@00120/Sadane/One Way Love Affair | kengold light/mellow/soulful

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soul musicを中心に幅広い音楽分野でlightでmellowだと思うモノをどんどんレビューしていきたい思います。Amazonでの商品紹介も出来るモノであれば紹介していきますので是非購入してください。僕の多少の副収入になります(笑)。




★★★★
 う~ん!睡眠障害ちいとも良くならな~い!今までも睡眠薬10錠近く飲んでてもダメで今回少しお薬減らしてもらったんけど、1時間半睡眠が4日くらい続いて、そして今度は4日くらいダウンして寝込んじゃう繰り返しでもう身体がもたんわあ!今の主治医じゃダメダメだわ・・・。

 さて、今回はエムトゥーメイ/ルーカスコンビによるプロデュースの最高傑作といえるサダーンの1stアルバムです。(1981年発表)

 以前、同じエムトゥーメイ/ルーカスのルーカスによるユニット「サンファイア」を紹介しましたが、グループもので最高傑作がサンファイアなら、ソロ・アーティストとして抜群の内容を誇るのがこのサダーンなのであります。

 1曲目からキラー・トラックの登場です。「One-Way Love Affair」でありまして、ゆったりとしたサウンドにサダーンの最高にソウルフルなヴォーカルが乗る、なんとも味わい深い聴き飽きないまさに演歌級の素晴らしさで、もう絶句であります。こんな奥ゆかしい作品はソウル界に名曲多しと言えども他にはなかなか見当たらないほどの素晴らしさであります。もちろんYouTubeレコメンド・トラックにしていますので、じっくりご堪能あれ。

 M2「You're The One For Me」はいかにもエムトゥーメイ/ルーカスらしい気持ちのいいアップ・テンポのナンバーで、ホントこの手は大好物であります。それにサダーンのスムースで味のあるヴォーカルが楽しめるコレ股大傑作です。

 M3「The Fool In Me」はまた爽快なミディアム・ナンバーでサウンド、ヴォーカルともに文句無しの仕上がりで、ここまでの3曲だけでもう完璧な出来栄えでもうエヴァーグリーンであります。

 M4「Never Gonna Stop This Heart Of Mine」はスロウとなり、サダーンのヴォーカルもじっくりと唄われて聴きモノなのですが、アップ・テンポのナンバーに比べると曲自体の出来はやや落ちます。エムトゥーメイ/ルーカスの作品はバラード作品に波があるのが気になります。

 M5「Standing In The Shadow Of Love」はお馴染みフォー・トップスのカヴァーとなりますが、出来は決して悪くないものの、なぜにこの曲をとちょっと頭をひねるのであります。

 M6「Sit Up」はコレ股いかにもエムトゥーメイ/ルーカスらしいファンク・ナンバーで好き嫌いが分かれるトコロではありますが、個人的にはなかなか好きな1曲であります。

 M7「Girl Come On (Let's Get It On)」は1981年当時のニューヨーク・ダンス・スタイルの充実ぶりを表すM2に匹敵するカッコいいナンバーに仕上がっており、ホント時代を表す見事なナンバーです。

 M8「Love Can't Wait」は2曲目のスロウ・ナンバーですが、こちらもやや平凡な出来で、もっとエムトゥーメイ/ルーカスなら出来るはずなのにいと思わせる少し残念な仕上がりです。

 M9「Midnight Love Dance」はまたダンス・スタイルの曲に戻り安心させてくれます。M2やM7のナンバーに比べると出来はちょっと落ちますが、サダーンのヴォーカルは相変わらず快調で聴き逃せません。

 ラストを飾るM10「Make Up Your Mind」も爽快なダンス・チューンで、エモーショナルなサダーンのヴォーカルにはただただ聴き惚れるのみであります。

 と、曲によってはバラツキのあるアルバムですが、80年代初頭のソロ・ヴォーカリストの逸品として大推薦のアルバムです!ただ当時おもっきし売れなかったらしく作品の出来とセールスは全くもって一致しないのと思い知らされるのであります。それでも、翌年マーク・サダーン名義で2ndを発表出来ただけでも幸せと言えるかもしれません。その2nd「Exciting」も良く出来た作品なので1年後くらいにレビューしたい思います(笑)。

 さて、このCD、2004年にVIVIDレーベルから完全限定生産として発売されて、とっくに廃盤になってると思いきやまだAmazonに在庫ありますので、ホントあるうち買うときや!byサム男ですよお!







ワン・ウェイ・ラヴ・アフェア/サダーン

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