これから書くのは、親戚含む毒一族を観察して感じたことだが、他の毒集団(ブラック企業など)にも通じるものはあると思う。
まだ「心がけたい具体的対策」までは辿り着けておらず、方向性と問題点のようなものがうっすらと見えてきただけである。
彼らの根底には、通常の健全な集団にはないような「同調圧力」があり、時に数の力により醜悪なことでも平気でしてしまう怖さがある。
昔、親戚の中に、エリート志向の毒一族には馴染まないような、ちょっとグレかけた男性がいて、鼻つまみ者扱いされていた。
今は私自身も、毒一族とは連絡を絶っているため、似たような扱いになっているようである。
これから書く件は恐らく、彼も毒一族となるべく距離を置いていた故に起こったことで、むしろそういう人のほうがまともだったかもしれないと、今は思う。
私が高校生の頃、その人が結婚するらしいという話になり、興奮した毒一族が結託してストーカーまがいのことをした。
うちの毒母含め、親戚数人で「お相手の女性の偵察」をするために、彼女が働いているパン屋だかクリーニング屋だかに車を乗り合わせ、押しかけたらしい。
後日、わざわざ道を聞くふりをして店の外まで出てこさせ、こっそり撮ったという写真を囲み、親戚一同が盛り上がっていた。
撮られていることに本人は気付いていない写真なので当たり前なのに「ブサイク」とかいろいろ言っていて、性格の悪い人達だと私は思った。
そういうことを主導して喜んでいたのは、たいてい毒祖母の末の妹(もうだいぶ高齢)で、私は小さい頃からこの人にも随分嫌なことをされたり言われたりしたので、大嫌いだった。
最近父が、地元の駅で彼女に偶然(だというが本当に偶然かは不明)遭遇してしまい、頼まれたから私たち夫婦の最近の写真を見せたという話をしていて、その時のことを思い出した。
彼女がどうせまた、ろくでもないことを言いふらしているであろうことは黙殺するとしても、そのうちそれ以上の情報がうっかり漏らされないとも限らない。
かと言って、毒集団に属しているからというだけで、皆まとめて縁を切るのではなく、その中でもまともと思える人がいるようであれば、そういう人とはできれば繋がっておきたいと思う。
これだけ毒家族から逃げておいてこんなことを言うのもおかしいけれど、やはり人の縁はできれば大切にしたいからだ。
以前も、ブラックヨガ教室で同じような状況になり、その時は一人ひとりを吟味することなく、全員まとめて関係性をバッサリ切ってしまった。
けれど、実は一人ぐらいはまともな人もいたのではないかと思い、後から少し後悔した。
父に関しては、やはり母方の毒一族のことはおかしいと思っているようだし、毒母との連絡手段はないようなので(離婚しているので当然だが)毒一族の中で唯一こうして辛うじて繋がっているが、こういう話を聞くと少し悩む。
まともな人との縁は大切にしたいが、その人の背景にある変なしがらみや行動まではどうにもできないから、難しい問題になる。