@00239/Timothy Wilson/S.T. | kengold light/mellow/soulful

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soul musicを中心に幅広い音楽分野でlightでmellowだと思うモノをどんどんレビューしていきたい思います。Amazonでの商品紹介も出来るモノであれば紹介していきますので是非購入してください。僕の多少の副収入になります(笑)。



★★★★
 ただいま、大学の受験シーズンまっただ中ですねえ。自分も24年前の今頃は連日大学入試でヒイヒイ言ってた頃です。ホント精神的にも追い込まれてかなりヤラれていましたわあ。ホント入試が終わって割とすぐに合格発表で新聞に名前が載っていた時にはホッと胸を撫で下ろしたモンです。今の若い子たちは知らないでしょうが昔は全大学の合格者の名前が新聞にデカデカと載っていたんですよお!一体いつから新聞に掲載しなくなったんでしょうか?やっぱし個人のプライバシー云々がうるさくなったんでしょうねえ。

 そんな自分、こう見えて中学時代は非常に出来る子で300人以上いるひと学年の中で、中間や期末テストでは常に10番以内に入っていたモンです。そして1回だけ中2の学力テストで学年1番も取ったコトあるんです。たいして勉強してたわけでもなかったんですけどねえ。つまりはバカ中学校だったと言うことです。

 そして高校進学となるのですが、この学校が入学した時と卒業した時の偏差値の落ち方が北海道一と呼ばれるホントゆる~いトコロでありまして、そんなわけで(まあ、部活のテニスに夢中だったコトもありますが・・・)、高校入ると成績はガタ落ち、落第生となってしまうのであります。特に理数系が全くダメで、数学は1年生の数Ⅰからしてついていけず追試の常連、「♫数学なんてちんぷんかんぷん~♫ま~るでお手上げ~♫微分積分二次関数~絶体絶命赤点ね~♫」(おニャン子クラブの「およしになってTeacher」より)状態なのでありました。

 そして更に酷かったのが化学、物理でしたねえ。高2の物理の期末テストがあった時、偶然の選択問題の正解のみの100点満点中の2点という数字を叩き出し笑ったモノでしたが、この時のテストはみんなもちんぷんかんぷんだったようで全クラスの平均点が9点という散々たるものでした。それで先生もなんたるちあ、さんたるちあ!ということで再試験になってしまう有様でした。それでも自分は全く勉強せずにまたもや選択問題のまぐれビシバシで9点という成績で上がったあと思いきや今度は平均点60点以上で余計惨めな目にあうのでありますた・・・。ホント化学や物理出来る人は尊敬するわあ!

 そんな自分なんで当然国公立大学はてんでムリ、おもっきし私立文系で当時は現代国語、英語くらいしかまともな点が取れませんでした。ホントは東京の大学、東洋大学や法政大学、獨協大学なんかを受験したかったのですが、親の反対で断念。札幌市内のしょぼい私立大学に入学とあいなるのでした。

 よく昔に戻るならいつがいい?という問がありますが、自分ならもちろん高1の春に戻ってもっと真面目に勉強したかったあと今でも思うのであります。テニスなんかやらずに。でも生涯勉強なのであります!ただいま社会保険労務士のお勉強を継続中の傍ら、先日ついにスピードラーニングの受講の申し込みをいたしましたあ!これからは英語のお勉強をもっと本腰で頑張りたいと思っています。応援してねえ!

 さて、本題に入ります。またソウル・マニアしか知らないアーティストで申し訳ないのですが、ティモシー・ウィルソンの唯一のアルバム(1978年発表)です。

 こちらのアルバムもお馴染み名著U.S.Black Disk Guideでしっかりレビューされているのですが、それを見てこのアルバムを手にとった方はそうは多くはないでしょう。スウィートでもディープでもないということで、日本のファンからはほとんど無視されてきたレコードと書かれているし・・・。一応そこではイギリスではこのLPは高い値がついているということで内容もなかなか良いと辛口評論でお馴染みの鈴木啓志氏も記述してはおります。そこでCD化された際に自分はすぐさま飛びつきました。そうするとなかなか良いじゃんと思ったものです。

 彼はかなり古い経歴の持ち主のようで1965年には既にデビューしている実はベテラン・シンガーなのです。ただし出身地もよく分からなければレコーディングもニュージャージーなのかしらんというかなりオブスキュアな人物ではあります。ちなみにソング・ライティングには全く関わっていなく純粋なシンガーのようであります。まあ、彼についてもう説明することは出来ないので曲紹介へ。

 M1「Sugarland Express」から実に爽快なフィリーダンサーで絶好調!シグマ・サウンド録音と言われてもおかしくない程の出来栄えでこの手は大好物!ムシャムシャ。ホーン・セクションやストリングスも活躍し、ティモシーのヴォーカルもややクセはあるもののなかなか好みのシンガーです。こちらをYouTubeレコメンド・トラックにしております。




 M2「It's Love Baby」はウォーキング・テンポのコレ股フィリーの香りのするスムーズなナンバーでコチラもかなりレヴェルは高く自分は大いに評価したいです。

 M3「Keep It Up Don't Let It Go Down」は女声コーラスをフィーチャーしたまた心地良いテンポのミディアム・チューンで、1978年という時代にありながらデスコの匂いが全くしないのがこのアルバムの素晴らしいトコロ。コレはプロデューサーの力が大きいのでしょう。

 M4「Gotta Fall In Love Again」はメロウな一面も表すミディアム・スロウで、メロディもなかなかに良く出色の出来映え。聴き応えタップリでこちらも是非オススメしたい1曲です。

 M5「(Wear Your) Red Dress (Tight)」はまたフィリーダンサースタイルの佳曲。あまりきらびやかすぎないのがいいんですわあ。キャッチーすぎちゃうと聴き飽きちゃいますからねえ。

 M6「Follow Me」はスロウ・テンポの味のある1曲ですが、ちょっと曲自体の魅力に欠けるかな。でもティモシーの切ない唄いっぷりはなかなか聴きモノです。

 M7「Who Babe」はヴィブラフォンもフィーチャーした実にメロウで味わい深い1曲で、ホントその心地よさにうっとりしちゃうその雰囲気の良さというかセンス一発の出来に脱帽でありんす。

 M8「We Just Can't Help It」もフィリー・サウンドの良いトコロどりしたミディアム・チューンで、少々地味めながらもコレ股傑作と言って過言ではない快調なナンバー。実に真のソウルファンの心をくすぐるのです。

 と、アルバム全体の統一感もあり、非常に心地よく飽きずに聴けるモノとなっておりイギリスで人気が高いのも納得がいきます。コレはホント隠れたソウルの名盤のひとつと言えるモノで全ソウルファン必聴と断言出来る作品なのであります。

 さて、こちらのCDはU.K.のexpansionレーベルからリイシューされたもので、Amazonでも最安値554円から出品中で1,000円台でも多數あります。あまり人気が無いんですかねえ。もっと多くの人に聴いていただきたい逸品でありますよお!


Timothy Wilson/Timothy Wilson

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