最近、社員ではなく派遣の人から仕事を教わる、変な派遣先が増えている(本当はダメらしい)。



単純作業であれば、問題なく引き継ぎが進むけれど、そうでもないことも多く、非常に苦労する。



教える側の派遣社員が「その人自身は作業できるけれど、作業目的を理解していないから説明が超下手」なケースに当たってしまうと、教わる側としてはもう訳がわからなくなり、最悪である。



そういう場合は、他に聞ける人がいるか、調べてわかる範囲でなければ、もうお手上げである。

当然、出入りも激しくなる。



自分の家も似たようなことになっていたなと思い出す。



家は、もういつの代から宗教にはまっているのか、自分が「宗教何世」なのかもわからない状態であった。



だから多分、親の代には既に「その行為の必要性」や「なぜ禁止なのか」など、よくわからなくなっていた事柄も多いに違いないと思う。



ただ、親が上の代から自分も強要されてきた事を、不都合がなければ疑いもなく下の代にさせるタイプの人間だったから厄介であった。



そして、何でも「とにかくこうしろ」もしくは「絶対禁止」という風に「どうしてそれが必要または禁止」なのかという質問をさせる隙を与えないことで、少なくともその家にいる間は、互いにやり過ごせていた部分が大きいように思う。



けれど、そういうやり方ではあくまで「その集団にいる間」しか通用しない。



仕事でも他のことでも、上辺だけではなくやはりロジックのようなものも理解しようという姿勢で取り組まないと、応用もきかないし後々困ることになると思う。



「思考停止」「教科書丸暗記」的な生き方をしている人が周囲には多いけれど、最初は言われたまま真似でも、やはりそれではいずれ躓くことが多いと感じる。



いろんな仕事がロボットに取って替わられる時代も近いらしいので、今後は尚更そういう生き方は通用しなくなるのではないかと思う。