグルーヴィーな作品で、メロディ自体はたいしたことないものの曲の雰囲気はなかなか心地よいものがあります。

 M5「Stuck In The Mudd」はリズム・アレンジがめっちゃイカしててなんともカッコいいファンキーなナンバー。オハイオ・プレイヤーズにそっくりと言われればそれまでですが、このノリの良さはホントやみつきになっちゃいます。

 M6「Just Me 'N' You」はご存知J.R.ベイリーの名曲カヴァー。本家ヴァージョンに負けず劣らずの名演で、イレイマスのスムーズなヴォーカルはベイリーを超えていると思っています。うん。やっぱし名曲だニャ。

 M7「Funk Permit」はタイトルどおりのファンク・スタイルで、コレ股ノリの良いパーティ・チューンといった趣で演奏陣も素晴らしくこの当時のデトロイト録音にハズレは無い!というのが私の持論であります。

 M8「Super Funk」はPファンクの向こうを張ったノリノリのファンク・チューンで、それほど重たくならず軽快なところが実に聴きやすくヘヴィにならないのが良いのであります。

 M9「Will You Love Me Tomorrow (As You Do Today)」はオリジナル・アルバムでは最後を飾るナンバーで、都会的な雰囲気ただようモダン・ソウル的な1曲。アタック音がカッコいい!

 M10「Do The Rock」からはボーナス・トラックで1979年モノ。ブニュブニュ言わしてるベース・ラインがたまらなく気持ちいいグルーヴィーなナンバーで、ギター・ソロがちょっとハード気味かなあと感じますが、めっちゃ軽快な1曲です。

 M11「Life Has Feeling」は未発表曲のようで、コレ股ギターがウィンウィン言わしてるグルーヴィー・チューン。うん。コレもカッコよろし。

 と、グルーヴィー・トラック満載のこちらのアルバム。なかなかに聴き応えがあってオススメ出来ますよん。そして、この後のイレイマスなのですが、1984年にジョージ・クリントンがプロデュースを手がけたアルバム「Go Ahead」をリリースしていますが、コチラはCD化はまだかなっていないようでありますが、なかなかのファンク・アルバムでコチラもオススメ出来ます。

 さて、こちらのCDは1999年にリイシューされたものですが廃盤のようです。しかし、2006年に再リイシュー、コチラは現在でもAmazonで安く購入出来ます。そして2010年に国内盤がひっそりとリイシューされた模様ですが、品薄状態でAmazonでも1点のみ9,980円での出品となっています。ここはおとなしく輸入盤で我慢しましょう。


YOUR LOVE IS MY DESIRE/ERAMUS HALL

¥2,259
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★★★★
昨日、全国での研修のお話をしたので、今日も研修のお話の続きを・・・。

 千葉県は白井市での研修は都合3回行ってきました。最初は1998年3月の初任者研修、そして昨日触れた2001年1月の一般職員研修、最後に2005年5月の中堅(忠犬じゃあないよ)職員研修でした。一般職員研修に次いでめっちゃ楽しかったのが、中堅職員研修でした。

 こちらの研修はおおむね係長クラスになった際に行われる研修で、自分もこの年の4月に係長に昇進してすぐに研修に行ってきました。コチラは2週間と期間は短かったのですが、この時も毎晩呑んだくれて楽しい日々を過ごしたものでした。

 そして、この研修では富山県から福山雅治にめっちゃそっくりなヤツが居て、しかも福山を更にドスケベにした面白いヤツでそいつとよくつるんでました。そして熊本県からコチラは島崎和歌子をめっちゃ綺麗にしたような可愛い女の子が居ててこの時はその子に狙いを定めました。夜にガッツリその子にいっぱい話したあとに、エセ福山と部屋でまた飲み直して酒の勢いを借りて「よし、女の子の部屋へ電話しよう!」ということになってエセ福山は別の女の子、そして自分はそのエセ島崎へお電話をして夜中にデカい声でおしゃべりしちゃいました。

 そうすると、次の日の朝の研修の前のホームルームみたいな時間のことでした。担当の職員が「昨晩、部屋から大声で電話をしてた人がいます!近隣の者から多數苦情が出ています!部屋の電話は私用のモノではありません!今後同じようなことをしたら強制退去処分といたしますっ!」と話してて、「ヤベっ!俺のことだあ!」と冷や汗をかいたのを覚えています。幸い犯人は特定されてはいなかったのですが、肝を冷やしたものでした。

 この研修では、エセ福山とエセ島崎の他にもずんの飯尾にそっくりなヤツと、FUJIWARAのフジモンにそっくりなヤツも居てたもので、もし金曜日の笑っていいとも!のそっくりさんコーナーに行けるのであればこの4人を連れていって紹介したかったなあと今でも思っています。いやあこの研修もホント大暴れして楽しかったものだなあとしみじみ思います。

 さて、2001年の研修の際に買った思い出深きCD特集の今回はフリーソウルファンならお馴染みの定番アルバム、ナイトフライトの傑作2ndアルバムです(1981年発表)。

 ナイトフライトについては既に1stアルバムについてはレビュー済みですが、フリーソウル・ムーヴメントで一躍脚光を浴びたもので、しかも後述しますがこの2ndでは収録された1曲が某アイドルグループがネタに使用して更に注目を浴びるというちょっと皮肉めいたものでした。

 ナイトフライトはサウンドメイカーのサンディー・トレノとシンガーのハワード・ジョンソンとの白人と黒人のデュオで、サンディーの創りだす絶妙なサウンドとハワードのソウルフルなヴォーカルが素晴しい名コンビ。ハワードはソロ転向後もカシーフ、システム、ジャム&ルイスと時代の最先端をゆくプロデューサーと組み傑作アルバムを残しているのはもう言わずもがなですね。このアルバムでもサンディーの才能がキラリと光る名盤に仕上がっているのであります。それでは曲紹介へ。

 M1「You Are」はもはや説明不要でしょうね。といっても知らない方もいるわけで説明いたしますが、サビがあのSMAPの「ガンバリましょう」のネタにもなったリズム・アレンジが素晴しい1曲で、ハワードのファルセットを駆使したヴォーカルも聴き逃すことも出来ず、途中のギター・ソロもフュージョン・チックで時代を感じさせます。やはりこの曲は是非聴いてもらいたいということでYouTubeレコメンド・トラックにしております。





 M2「You're Breaking My Heart」は彼らを代表する名バラードで、ちょっとAOR色もある憂いのあるメロディにホントにグッときちゃう名曲でこちらも聴き逃し厳禁であります。抑えめに唄うハワードの哀愁あるヴォーカルも実に素晴しい。

 M3「Shoot From The Hip」はレゲエっぽいリズム・アレンジにちょっとコケそうになりますが(1981年当時レゲエは流行っていたのかしらん)、女性コーラスも交え軽快にすすんでゆくあたりは、コレもサンディーのプロデュース能力ということでしょうか。

 M4「Anyway You Want」は冒頭のカッティング・ギターからもうのめり込んでしまうコレ股めっちゃカッコいいアップ・ナンバーでこちらも彼らの代表曲の1つでしょう。サンディーのコンポーズ能力もさることながら、やはりソウル・ファンならハワードの柔軟に唄い分けるシンガーとしての実力を思い知らされるナンバーに仕上がっています。

 M5「Sexy Dancer」はタイトルどおりなかなかに踊れるダンサー・スタイルで、決して重く暑苦しくならなく爽やかに聴かせるあたりがさすがナイトフライトだなあと思わせます。

 M6「On Your Own」は珍しくハワードがペンを取った1曲で、こちらもなかなか良いメロディをもった佳曲でギター・ソロもものすんごくカッコいいのであります。

 M7「Alicia's Song」はコレぞ!マイアミ・サウンド!とも言える爽快なインスト・ナンバーで、フュージョン・サウンド・ファンでもある自分には堪えられない1曲でサイコーの一言につきます。でもフュージョン・ファンでは無い人には退屈に聴こえるのでありましょうか?

 M8「I Knew It Couldn't Happen」はアルバムの最後を飾るにふさわしいシンプルなバラードで、その切ないメロディは見事でホントに夢見心地になっちゃってオヤジは思わずソファに崩れてヨヨと咽び泣くいつものヤツです。ホントコレ股めっちゃ名曲!

 と、ソウルファン、AORファン、フュージョンファンにも訴えかけるこちらのアルバム、エバー・グリーンとしてクラブ世代に絶大な人気を誇るのもホント納得!の一言につきます。このアルバムを残しこの名ユニットが解体してしまったのが残念でなりません。サンディーは実質上ここでシーンから遠ざかってしまうのですが、もうソングライター、プロデューサーとしての能力は使い果たしてしまったのでしょうか?人生華やかなりし日々は短いものだと思い知らされるのであります。

 さて、こちらのCDは1996年、2008年、2009年にリイシューされているのですが、この中では2009年に発売されたものが現在もカタログから外れていない模様でAmazonでも在庫がございます。フリーソウル・ムーヴメントから有名になったということで敬遠されているまっとうなソウルファンもいるでしょうが、やはりナイトフライトは1st、2ndともマストな出来になっていますので、コレクションしなくちゃならいと思いますよお!


ナイトフライトII/ナイトフライト

¥1,890
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★★★
 え~、私、毎年1月2日は地元は旭川の上川神社へ初詣に行くのですが、今年も行ってまいりました。そしてまずは病気が今年こそは治りますようにとナムナムお参りして、おみくじを引きました。そしたら15年ぶりに大吉が出ましたあ!

 忘れもしません。15年前は東京の浅草寺で引いたものでした。2001年1月に千葉の白井市で全国の職場の一般職員研修というヤツで3週間過ごしたのですが、その時の楽しかったこととやら。確かに都心から白井市の研修所まで行くのに悪名高き北総・公団線に乗って90分くらいかかる不便なところだったのですが(運賃もめっちゃ高いっ!)、ホント思い出深いトコロなのです。

 その時は北は北海道から南は沖縄まで全国から100人超集まって、しかも男女がちょうど半々で、研修と言いつつも勉強はそこそこに毎晩お酒ばっかし飲んではしゃいでおりました。

 しかも、いやらしいことに当時22歳の若くて可愛い女の子ばっかし的を絞って、地元の釧路からカニやウニやら美味しいモノが届いたときには、お気に入りの女の子だけに声を掛けてごちそうしたものでした。そして、やっぱし嬉しいのが全国各地から特産物がいっぱい届いてお酒の肴には不自由しなかったものです。

 話は戻ります。浅草寺には初め男7人女3人で行ったのですが、その際に偶然同じ研修仲間の女性陣5人組と遭遇し、めっちゃかわいこちゃん揃いで嬉しかったのを覚えています。そして、その後浅草から出てるお船でお台場に行って楽しい時間を過ごしました。ホント大吉が出たのも当然で、この研修の間は人生で最も充実した毎日で今でも忘れられなく、まだ同期生とは結構多くの人と今でも連絡取り合っています。そして研修からちょうど15年ということで、ちょっとしばらくこの間に購入したCD、レコードをレビューしていきたい思います。ホントどのアルバムも思い出いっぱい!面舵いっぱい!by U-Turn土田であります。

 その第一弾はちょっとマニアックですが、デトロイトを拠点としたレーベル[Sunstar] から'76 年にリリースされた、ヴォーカル/キーボードのマイケル・オー、ベースのキャリー・ハリスを中心にしたプロジェクト・アルバムです。

 こちらのアルバムもお馴染みU.S.Black Disk Guideのドクターヒトシのコーナー、究極のLPコレクション(グループ編)でレビューされているので、このへんてこりんなジャケに見覚えある方も多いでしょう。自分の持ってるCDは輸入盤のため、あまりこのユニットについては分からないのですが、ホント研修の時、夜中に聴きまくっていたので思い出深きアルバムとなっています。それでは曲紹介へ。

 M1「Ecstasy,Fantasy & Dreamland」はちょーど良いミディアム・テンポの佳曲で、マイケルの優しさも垣間見せるソウルフルなヴォーカルも素晴しい。そして間奏のフルート・ソロもなかなか粋で演奏陣にマイナー臭はあまり感じられません。

 M2「Let Me Be With You Awhile」はしみじみとしたスロウ・チューンで、なんとも寂しげな雰囲気が堪らない1曲です。

 M3「Here I Go (Through These Changes Again)」は軽快なテンポが気持ちいいアップ・チューンで、トランペット・ソロやバックに微かに聴こえるヴィブラフォンもいいアクセントになっています。活発なドラムもいい感じ。今回こちらをYouTubeレコメンド・トラックにしましたあ。





 M4「Feelings」はなんともメロウなスロウ・ナンバーでマイケルのヴォーカリストとしての器のでかさにグッと胸が締め付けられる思いです。

 M5「A Piece Of Mine」はコレ股グルーヴィーなインスト・ナンバーでホントカッコよろしいがなあの一言につきる1曲です。コレはフュージョン・ファンにもオススメしたいです。

 M6「Spread Love」はウネウネしたベース・ラインが印象的な哀愁味たっぷりのミディアム・チューンで、このアルバムでも白眉の1曲です。

 M7「Keep My Fire Burning」は少しレイド・バックした雰囲気が堪らないスロウ・チューンで、ギターの切ない音色がホント辛抱タマランのであります。

 M8「You Opened My Eyes To The World」はなんともレア・グルーヴ的な1曲で、この沈みこんでゆくベース・ラインが気ん持ちヨカ~であります。

 M9「Afterwhile」は波の美しい音とそれに被さるエレピの音色がめっちゃ美しいインスト・チューンで、ビーチで聴いたりするのもアリだなあと思わせるサマー・アンセムであります。

 M10「I Don't Know You」は女性ヴォーカルがリードを取る、実にモダンソウルの理想形とも言える快楽的ミュージックがここにあります。いいメロディだなあ。

 M11「Hear The Message」はジャジーな雰囲気も漂うスロウ・ナンバーで、コーラスもめっちゃ美しい。

 M12「Spread Love (Book Of Life)」はM6の別テイクかと思いますが、コチラの方が音に厚みがあり、コーラスも前面に出ており聴き応えタップリであります。

 と、マイナー産のアルバムながら、録音状態はかなり良くモダン・ソウル好きな方ならかなりニンマリしてもらえるなかなかのアルバムに仕上がっています。意外と拾い物の1枚ですぞ。

 さて、こちらのCDは2000年に発売されたものですが、廃盤のようですねえ。んが、しか~し、2015年にP-VINE様からリイシューされてるではあ~りま専科!で、もひとつしか~し!M10からM12は収録されていないではあ~りま専科!M10以降も聴いて欲しいんだけどなあ。まあ、とにかくマイケル・オー聴くなら今だ!今田繊維のはるさめスーツ!なのであります!


スプレッド・ラヴ [紙ジャケット]/HARRIS AND ORR (MICHAEL ORR)

¥2,592
Amazon.co.jp

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